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五島美術館図録45ページ所載品同手 牛車に乗る荘子を描く荘子の目線の先には鮒が踊る絵本故事談1714年刊に同様の図がある。源内焼としては珍しい図の作品です。 現在ヤフオクに出品中です。 この図の元になった話を下記に記します。 轍鮒の急(てっぷのきゅう) 荘子 轍鮒の急(てっぷのきゅう)の意味は、さし迫った危険・困窮のこと。 轍鮒(てっぷ)とは、轍(わだち・馬車の車輪の跡)のなかの鮒(ふな)を意味する。 人間の欲望というものは尽きないものかもしれません。 立身出世、唯我独尊とうぬぼれ、栄華の夢を見るのです。 荘子はそんなぼんくらな御仁ではありません。 荘子は老子とならび評されるほどの徳のたかいお方です。 老荘思想を広めた双璧のひとりなのです。 そんな荘子は皮肉屋で、見た目なんぞはてんで気にしない道教思想の求道者でした。 それゆえ妥協ということを認めないので生活は楽でありませんでした。 貧乏をものともしない生き方をしていても腹はへるのです。 あるとき、さすがの荘子も無一文になり、飲まず食わずの日がつづき辛抱できなくなりました。 そこで地方の領主と顔見知りだったことを思い出したずねていきました。 荘子はなにがしかの借金を申し込みました。 あいては内心迷惑におもいながらことわる口実を考えながら言いました。 「いいですけど、少しのお金では先々困るでしょう。 あと二三日したら領地から取り立てた税金がはいるので三百金ほど都合しましょう。 それまで待ってください。」 荘子にとってみれば三百金なんて大金がほしいのではありません。 腹を満たすだけの小金を借りようと恥を忍んでやってきたのに無礼千万な奴と思いました。 腹がへれば怒りっぽくなるものです。 「そんなにたくさんのお金はいらないから、もういいよ」と荘子は答えたそうな。 そして荘子はとても癪にさわったので、こんな話をきかせました。 「ところで、ここにくる途中でこんなことがあったんだよ」 「わたしを呼び止めるものがいたので、誰かと思ってあたりをみまわすと馬車の轍のあとの水溜りに鮒がいたのさ」 「どうしたんだい」ときくと 鮒はいった。 「水が干上がってしにそうなので、水を何杯かはこんで助けてください」 わたしはめんどうくさいからこう言ってやったんだ。 「ああいいよ。わたしはこれから呉や越に遊説に行くところだから帰りに揚子江の水をどっさり届けてやろう。 それまで待っていろよ」 それを聞いた鮒は切れ気味にいった。 「私は今、生き延びるためのわずかな量の水が無くて困って頼んでいるんだ。 それなのに、そんな悠長なことを言うのならもう結構だ。 遊説から帰ってきたら、その時は干物屋の店先で私を探すがいい」 こんなぐあいに鮒のやつはおこりやがったんだ。 「たいへんお邪魔しました。しつれいするよ」 こう荘子はいって帰ってしまったのです。 「荘子」の「外物篇」より
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これは、良いお品ですね。。(^^♪
2012/6/15(金) 午後 7:47
みやまつり さん
有り難うございます。
此れのおかげで又一つ勉強になりました。
2012/6/15(金) 午後 9:07
源内焼のことは知りませんが、所載品同手とは立派なものです
ポチ
2012/6/15(金) 午後 10:06 [ 夢想miraishouta ]
夢想 さん
ポチ有り難うございます。
下記に出品しています。
http://page9.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k149196678
2012/6/15(金) 午後 11:14
今日は
これは落ち着いた良いものですね。
随分と上がるでしょうね。
ポチ
2012/6/17(日) 午前 7:32 [ pada ]
pada さん
有り難うございます。
現在は荘子の心境です。
2012/6/17(日) 午後 1:54
こんばんは
これは源内焼きの絶品ですね。
眼福です。
2012/6/30(土) 午後 5:42
テストパイロットさん
こういった図案を用いるのは、源内焼しかありません。
伊万里なんかは遠く足元にも及ばないでしょう。
讃岐の誇れる物です。
うどんよりも・・・
2012/6/30(土) 午後 9:29