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「将棋の加藤一二三(ひふみ)九段(77)の今期限りでの現役引退が19日、決まった。
将棋界には、自ら引退を決断しなくとも成績低迷により引退を余儀なくされる規定がある。名人を目指す棋戦「順位戦」の最下級であるC級2組に在籍する棋士は、リーグの年間成績下位に付けられる降級点を3度取ると、順位戦参加資格のないフリークラスに降級する。降級後にフリークラスに在籍する資格は60歳までと規定されており、既に77歳の加藤九段には資格がなかった。」Yahoo
「76歳現役プロ棋士加藤一二三九段」のことを昨年12月30日のBLOGで書いた。是非もう一度読み返していただければ幸いである。プロ将棋界最高齢の加藤一二三九段が中学二年生最年少藤井と戦って敗れる話である。こんな話を読んでいると、人工知能がどうの、それに勝てるか勝てないか、などの話をしていること自体、次元の低い話だと思うのである。
加藤一二三九段、そして藤井聡太四段は、将棋界の一番下のC2というクラスのリーグ戦で戦っていたのだが、その後加藤一二三九段は負けがこみ、19日の棋戦で敗れ、そのC2クラスも維持できないことになった。それでプロの将棋界からの引退が決まったというニュースなのだ。
そうなった加藤一二三九段、残念には違いない、もっと現役を続けたかったが、しかしそれが厳しいプロの世界と納得して引退の決意をかためられらたに違いない。引退が決まった時の写真を拝見しても、なにかほっとしたような、穏やかな表情であり、その間の微妙な気持ちの現れのようだ。
もうやるだけのことはやった、後は余生をどう過ごすか。幸い健康に恵まれ本職の将棋以外音楽に造詣が深く、それを楽しむ時間が増える。棋界に限らずさまざまな世界の人びとの交流をゆったり楽しむ時間を持てるのだ。そんな幸せをこれからたっぷり味わえる、味わっていただきたいものである。
羨ましいかぎりではないか。
加藤一二三九段、将棋界でも孤高の存在であった。さまざま微笑ましい奇行の持ち主でもあった。同期の競争相手、中原、米長、谷川氏などがいる。将棋以外にもその才気万能の方々だ。加藤九段はそうした棋士に匹敵する成績は残している。がこれまで将棋界の運営、理事、会長などの要職を務めることは一度もなかった。そうした役職には一切お呼びがなかった。ご本人がそれを避けたことはないのだろうが、要するについぞお呼びがなかったのである。それが世の中というものだ。
それは残念なことではあったが、これからの残りの人生、棋界になんのしがらみもなく、楽しく生きるためには大変いいことであるかもしれない。そんな気がする。
加藤一二三氏のこれからの人生が、豊かで、楽しいものであることを心から祈りたい。
tad
参考記事:
加藤一二三九段引退:yahoo
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