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タイヨウ2号です。
' “小泉徳宏監督オンラインティーチイン 〜おしえてカントク!〜”の後篇でございます!(前篇は コチラ)。
これまた興味深いご質問&お答えばかりですよぉ。
それでは後半の6問です。
ウガーッ!
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■小泉徳宏監督オンライン・ティーチイン 〜おしえてカントク!〜 (後篇)
□映画撮影中に疲れが溜まった時のリフレッシュ方法などはありましたか? [ なブタ☆さんからのご質問 ]
リフレッシュする時間はなかった、というのが本当のところです(笑)。
そういえば、藤沢のホテルで泊まりながら撮影を続けている時、季節も10月に差し掛かって夜の撮影が意外と冷え込んできたので、藤沢の服屋に長袖を買いに行った時は結構楽しくてリフレッシュになりましたね。
ちなみに、スタッフの間ではマッサージが流行っていたようです。藤沢の一角にあるマッサージ屋では、小泉組のスタッフがあししげく通って、危うくマッサージ屋に行列ができるところだったとか。
□小泉監督は、大学時代、チームで自主制作映画を製作されていたとの事ですが、そのメンバーって、どのように集めた(集まった?)のでしょうか。この映画を見て自分も映画を作りたいと思ったもので…。 [ kakineさんからのご質問 ]
大学二年生の夏に、映画監督・ 篠原哲雄氏によるワークショップに参加したのがキッカケです。夏期限定のワークショップだったのですが、かなりアツイメンバーが揃っていたので、ワークショップ終了後も何かしらの形で続けようという話になり、それがそのまま自主映画のチームになった、というわけです。
もしkakineさんもそういったチームを作るのならば、まずは同じ志を持った人を捜すことから始めてみてはどうでしょう?ワークショップに参加してみる、というのも一つの手です。
□小泉監督が影響を受けた映画監督は誰ですか? [ みーくさんからのご質問 ]
たくさんいます。
宮崎駿作品は子供の頃から観ていましたし、他にも スティーブン・スピルバーグ、リチャード・カーチス、 チャーリー・カウフマン(脚本家)、 岩井俊二さん、 ポン・ジュノ・・・などなど。本当はもっといますが、大体共通して言えることは、わりと最近の監督が多いということと、メジャー系の監督が多いことでしょうか。
とは言え、これは珍しいケースかも知れませんが、僕は何か既存の映画に深い感銘を受けたことで映画監督になりたいと思ったわけではないんですね。高校時代に出た「映画を作る」という課題をやったのが直接のキッカケです。その頃、映画を特によく観ていたわけでもないので、実は、僕にとっての映画は「観る」というよりも「作る」というところからはじまっています。
□これから撮りたい、もしくは作りたい作品(テーマ?目標?)は? [ よしずさんからのご質問 ]
次にやってみたいのは笑える話ですね。笑って笑って笑いまくって最終的にはジーンとくるような、そんな映画を撮りたいですね。一方で、ダークな話も好きだったりするので、今すぐとは言いませんが時期がきたらそんな映画もやってみたいという気がします。
他には、歴史物もいずれやってみたいですし、アニメーション作品の脚本も機会があれば書いてみたいです。
□いま放送しているドラマ版「タイヨウのうた」の設定やストーリーをどう思いますか? [ uki219さんからのご質問 ]
ドラマ版は 映画版とは内容がかなり違いますね。僕自身は、原作からの別のアプローチという認識なので、映画版と設定やストーリーが違うからどう思うという事は特にありません。こういう『タイヨウのうた』も有り得たんだなぁーという、なんだか血の繋がった兄弟を見るような感覚で毎回楽しく拝見させて頂いてます。
違うと言っても、タイヨウに当たれない少女が恋をするというコンセプトは同じですし、むしろ同じ原作で作品が二つも観られるなら、一粒で二度おいしいと思っています。
次回も楽しみです。ドラマ版『タイヨウのうた』。
正直、 沢尻(エリカ)さんと 山田(孝之)さんの芝居には毎回泣かされてます、ハイ。
□小泉監督にとって映画とは? そして『タイヨウのうた』とは? [ trickyさんからのご質問 ]
おおっ、これは。なんて難しい質問なんだ。
「映画は人生そのものです」とか、カッコつけて言ってみたい気もしますが、柄じゃないのでやめときます。今のところ、僕にとって映画とは、『対話』なんじゃないかと思ってます。『タイヨウのうた』を通してそれを強く思いました。会話ではなく、一人一人とのガチンコの対話。対話の相手は誰かと言えば、キャストや、スタッフや、他でもないお客さんだったりします。
映画を作る時、キャストやスタッフ他色々な人たちと本気で向き合って対話をしなければ、なかなかいい映画ができない。そうして出来上がった映画を観て頂くことで、今度はお客さんと本気で向き合って対話をしているような気分になるのです。僕はこう思いますが、あなたはどう思いますか、と。
だから、これまでもこれからも僕が作る映画は、何かに対して結論を出そうというおこがましいものではなく、「問い掛け」でありたいと思っています。『タイヨウのうた』で言うならば、「薫は病気を抱えながらもこんなに真っ直ぐ素直に生きました。あなたは今どんな風に過ごしていますか」というような問い掛けです。
僕はまだ、映画という大海原に小船を一艘浮かべることが出来ただけの分際に過ぎないので、数年経ったらまた違う答えになっているかも知れません。
僕にとって『タイヨウのうた』は一人目の子供のような感覚です。この映画の場合は、息子と言うよりは娘という感じですね。
学生の頃に自主制作映画を作っていた時は自分の分身を作っているような感覚でしたけども、今回は、自分そのものではないけど、限りなく自分に近い存在を作っているような感覚にとらわれました。多分それは、自分一人の力だけで作ったものではなく、キャストやスタッフの皆さんがいてこそ出来たものである、という認識が僕の中で強かったからだと思います。
そして、『タイヨウのうた』が劇場公開された時は、手塩にかけて育てた一人娘が嫁いでいってしまったような気分にさえなりました。実生活では娘のいない僕にとって、その辺の父親の気持ちは本当の意味で理解することはできないものですが、なんだかそんなような気がしたのです。
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いやはや皆様いかがでしたでしょ?
小泉監督、本当にご丁寧なお答えありがとうございました! ボクは小泉監督の今後の活動/作品にも注目し続けますよぉ!!
すでにご存知の方もたくさんいらっしゃると思いますが、「I remember you」の初回生産限定盤には、このMUSIC VIDEOが収録されたDVDが付いてくるんですよ!
皆様もゼヒご予約のうえご購入頂き、小泉監督の最新作をご覧ください!(詳細は コチラ)
押忍!!
■映画『タイヨウのうた』現在上映中の劇場一覧(もうすぐ公開終了です!)
Yahoo!劇場検索( コチラ)
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