まいにちまいにち

百聞は一見にしかず、百見は一験にしかず。

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終戦記念日に

昨日は8月15日終戦記念日NHKTVでも政府主催の記念行事の中継をやっていた。ただそれについては、特に何か大きな感慨もなく、なんとなく終わった一日だった。熱中症の心配に気をとられるのだからしかたない。

今朝のBLOGでも終戦記念日のことなど書くつもりも、その予定も全くなかった。しかしちょっとそれについて書いておこう、おきたくなったのは、朝起きて受け取った一通のメールのせいだ。MPCパソコンクラブのメーリングリストへの高石道生氏の投稿だった。

高石氏は私より一歳年下だが、8月15日が誕生日、それを記念してという意味もあったのだろう、新しくアメーバーBLOGを始められた。そしてその中で、氏にとっての終戦記念日のさまざまな思いを書かれているのを拝見した。

それを読ませていただいているうちに、突然自分もこの「終戦記念日」に
ついてのいくつかの思いについて書いておきたくなった。それで急遽予定変更となった次第である。

そもそも私にとっても、なにかと、因縁のある終戦記念日なのである。

まず73年前のこの日、私は一体何処にいて。一体何をしていたかである。
その時私は富山県魚津市の祖父母の実家に疎開していた。私には7人の兄弟姉妹がいて両親と共に大阪の堺市に住んでいた。戦争の激化で、どういうわけか、同じ年の4月から、私と二歳年上の姉が父方祖父の家に疎開させられた。

小学校二年生の夏休みの日だった。最初あの日に起こったことなど、一切知らなかった。祖父の家にもラジオはあったが、故障していて、あの玉音放送など一切聞いていない。午後遅くなって、姉の友達が訪ねてきて、その玉音放送のこと、そして戦争が終わったことを教えてくれた。

私にはその意味がよく分からなかった。が、ただこれで、堺の父母の家に帰れると思い、そのことがうれしく、その期待に胸を膨らませたことは覚えている。

ところが、8月が終わっても、9月になってもなかなか父が迎えに来てくれ
なかった。当時の鉄道事情のこと、切符がなかなか取れないこともあった
が、実は当時、国鉄の列車、魚津の駅に停車することが禁止されていたからだ。なんと当時魚津市内でコレラが蔓延していたからだ。

その問題も解決して9月末になってやっと父が迎えにきてくれ、待望の
兄弟姉妹7人と両親の待つ堺の実家に帰れた時は本当にうれしかった。

祖父母の家ではそんなことはなかったのに、堺の実家では母が毎日なんらかの食べ物を用意するのは本当に大変だった。餓死することはなかったが、朝昼晩、砂糖のカルメラ焼き、玉ねぎだけ入ったお好み焼だけの日もあった。

それでもそのうちアメリカの食糧援助で、学校給食もあったし、とうもろこし
脱脂粉乳でなんとかなった時代である。それがアメリカでは、家畜の飼料であることなど知るのはずっと後になってからのことだ。私はそのことに
不快感はなかった。

なにしろ不思議なことに、戦争に負けて日本を占領しているアメリカ、アメリカ軍、アメリカ人に悪感情を抱くことなど全くなかった。悪感情どころか、自分にとってはアメリカは憧れの国となっていたのである。

進駐軍の兵士に群がって、「ギブミーチョコレート」と乞うことなどなかったが
あんなおいしいものを食べたことがなかった。いつか好きなだけ食べれるようになってやるぞ、兄弟にも食べさせてやるぞと心に決めていた。それは25年後に実現する。

ちなみに私、1063年11月のケネディ大統領暗殺、1964年の東京オリンピックはアメリカのTVで見ていたのである。前者は白黒、後者はカラーTVだっと記憶する。

小学校、中学校、高校と進む中で、日本は奇跡的復興、経済発展を遂げる。私はそれもこれもアメリカの軍事的、経済的な支援のおかげだと思ってきた。

大学に入ったころ。例の日米安保闘争が勃発する。今の安倍首相の祖父岸信介氏の主導によるものだった。大学三年の時、全学連、大阪学府連の指令で、日米安保反対、授業ボイコットの騒ぎとなった。私はそれには賛成できないとばかり、学校に一人出かけたものだった。

その結果、私の信念は正しかったことは証明されたと今でも思っている。もちろん、そのアメリカ、広島・長崎への原爆投下など許せないこともやっている。ただそれもアメリカ側のでっちあげ、屁理屈の感はあるが、たしかにそのおかげで、天皇が終戦の決意をした面はあることは否定できない。それがなかったら、日本はもっと酷い泥沼に追い込まれていただろう。

日本はもう二度と戦争をしないという平和憲法を守ることについては、私は基本的に賛成である。そのことと、日米安保条約を最大限堅持することは何ら矛盾するものでないとも思っている。

そのアメリカ、今や日本のみならず世界中から不信を買っているのは実に
困ったことだ。それはひとえにあのトランプ大統領のせいである。そのトランプ、アメリカの殆どのメディアを相手に対抗しながら、その支持率がそれでも30%40%と結構高いのは一体どういうことなのか。そのことこそアメリカそのものの存立の危機を表している。

問題の中間選挙で共和党大敗、トランプ政権の終焉というのが、最善
の道筋だが、果たしてそうなるかどうか。

これこそが、終戦記念日にあたって私が感じたもっとも大切な懸念である。
アメリカのことはいい。日本はどうなのか? 

安倍首相、トランプの言いなりのようなところもあるが、EUとの経済提携といい、TPP推進ということでは、トランプをちゃんと牽制しているところはある。大きな方向性では間違っていないと考える。だって他に代わるものいないではないか。

もちろんもっとフレッシュでダイナミック若手リーダーの登場をなにより
期待したいところはある。

終戦の日の雑感というには、なんとまあ、雑な、まとまりの悪い一文となってしまった。お許しいただきたい。

この機会を作ってくれた、高石道生氏のBLOG開設に祝意と今後の展開への期待を表明させていただく。

tad






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