「初音ミク」記事より
少し前の新聞記事になるが、18日付けの読売新聞の記事(列島細見)覧に「初音ミク」の魅力を生かそう、と題して札幌の話題を取り上げていた。
記事の内容は、上記の通りである。見なかった人もこれを参考にして頂きたい。
この初音ミクは、北海道に拠点を置く「クリプトン・フューチャー・メディア」という会社が販売している音声合成ソフトのことであり、初音ミクという歌手がいる訳ではない。
この音声合成ソフトの魅力は、何といっても自分で作詞作曲が出来る点だろう。これによりあたかもユーザー自身が作詞作曲家になって仮想の音楽家として音楽界にデビューすることが出来る。
Web上にアップすれば、これにミクの動画を振り付けてくれる人も現れる。本来音楽家になるには、数万人に一人しか生まれることがなかった業界であろう。それが、このソフトを介して動画サイトに投稿すれば、数十万〜数百万人の人に目が触れることとなる。名もない素人の人が、いきなり音楽家になってスターの作詞作曲を手掛けることなどは不可能に近い。ところが、このソフトを使えば、世界中の音楽好きの愛好家が観ることができる。そこから、様々な創作に繋がり、広がりをみせて行くことが出来るのである。
実在するアイドルで、右の急先鋒がAKB48なら、仮想アイドル「初音ミク」は、左の改革派で新時代のリーダーなのかも知れない。
昨今、メディアもようやくこの「初音ミク」現象に目を付けTVや新聞に採り上げるようになって来た。ここ最近では、NHKでもいち早く採り上げるようになったのが目に付く。 民放よりもNHKの方がこの手の話題を採り上げるのには、むしろ困惑するくらいだ。逆にNHKだから出来るのかも知れないが…。
三年程前になろうかと思うが、自民党の麻生政権の時に、東京にアニメの殿堂を作る計画があった。リーマンショック等の様々な理由でこの殿堂は頓挫してしまった。私なども、この不景気の時に何を考えているのであろうかと憤慨していたこともあったが、今考えるとこれらのマニアックなキャラクターは、まんざらではなく結構な経済効果をもたらしてくれる産物なのだと、今更ながら考えてしまっているのである。
輸出商品の乏しい日本の経済において、こういったバーチャルな存在がこれからの日本経済の牽引役になる日が来るのかも知れない。これにより、地方の活性化に繋がるのであれば、更に有意義である。
一部のマニアは、残念がるかも知れないが、そんなことはない。市場は世界が相手なのだから。
格差社会が現出してしまったのは、一部の特権階級の層があるからなのである。そのような社会の基幹を崩すことにこの業界は変遷されて行くだろう。良くも悪くも技術の進化を止めることは出来ない。良いものは受け入れて、淘汰されるものは自然の勢いで衰退して行くのが世の宿命である。
【初音ミクAppend】 AGE 【オリジナル】
作詞 あルカP
作曲 あルカP
元の動画サイトです。
詩・曲共に私好みな曲なので、ここに紹介したい。
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