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			<title>たいりょうのちょっと一息</title>
			<description>ミステリーの感想を中心に、本・映画・音楽・サッカー・野球と、気ままに書き綴ってます。
お暇な方、ここでちょっと一息ついてみませんか？</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/tai_y1976</link>
			<language>ja</language>
			<copyright>Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.</copyright>
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			<title>たいりょうのちょっと一息</title>
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			<description>ミステリーの感想を中心に、本・映画・音楽・サッカー・野球と、気ままに書き綴ってます。
お暇な方、ここでちょっと一息ついてみませんか？</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/tai_y1976</link>
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		<item>
			<title>『あなたもスマホに殺される』（☆２．８）　著者：志駕 晃</title>
			<description>&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;&lt;img src=&quot;https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-55-de/tai_y1976/folder/767178/10/64832410/img_0_m?1563849630&quot; alt=&quot;&amp;#x0030a4;&amp;#x0030e1;&amp;#x0030fc;&amp;#x0030b8; 1&quot; class=&quot;popup_img_352_499&quot;&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;&lt;pre class=&#039;wiki&#039;&gt;　中学教師・鈴木のスマホに、ある日「自殺相談室」という怪しいSNSから招待が届いた。自殺志願者の匿名の相談に、4択から1つ意見を選び答えていく中で、鈴木は他人の人生を覗き見るような感覚の虜になっていく。しかし、担当クラスの女子生徒・雨宮を招待して以降、いつのまにか「自殺相談室」が学校中に蔓延し、ついには新人教師の山本が自殺してしまい……。あなたも他人事ではいられない、驚愕のサイバー・ミステリー!


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&lt;/pre&gt;

&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　「スマホを落としただけなのに」の作者がおくるSNSを土台にしたミステリ。&lt;br /&gt;
　ネット上での自殺相談室って昔からありますが、いわゆる掲示板やHPといったかつてのツールからSNSに舞台が変わっているのが現代的。でもこのSNSのシステムって別にSNSじゃなくてもまったく問題ないというか、SNSというよりゲームに近い気がします＾＾；；&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　自殺相談を通して人の悩みを覗く感覚というのは、ある意味人間の奥に隠れてる欲望というか優越感をむき出しにしていくようなもので、SNSという現代的ツールだからこそではなく乱歩の時代から取り扱われてるものですが、インターネットという世界の中でその匿名性は高くなるわけで覗き見るという行為のモラル的ハードルは低くなっているのかもしれません。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　この物語の主人公鈴木先生も、安易にSNS招待状に応じたためにとんでもない事態巻き込まれるわけですが、システムそのものの気軽さ（このあたりはまさにゲーム）はのめり込むのはわからないでもないです。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　ただ、徐々に自殺相談室の泥沼に落ち込んでいく過程であったり、彼を介してSNSに参加していく生徒や同僚たちについての展開は、スピード感を優先（？）したかのような展開のせいなのか、そこまでなっちゃうところが腑に落ちない。また、主人公のトラウマともいえるある人物の造形に至っては、平成というより昭和な感じがして今の世界にこの人物がいてもカリスマになる前に問題になって人生終了なんじゃ。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　胸糞悪いラストに至る伏線に関しては張り巡らされていますが、それがなくてもなんとなく想像できてちゃうかなぁ。どうせこういうオチなら、もっと突き抜けた展開であっても面白かったかなぁ。&lt;br /&gt;
　素材を色々と盛り付けているけれど、どれも前面にでてきちゃって味がぼやけたって感じでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;&lt;table class=&#039;wiki&#039; cellpadding=&#039;3&#039; cellspacing=&#039;2&#039;&gt;
&lt;tr class=&quot;wiki&quot;&gt;&lt;td class=&quot;wiki&quot;&gt;採点&lt;/td&gt;&lt;td class=&quot;wiki&quot;&gt;　　☆２．８&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;
&lt;/table&gt;
&lt;/div&gt;</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/tai_y1976/64832410.html</link>
			<pubDate>Tue, 23 Jul 2019 11:40:30 +0900</pubDate>
			<category>小説</category>
		</item>
		<item>
			<title>『インド倶楽部の謎』（☆３．７）　著者：有栖川有栖</title>
			<description>&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;&lt;img src=&quot;https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-55-de/tai_y1976/folder/1112860/83/64829483/img_0_m?1563849765&quot; alt=&quot;&amp;#x0030a4;&amp;#x0030e1;&amp;#x0030fc;&amp;#x0030b8; 1&quot; class=&quot;popup_img_314_499&quot;&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;&lt;pre class=&#039;wiki&#039;&gt;　前世から自分が死ぬ日まで―すべての運命が予言され記されているというインドに伝わる「アガスティアの葉」。この神秘に触れようと、神戸の異人館街の外れにある屋敷に“インド倶楽部”のメンバー七人が集まった。その数日後、イベントに立ち会った者が相次いで殺される。まさかその死は予言されていたのか!?捜査をはじめた臨床犯罪学者の火村英生と推理作家の有栖川有栖は、謎に包まれた例会と連続殺人事件の関係に迫っていく!


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&lt;/pre&gt;

&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　作家アリスの「国名シリーズ」の最新作。作家アリスシリーズの不真面目な読者な私、この「国名シリーズ」を読むのは「マレー鉄道&amp;#12316;」以来の２作目＾＾；；&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　今回はクイーンの幻の作品「インド倶楽部&amp;#12316;」からインスピレーションを受けて、タイトルから構想を練ったとのこと。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　物語の中心となる集団・・・といっても少人数の有志の集まりである「インド倶楽部」の内容がなかなかに奮ってます。輪廻転生を信じ、過去にインドで知り合い同士だった事を確信している人達の集まりであり、事件の発端となった集会では「アガスティアの葉」による予言が披露されるというオカルト系。ミステリとオカルトの相性はけっして悪くないですが、事件の調査で容疑者たちから聞く証言も現在の事と、彼らの前世であるインド時代の名前や関係が交錯して、えっとこのインド名は現代の誰で、インド時代はどんなポジションだっけと何度も？が頭の中を飛び交いました＾＾；；&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　実際に事件が起きてからも、超常現象を否定する火村先生と超常現象ありきで事件を語る容疑者の間でのやり取りがメイン、新しい証言や物証が出てくるたびにこの展開が続くので若干ダレ気味かな、という気もしますが、実際に事件の謎が明らかになると、この部分が想像以上にに肝だったりするので油断はできません。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　表面的にはオカルト要素が強い部分は好みが分かれそうですし、犯人の動機にしても常人には理解できません＾＾；；ただ、物語の中の世界ではありますがそれを成立させる、少なくとも火村先生が犯人を指摘できる器はあったと思います。&lt;br /&gt;
　これを読んで思ったのが京極堂の「姑獲鳥の夏」。あの作品も死体消失に関してとんでもない大技を繰り出しましたが、同じようにその大技を有りにさせる器を作り上げていました。ただ作品として器の方向性は真逆だと思いますが。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　そして、このシリーズでしばし語られる火村先生の謎の過去に対して、「過去は昨日」「未来は明日」という言葉が出てきます。このフレーズが作中とても良い余韻を残してくれて、もしかしたたら少しでも火村先生のこれからのターニングポイントになってくれたらな、と。それだけでもこの作品の意義はあったと思います。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;&lt;table class=&#039;wiki&#039; cellpadding=&#039;3&#039; cellspacing=&#039;2&#039;&gt;
&lt;tr class=&quot;wiki&quot;&gt;&lt;td class=&quot;wiki&quot;&gt;採点&lt;/td&gt;&lt;td class=&quot;wiki&quot;&gt;　　☆３．７&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;
&lt;/table&gt;
&lt;/div&gt;</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/tai_y1976/64829483.html</link>
			<pubDate>Sun, 14 Jul 2019 21:47:34 +0900</pubDate>
			<category>小説</category>
		</item>
		<item>
			<title>『キリングクラブ』（☆３．０）　著者：石川智健</title>
			<description>&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;&lt;img src=&quot;https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-55-de/tai_y1976/folder/767178/79/64822379/img_0_m?1561456392&quot; alt=&quot;&amp;#x0030a4;&amp;#x0030e1;&amp;#x0030fc;&amp;#x0030b8; 1&quot; class=&quot;popup_img_337_499&quot;&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;&lt;pre class=&#039;wiki&#039;&gt;　人口の1%は存在すると言われるサイコパス。そのサイコパスの中でもトップの1%が在籍する秘密の社交クラブがあった。そのクラブ「キリングクラブ」に集まるサイコパスは、一言で言うと社会的成功者。医者、ジャーナリスト、弁護士、起業家。きらびやかな社会的実績とは裏腹に、刺激と自己利益のためなら人を人とも思わぬ内面の持ち主だった。
　ある日、キリングクラブでウェイターのアルバイトをすることになった藍子。はじめは時給の高さに目が眩んでの腰掛けバイトだったが、そこに集まる人達が社会的に成功したサイコパスであることを知り、俄然興味を抱く。そして、事件は起きる。「キリングクラブ」の客であるジャーナリストの青柳が何者かに惨殺された。しかも、その死体は開頭され、扁桃体が抜き出されていたという。サイコパスは扁桃体に特徴があると言われており、犯人は「キリングクラブ」を狙った可能性も考えられる。「キリングクラブ」を守る番人・辻町と共に事件を調べ始めた藍子だが……。

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&lt;/pre&gt;

&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　サイコパスの中のサイコパスが集まるクラブ、「キリングクラブ」。９８％のサイコパスは身近な人をコントロールした暴力で満足する凡才、猟奇殺人者として犯罪史に名を残す”危険地帯”の存在が１％、そして残りの１％がサイコパスとしての特殊性を社会的成功に結びつけるサイコパスの中のサイコパス。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　謎のクラブ「キリングクラブ」にはそのサイコパスの中のサイコパスが集まる、というぶっ飛んだ設定。そんなエリートサイコパスたちが生きたまま頭を開頭されて殺されるというのも王道な展開。&lt;br /&gt;
　選ばれたサイコパス達が浮世離れしたある種の天才達というのはわかるし、それぞれのサイコパスの視点で語られるエピソードも独創性にこそ欠ける気はするけれど、読み物として面白いと思います。ただ、サイコパスの中のサイコパスというには、その冷酷面だけが描かれてなぜ彼らが特別なのかという部分については、キリングクラブに選ばれたということだけに集約されている気がして物足りなさは感じました。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　そんなサイコパスのエリートが殺されるという事件を追うのは、友人に誘われてこのクラブのウェイターのアルバイトになった藍子。そして、キリングクラブの番犬でありながら刑事としての肩書も持つ辻町。&lt;br /&gt;
　まあ、キリングクラブに雇われるだけあって、この二人もどこか変。明らかにそっち系な香りを漂わせてます。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　この小説、良くも悪くも分かりやすいです。ストーリーはシンプルで追いやすいところは良い点だと思いますが、反面物語の伏線についてもあからさまに匂わせすぎて、予想外というところまではいかないかなぁというところはあります。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　それにしてもこのキリングクラブ、ほんとにとんでもないところというか、東京の地下の広大なスペースを持っており、入場するためのセキュリティも万全。選ばれしサイコパスたちは抑えきれない渇望を、同じレベルのサイコパスと交流し発散させる。そしてこの施設は世界各地に存在する・・・。ここまでくるとリアリティは必要ないというか、もうその世界を堪能するのが一番。ラストの展開もクラブの設定を生かしたものになっているので、もう少しこのクラブの特殊性にバラエティがあったらいいのかな。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;&lt;table class=&#039;wiki&#039; cellpadding=&#039;3&#039; cellspacing=&#039;2&#039;&gt;
&lt;tr class=&quot;wiki&quot;&gt;&lt;td class=&quot;wiki&quot;&gt;採点&lt;/td&gt;&lt;td class=&quot;wiki&quot;&gt;　　☆３．０&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;
&lt;/table&gt;
&lt;/div&gt;</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/tai_y1976/64822379.html</link>
			<pubDate>Tue, 25 Jun 2019 18:53:12 +0900</pubDate>
			<category>小説</category>
		</item>
		<item>
			<title>『偽りの春　神倉駅前交番　狩野雷太の事件簿』（☆３．８）　著者：降田天</title>
			<description>&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;&lt;img src=&quot;https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-55-de/tai_y1976/folder/767178/20/64818820/img_0_m?1560681932&quot; alt=&quot;&amp;#x0030a4;&amp;#x0030e1;&amp;#x0030fc;&amp;#x0030b8; 1&quot; class=&quot;popup_img_352_499&quot;&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;&lt;pre class=&#039;wiki&#039;&gt;　高齢者詐欺グループのリーダー、光代は、手足として使っていたはずの仲間に金を持ち逃げされてしまう。さらに、彼女の過去の犯罪をネタに、一千万円を要求する脅迫状が届く。追い詰められた彼女は、普段は考えない強引な方法で事態の打開を図るが、成功したと思われたそのとき、1人の警察官が彼女に声を掛けてくる――。「落としの狩野」と言われた刑事を主人公に、人々の一筋縄ではいかない情念を描く、日本推理作家協会賞受賞作「偽りの春」収録、心を震わすミステリ短編集。

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&lt;/pre&gt;

&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　初の降田天さん。サブタイトルに「神倉駅前交番　狩野雷太の推理」とあるが、物語自体は狩野自身視点ではなく、基本的には犯人側の視点で描かれる倒叙スタイル。犯罪を企てた犯人を軽いのりで一見優秀そうではない狩野が追い詰めていくのは、コロンボや古畑任三郎に近いかもしれません。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　とはいっても、単純な倒叙スタイルというわけでもなく、それぞれの短編にはそれぞれに仕掛けがあり、一筋縄ではいかないようになっています。また読み終わる頃には最初はのらりくらりとした言動で犯人を苛立たせる狩野の内面の微妙な心理が明らかになっていきます。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　一話目の「鎖された赤」は収録作のなかでは、収録作の中でもっともオーソドックスな倒叙物。内なる欲望を抑えきれず幼女誘拐を犯してしまった犯人が、ちょっとしたトラブルの為やむを得ず交番を訪れてしまった事によって、狩野により窮地に追い込まれるという展開。ただ、犯人が追い詰められる展開は読み応えがあるものの、むしろ物語の主題は「なぜ犯人は事件を起こしたのか」というところ。正直なところ感のいい人は仕掛け自体は察しがつくところですが、だからといって事件の構図は何も変わらないのがなんだかやるせないです。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　２話目の表題作「偽りの春」は日本推理作家協会賞短編部門受賞作。高齢者をターゲットにした詐欺グループの主犯格が脅迫により望まない方法で事件を起こし、狩野に目をつけられるという展開。犯人が望まない犯罪を犯さなければならなかった感情の揺れは切なく、それゆえにラストの展開がやるせない。一話目ではただ犯人を追い詰めるだけの存在だった狩野が、事件解決後の経過を気にするなど、すこしずつ内面を見せてきます。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　３話目の「名前のない薔薇」になると、少しずつシンプルな倒叙物の枠から外れていきます。一般的な倒叙物は一人の犯人側の視点から描かれますが、この作品に関しては一人の女性のために薔薇を盗んだプロの泥棒と、そのことにより人生が大きく変わってしまった女性の二人の視点で描かれています。２つの視点で描かれることにより、ラストで明らかになるある事実が活きる。ある意味狩野は傍観者という立ち位置に近かったですが、最後に彼の過去が少し明らかになります。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　４話目「見知らぬ親友」５話目「サロメの遺言」は繋がった世界観。&lt;br /&gt;
「見知らぬ親友」では同級生に弱みを握られたがゆえに彼女の頼みを拒めない従属関係に陥った美大生が徐々に追い詰められという展開。この二人の関係や、もうひとりの友人である天才肌の少女の奇矯な性格といい、かなりベタな構成ではあるものの、ベースにある感情にリアル感があるので、物語そのものには惹きつけられます。また、物語の展開が一番想像がつかなかったのがこの短編でした。ラストで活きるタイトルの意味と、もう一つの事件は衝撃でした。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　そのもう一つの事件から繋がっていくのが最終話「サロメの遺言」。登場人物の設定こそネタバレになってしまうので書けませんが、狩野の過去が明らかになるとともに、「落としの狩野」と呼ばれる狩野が自分の、そして警察について語ることによって、狩野はけっして探偵としての役割としてこの連作短編集に名を連ねている訳ではなく、一警察官として事件に向き合っているというのが伝わってきました。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　それぞれの作品に隠された仕掛けそのものは案外と想像がつきやすいような気はしますが、それでガッカリするということはなく、その仕掛けが物語をちゃんと動かしているというところで、総じてレベルの高い短編集なのではないでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;&lt;table class=&#039;wiki&#039; cellpadding=&#039;3&#039; cellspacing=&#039;2&#039;&gt;
&lt;tr class=&quot;wiki&quot;&gt;&lt;td class=&quot;wiki&quot;&gt;採点&lt;/td&gt;&lt;td class=&quot;wiki&quot;&gt;　　☆３．８&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;
&lt;/table&gt;
&lt;/div&gt;</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/tai_y1976/64818820.html</link>
			<pubDate>Sun, 16 Jun 2019 19:45:32 +0900</pubDate>
			<category>小説</category>
		</item>
		<item>
			<title>『作家の人たち』（☆３．４）　著者：倉知淳</title>
			<description>&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;&lt;img src=&quot;https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-55-de/tai_y1976/folder/1445923/23/64815823/img_0_m?1560682275&quot; alt=&quot;&amp;#x0030a4;&amp;#x0030e1;&amp;#x0030fc;&amp;#x0030b8; 1&quot; class=&quot;popup_img_346_499&quot;&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;&lt;pre class=&#039;wiki&#039;&gt;　押し売り作家、夢の印税生活、書評の世界、ラノベ編集者、文学賞選考会、生涯初版作家の最期…。可笑しくて、やがて切ない出版稼業―!?

Amazonより
&lt;/pre&gt;

&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　ここ数年はどうしたんだっていうぐらい本が出てる倉知さん。そんな倉知さんが寡作（？）時代の思いを迸らせた懇親のブラックユーモア小説・・・というわけではなく、巻末に倉知さんが言っているように、いわゆるほんとの悪ふざけ的な小説。基本はありえないんだろうけど、でもここの部分だけは案外と・・って思わせるところがあるのがちょっとリアル。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;「押し売り作家」&lt;br /&gt;
しつこい持ち込みで、大手出版社の文芸編集者たちを辟易させている「倉ナントカ」という、冴えない中堅のミステリ作家。果たして、彼の正体は―&amp;#8212;？（Amazonより）&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　出版社に自分の原稿を売り込みに来る売れない万年初版作家のモデルは明らかに倉知さん自身。実際にここまで売り込みした事があるのかは謎ですが、最後で明らかになるちょっとした仕掛けが表すのは、実際の作家さんにとってこの短編の内容は案外と切実な問題なのかも・・・。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;「夢の印税生活」&lt;br /&gt;
「くれぐれも会社は辞めないように」。苦節十年、念願の新人賞を受賞した川獺&lt;br /&gt;
はそう編集者に忠告されたが、「背水の陣」とあっさり会社を辞めてしまう。1年目の収入は846万円あまりだったが……。（Amazonより）&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　なんとなく知ってる印税の仕組み。改めてみると、本当に専業作家で食べるのって大変だなと思わされます。好きな作家さんでも実際は大変な人もいるんだろうな。。。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;「持ち込み歓迎」&lt;br /&gt;
大々的に持ち込み原稿募集のキャンペーンを張った地球出版。直接面談方式をとったのだが、24歳のフリーターから70過ぎの老人まで、誰も原稿を持たず、頭の中の“物語”を語り始め……。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　持ち込みから生まれたスター作家としてある意味伝説となった京極夏彦のエピソードを振りにしつつ、原稿すら書いてこない持ち込み（とっていいのか）ネタを畳み掛ける。個人的には最初の持ち込みがもろスター・ウォーズだったのがツボでした。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;「悪魔のささやき」&lt;br /&gt;
「明日の〆切を延ばしてほしい」（ベテラン作家）。「書評家に誉められたい」（中堅エンタメ作家）。「超売れっ子の原稿がもっとほしい」（中間小説誌の編集者）。悪魔は願いを叶えてくれたが……。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　本当の悪魔が出てきちゃって広がるストーリーは、「世にも奇妙な物語」「笑うセールスマン」チック。この短さにも関わらず三本のネタをきちんと纏めてます。まあ、オチの読みやすさは愛嬌でしょうか。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
「らのべっ！」&lt;br /&gt;
隆盛を誇るライトノベル界でヒット連発の雷神文庫副編集長・祐天寺。矢継ぎ早にパッショネイトにスマートに流麗に仕事をこなす、彼のような編集者に業界は支えられているのだ。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　なんか小説というより漫画の登場キャラの一人のようなクソのような編集者。ここまで極端な人はいないのかもしれませんが、もしかしたらどれかのエピソードはほんとにあるのかも・・・。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;「文学賞選考会」&lt;br /&gt;
築地の老舗料亭“泥田坊”で行われている植木賞選考会。“大家”と“売れっ子”揃いの5人の選考委員による選考は白熱した。2作に絞られたのは、文學春秒社と赤潮社の本。栄冠はどちらに……。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　なんとなくこのモデルになっているのは芥○賞か直○賞あたりなのか、と想像できるのですが、一時期主催の某大手出版社の作品が受賞しやすいなんて噂も流れたような気がしますが、そんな噂以上にブラックな選考過程が。こんな忖度しまくりの文学賞は嫌すぎる＾＾；；&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;「遺作」&lt;br /&gt;
俺の本は売れない。もうどうにもならない。絶望し、飛び降り自殺を図った作家の身体が落下の途中、なぜか宙に止まった。彼の脳裏にみじめな人生が蘇った後、素晴らしい“新作”のプロットが浮かんだが……。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　かなり特殊な設定ながら、ある意味作家としての叫びが一番伝わってくる作品かもしれません。このとき作家が思いついたトリック、気になるわ・・・。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;&lt;table class=&#039;wiki&#039; cellpadding=&#039;3&#039; cellspacing=&#039;2&#039;&gt;
&lt;tr class=&quot;wiki&quot;&gt;&lt;td class=&quot;wiki&quot;&gt;採点&lt;/td&gt;&lt;td class=&quot;wiki&quot;&gt;　　☆３．４&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;
&lt;/table&gt;
&lt;/div&gt;</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/tai_y1976/64815823.html</link>
			<pubDate>Sun, 09 Jun 2019 22:47:44 +0900</pubDate>
			<category>小説</category>
		</item>
		<item>
			<title>『のび太の月面探査記』（☆３．４）　著者：辻村深月</title>
			<description>&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;&lt;img src=&quot;https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-55-de/tai_y1976/folder/855105/78/64809378/img_0_m?1559136964&quot; alt=&quot;&amp;#x0030a4;&amp;#x0030e1;&amp;#x0030fc;&amp;#x0030b8; 1&quot; class=&quot;popup_img_321_499&quot;&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;&lt;pre class=&#039;wiki&#039;&gt;　月面探査機が白い影を捉えたという大ニュース。のび太は影を「月のウサギだ!」と主張するが、クラスメートに笑われてしまう。そこで、ドラえもんのひみつ道具『異説クラブメンバーズバッジ』を使い、月の裏側にウサギ王国を作ることに。月に興味を持つという謎の転校生・ルカとウサギ王国へ向かったのび太たちは、エスパルという不思議な力を持つ一族と仲良くなる。しかし、そこに彼らを狙う宇宙船が現れて…。のび太はエスパルたちを救い出すことができるのか!?

Amazonより
&lt;/pre&gt;

&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　実を言うとの初辻村さん作品。辻村さんがドラえもんの大ファンというのは知っていましたが、実際にドラえもん愛がすごく伝わる作品だと思います。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　自分も子供の頃はドラえもん映画をすごく楽しみにしていた世代。中学生ぐらいにドラえもん映画を離れ、最後に見たのはリメイク版の「のび太の恐竜」なので、今は元ドラえもんファンというべきなのかもしれませんが、読んでいて「ああ、この場面はこんな感じなのかな」というのが、画としてすぐに浮かんできます。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　月面探査機の映像に写った映像から、のび太たちが今まで知らなかった世界に触れていくのは初期の映画で大好きだった「のび太の大魔境」を含めて繰り返されるパターンだし、そこにドラえもんの道具による架空世界の実現化というのも「のび太の魔界大冒険」でもありました。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　現実に繋がる空想の世界で繰り広げられる冒険譚はドラえもん映画の王道だし、そこでの友達との出会いと別れというお約束も踏襲。出会いと別れという意味では、「のび太の海底鬼岩城」のバギーや「のび太の鉄人兵団」のリルルといった悲しいものから、実現可能かは別にして再度の再会を誓うものまで色々とパターンはありました。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　この本（映画）がどちらのパターンかは読んでみてのお楽しみではありますが、おなじみのひみつ道具を使い、なおかつ映画版特有のキャラ設定（特にジャイアン）をきちんと取り込んである、まさに王道のストーリー。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　ある意味けっして意外性はないですが、この小説に関して言えばそれでいいんではないかと思います。ドラえもんに求めるの意外性ではなく普遍的な物語なのですから。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;&lt;table class=&#039;wiki&#039; cellpadding=&#039;3&#039; cellspacing=&#039;2&#039;&gt;
&lt;tr class=&quot;wiki&quot;&gt;&lt;td class=&quot;wiki&quot;&gt;採点&lt;/td&gt;&lt;td class=&quot;wiki&quot;&gt;　　☆３．４&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;
&lt;/table&gt;
&lt;/div&gt;</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/tai_y1976/64809378.html</link>
			<pubDate>Wed, 29 May 2019 22:36:04 +0900</pubDate>
			<category>小説</category>
		</item>
		<item>
			<title>『怪物の木こり』（☆２．８）　著者：倉井眉介</title>
			<description>&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;&lt;img src=&quot;https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-55-de/tai_y1976/folder/767178/97/64807897/img_0_m?1558919832&quot; alt=&quot;&amp;#x0030a4;&amp;#x0030e1;&amp;#x0030fc;&amp;#x0030b8; 1&quot; class=&quot;popup_img_342_499&quot;&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;&lt;pre class=&#039;wiki&#039;&gt;　良心の呵責を覚えることなく、自分にとって邪魔な者たちを日常的に何人も殺してきたサイコパスの辣腕弁護士・二宮彰。ある日、彼が仕事を終えてマンションに帰ってくると、突如「怪物マスク」を被った男に襲撃され、斧で頭を割られかけた。九死に一生を得た二宮は、男を探し出して復讐することを誓う。一方そのころ、頭部を開いて脳みそを持ち去る連続猟奇殺人が世間を賑わしていた。すべての発端は、二十六年前起きた「静岡児童連続誘拐殺人事件」に・・・。


裏表紙より
&lt;/pre&gt;

&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　第１７回『このミステリーがすごい！』大賞大賞受賞作。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　サイコパスが主人公というのは最近増えてきましたが、この小説を読んでいて思い出すのは、それらの先行作品よりも浦沢直樹「ＭＯＮＳＴＥＲ」。&lt;br /&gt;
　どうしてそっちを思い出すかというと、「ＭＯＮＳＴＥＲ」で主人公が追い続けるサイコパス（といって良いかわかりませんが）を形成するパーツとして一冊の絵本「名前のない怪物」が登場しますが、この小説でも犯人が被っているマスクの怪物が登場する映画「怪物の木こり」が、主人公の二宮に啓示を与えるアイテムとして登場します。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　と部分的な類似点はあるものの、作品としてのクオリティは気になるところが多いです。&lt;br /&gt;
　主人公が弁護士という設定ですが、特に弁護士の活動をしている場面がないので、サイコパスでありながら弁護士という設定のギャップが活きてないように思います。読む前はこの設定がどうなるのか、と思ってたのでちょっと残念。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　怪物の仮面を被って人を襲うというのも、ある意味漫画的。もちろん推理小説はある意味非現実的なところもあるのでそれはそれでありだとは思いますが、なぜ・・・という部分での説得力が・・・。そこはなんとなくでももう少し練り込んでほしかったですね、&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　全体的にいろいろな設定が散りばめられてものがうまく噛み合ってない感じ。その部分を補うために、セリフや行間で説明をしちゃうところも気になる、でも読むのがしんどくなる・・まではいかないのは根本のストーリーそのものは一本道だからでしょか。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　ミステリ的にみると、途中で連続猟奇殺人の動機そのもは察しがつきますが、犯人が誰かというところについては、意外と騙されるかもしれない、うまくミスリードしてるかなという感じです。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　素材としては面白し、ミステリとしては見るべきところもあるかなとは思うのですが、どこか既出の小説のいいところを取り込もうとして調理しきれなかったかなというところでしょうか。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;&lt;table class=&#039;wiki&#039; cellpadding=&#039;3&#039; cellspacing=&#039;2&#039;&gt;
&lt;tr class=&quot;wiki&quot;&gt;&lt;td class=&quot;wiki&quot;&gt;採点&lt;/td&gt;&lt;td class=&quot;wiki&quot;&gt;　　☆２．８&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;
&lt;/table&gt;
&lt;/div&gt;</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/tai_y1976/64807897.html</link>
			<pubDate>Mon, 27 May 2019 10:17:12 +0900</pubDate>
			<category>小説</category>
		</item>
		<item>
			<title>『W県警の悲劇』（☆３．０）　著者：葉真中顕</title>
			<description>&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;&lt;img src=&quot;https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-55-de/tai_y1976/folder/767178/47/64803047/img_0_m?1558212863&quot; alt=&quot;&amp;#x0030a4;&amp;#x0030e1;&amp;#x0030fc;&amp;#x0030b8; 1&quot; class=&quot;popup_img_338_499&quot;&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;&lt;pre class=&#039;wiki&#039;&gt;警察官であるより前に、一人の人間として、常に正しくありたいんだよ――「警察官の鑑」と誰からも尊敬されていた熊倉警部。W県警初の女性警視へと登りつめた松永菜穂子は、彼にある極秘任務を与えていた。その最中の、突然死。事故かそれとも……。事故として処理したい菜穂子の胸中を知ってか知らずか、熊倉警部の娘が事件現場についてあることに気づく。『絶叫』『凍てつく太陽』の著者が贈る、ネタバレ厳禁!前代未聞の警察小説。


Amazonより
&lt;/pre&gt;

&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　初の葉真中顕さんの作品。架空の県警を舞台にした連作短編集。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　基本的にはどの短編も何らかのどんでん返しが入ってます。その後味は作品によって多少違いますが、基本的にはそれを言ってしまうと作品を読む面白さが・・・というところで感想が非常に難しいです。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　W県警を舞台にしているというところでそれぞれの短編が微妙にリンクしていますが、それ自体は読んでてそこまで大きな影響は無い感じ。全短編を通して県警初の女性警視である松永菜穂子の存在が語られますが、彼女自身が大きく関わるのは最初と最後の短編のみ。それ以外は物語の主役として語られる女性の憧れの存在として名前が出るだけです。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;&lt;div class=&#039;indent&#039;&gt;
すべての短編で女性が主人公というのは、W県警における男尊女卑の伝統を覆すために、というのが作品の根底にあってそのシンボルが松永警視。ただ覆すためにといってもバリバリに頑張るというわけではなく、主役の女性たちの立場や考え方がそれぞれの短編に反映されていて、印象の差に繋がっています。&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;
　最初の作品「洞の奥」では警察官の鏡とされた警部の死を描いていますが、その物語の結末のダークなテイストがこの短編集の色かと思ったら、それに続く「交換日記」「ガサ入れの朝」では叙述を仕込みながらわりとホンワカテイスト。どちらのテイストが好みかというとやっぱりダーク系の方に切れ味を感じましたが、そのあたりは好みで差が分かれると思います。&lt;br /&gt;
　ただ、最終話の「消えた少女」では物語がある程度予測できつつも再びダークテイストな終わり方。このあたりの効果という意味ではもう少し作品集として統一した感じがあってもいいのかな、と思いました。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　この一冊だけで葉真中さんの作品が好みかどうかはなんともいえませんが、機会があればまた読んでみようとは思います。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;&lt;table class=&#039;wiki&#039; cellpadding=&#039;3&#039; cellspacing=&#039;2&#039;&gt;
&lt;tr class=&quot;wiki&quot;&gt;&lt;td class=&quot;wiki&quot;&gt;採点&lt;/td&gt;&lt;td class=&quot;wiki&quot;&gt;　　☆３．０&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;
&lt;/table&gt;
&lt;/div&gt;</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/tai_y1976/64803047.html</link>
			<pubDate>Sun, 19 May 2019 05:54:23 +0900</pubDate>
			<category>小説</category>
		</item>
		<item>
			<title>『信長の原理』（☆４．２）　著者：垣根涼介</title>
			<description>&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;&lt;img src=&quot;https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-55-de/tai_y1976/folder/1458923/27/64779227/img_0_m?1555024094&quot; alt=&quot;&amp;#x0030a4;&amp;#x0030e1;&amp;#x0030fc;&amp;#x0030b8; 1&quot; class=&quot;popup_img_339_499&quot;&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;&lt;pre class=&#039;wiki&#039;&gt;　吉法師は母の愛情に恵まれず、いつも独り外で遊んでいた。長じて信長となった彼は、破竹の勢いで織田家の勢力を広げてゆく。だが、信長には幼少期から不思議に思い、苛立っていることがあった――どんなに兵団を鍛え上げても、能力を落とす者が必ず出てくる。
　そんな中、蟻の行列を見かけた信長は、ある試みを行う。結果、恐れていたことが実証された。神仏などいるはずもないが、確かに“この世を支配する何事かの原理”は存在する。そして、もし蟻も人も同じだとすれば……。
　やがて案の定、家臣で働きが鈍る者、織田家を裏切る者までが続出し始める。天下統一を目前にして、信長は改めて気づいた。いま最も良い働きを見せる羽柴秀吉、明智光秀、丹羽長秀、柴田勝家、滝川一益。あの法則によれば、最後にはこの五人からも一人、おれを裏切る者が出るはずだ――。


Amazonより
&lt;/pre&gt;

&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　垣根涼介さんの作品はこれが初読。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　当時の戦国大名たちのなかでも極端なまでに過去の慣例や信仰を廃し、領土経営でも革新的な試みを行いながらも、天下統一を目前に部下である明智光秀の裏切りにより京都・本能寺でその生命を散らす。&lt;br /&gt;
　ある程度歴史好きの男性陣だけではなく、学校の日本史や大河ドラマを齧っていたら、知らぬものはいない織田信長の歴史。伝奇小説ではなく、あくまで歴史小説だけにその大枠は変わらず、信長の運命は読者にとっては既成の事実。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　この小説の特徴は、革命児でありながら一方で癇癪持ちで敵味方を問わず過激な言動をみせたと言われる信長の心理を、「パレートの法則」という統計理論を基に描いているということ。ちなみにパレートの法則というのは、&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;組織全体の2割程の要人が大部分の利益をもたらしており、そしてその2割の要人が間引かれると、残り8割の中の2割がまた大部分の利益をもたらすようになるというものである。（ウィキペディアより）&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;というもの。信長は小さい頃実の母親にすら疎まれたていた中で、ひたすら観察をしていたアリの群れの行動から、この理論に気づきます。実際に信長が気づいた理論はパレートの法則の亜種である、働きアリの理論。それは、&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;・働きアリのうち、よく働く2割のアリが8割の食料を集めてくる。&lt;br /&gt;
・働きアリのうち、本当に働いているのは全体の8割で、残りの2割のアリはサボっている。&lt;br /&gt;
・よく働いているアリと、普通に働いている（時々サボっている）アリと、ずっとサボっているアリの割合は、2:6:2になる。&lt;br /&gt;
・よく働いているアリ2割を間引くと、残りの8割の中の2割がよく働くアリになり、全体としてはまた2:6:2の分担になる。&lt;br /&gt;
・よく働いているアリだけを集めても、一部がサボりはじめ、やはり2:6:2に分かれる。&lt;br /&gt;
・サボっているアリだけを集めると、一部が働きだし、やはり2:6:2に分かれる。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;というものであり、信長はこの法則が人間の世界に適用されるのかという検証を日々の鍛錬や実践のなかで観察していきます。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　この小説の中での信長は激情家であり理想家でありながら、一方で理論を追求しそこから自らの行動原理を導き出していくという、ある意味相反する矛盾を抱え込んでいきます。人間界における働きアリの理論の転用を確信しつつも、織田家繁栄の為にその理論を崩し最強の家臣団、軍隊を作るために模索を続ける信長。しかし、どのような方法を取ろうともその理論を覆す事が出来ない。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　そこで信長は自らの行動原理を突き詰め日本統一のため新たなる方法を考えます。その方法については実際に本を読んでもらいたいですが、狂気スレスレの独創であり、伝わっている歴史上の信長の行動にリンクしていきます。実際の信長がこれを考えていたかは別にして、作者の構想と史実の組み合わせとしては非常に面白いなと思います。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　その独創性ゆえに、信長の原理は当然部下たちからは理解されるものでもなく、信長自身もあえてそれを説明しない（説明すれば部下たちから反発がおこるだろうし）為、状況だけをみると部下たちは信長に惹かれながらも、一方で恐怖を感じます。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　その信長の原理を作中で理解しているのが、のちに信長の後継者として日本統一を果たす羽柴秀吉（豊臣秀吉）と、謀反により信長を追い詰めることになる明智光秀。戦国時代からの転換に大きな役目を果たすことになった信長、秀吉、光秀という三者が一つの理論を人というフィルターを掛ける事により、それぞれ異なる行動原理として消化していくという作者のアイデアは、この小説が歴史小説でありながら、既成の作品とはまた違う新しい世界を読者に提示してくれたと思います。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　歴史小説にあるワクワク感というのはそこまで強くないかもしれませんが、こういったアプローチも実に面白いなと思います。史実を踏まえているので歴史が苦手とか興味が無いという方には、というところはあるかもしれませんが、逆に歴史小説好きならぜひ読んでもらいたい小説だと思います。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;&lt;table class=&#039;wiki&#039; cellpadding=&#039;3&#039; cellspacing=&#039;2&#039;&gt;
&lt;tr class=&quot;wiki&quot;&gt;&lt;td class=&quot;wiki&quot;&gt;採点&lt;/td&gt;&lt;td class=&quot;wiki&quot;&gt;　　☆４．２&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;
&lt;/table&gt;
&lt;/div&gt;</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/tai_y1976/64779227.html</link>
			<pubDate>Fri, 12 Apr 2019 08:08:14 +0900</pubDate>
			<category>その他文学</category>
		</item>
		<item>
			<title>『マスカレード・ナイト』（☆４．０）　著者：東野圭吾</title>
			<description>&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;&lt;img src=&quot;https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-55-de/tai_y1976/folder/767178/29/64766429/img_0_m?1555024279&quot; alt=&quot;&amp;#x0030a4;&amp;#x0030e1;&amp;#x0030fc;&amp;#x0030b8; 1&quot; class=&quot;popup_img_355_499&quot;&gt;&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;&lt;pre class=&#039;wiki&#039;&gt;若い女性が殺害された不可解な事件。警視庁に届いた一通の密告状。
犯人は、コルテシア東京のカウントダウンパーティに姿を現す!? あのホテルウーマンと刑事のコンビ、再び――。

Amazonより
&lt;/pre&gt;

&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　東野さんの「マスカレード」シリーズ三作目。短編集の「&amp;#12316;・イヴ」は読んでないのですが、多分問題なかったろうと思います。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　正直前作のストーリーはなんとなくしか覚えてないのですが、刑事ながらホテルマンが似合う男・新田とコンシェルジュに（多分）昇格した山岸さんのキャラは覚えてました。今作は、都内で起きた不審死に対して、警察に「密告者」と名乗る人物から、真犯人がホテル・コルテシア東京のカウントダウン・パーティーに現れるという予告文が届いたところから話がスタートします。&lt;br /&gt;
　密告者はなぜ犯人がコルテシア東京に来るのを知っているのか、そもそも犯人を知っているならなぜそれを教えてくれないか。不確定な情報に踊らされながらも再びホテルマンとして潜入する新田。脳内ではキムタク変換です（映画見てないけど）。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　一方、事件操作に協力しながらもコンシェルジュとして様々なお客の無理難題に答える山岸。一方からプロポーズにふさわしいシュチュエーション作りを頼まれたと思ったら、その相手からは傷つかないように断る方法を相談され、警察の勝手な捜査のせいで起きたクレームに対応したりと、実際ここまで対応しないといけなのかと思いますが、「コンシェルジュとして出来ないとは言ってはいけない」という新年のもとに無理難題を解決していくところは、それだけで面白く読めるパートになっていると思います。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　主役の二人だけでなく、他にも印象的な登場人物が。何と言ってもフロントオフィス・アシスタント・マネージャーの氏原さん。警察の潜入捜査に協力するという組織の方針には従うもののフロントに立つ氏原に対してフロント業務を一切させようとしません。最初は嫌味さだけが目立つキャラでしたが、物語が進むにつれフロントマンとしての優秀な観察力、さらには彼のホテルに対する信念がじょじょに明らかになってきて好感度が上がってきます。事件解決後、ホテルに客として訪れた新田刑事を、捜査中まったく見せなかった最高の笑顔で迎えるあたりが実に彼らしいエピソードだと思いました。&lt;br /&gt;
　他にもどこまで心が折れないんだ日下部さんだったり、不倫に使うホテルに家族と泊まりに来ることになった曽根さんもどうなのよというよりはなんだか可哀想と思えるキャラも良かったですね。&lt;br /&gt;
&lt;/div&gt;&lt;br /&gt;
&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　さて、今作では事件の舞台になると予告されているカウントダウン・パーティーが仮装パーティーとなっており、ただでさえ仮面を被っているホテルの客が、リアルに仮装をしているということで、前作以上に犯人、あるいは告発者がホテルに現れるかが想像できないし、告発者の行動の矛盾の謎が想像できません。&lt;br /&gt;
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&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　それが、犯人の正体が分かってから（犯人のわかる場面の演出もすばらしい）、それまでの密告者の言動や、一見事件と関係ないと思われていたエピソードまでが事件パートの伏線になっていたのにビックリ。犯人の動機に至ってはもう被害者となった女性に同情するしかないというレベルで共感できず。逆に密告者の行動理由の背景もなんだなかと微妙に共感出来ない半面、人間のいやらしい部分を見せてくれてそれはそれでウームと考え込んでしまいました。&lt;br /&gt;
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&lt;div class=&#039;wiki&#039;&gt;　それにしても、新田刑事と山岸さん、お互いにリスペクトしてる部分もあって、周りからみたらお似合いだよとツッコミたくなるし、ラスト直前に将来を予感させるフレーズを入れてるのにも関わらず、そこで終わりかい！！あるかもしれない次回作では、二人の関係は進展するんですかね。&lt;br /&gt;
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&lt;tr class=&quot;wiki&quot;&gt;&lt;td class=&quot;wiki&quot;&gt;採点&lt;/td&gt;&lt;td class=&quot;wiki&quot;&gt;　　☆４．０&lt;/td&gt;&lt;/tr&gt;
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			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/tai_y1976/64766429.html</link>
			<pubDate>Sun, 24 Mar 2019 06:41:04 +0900</pubDate>
			<category>小説</category>
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