それでもまだボクらは「いや、まぁ、タイヨウ兄弟は“挫折”はしてないんですけどね、エヘ」と、余計なプライドをチラリと見せる往生際の悪さを発揮。
とはいえ本来無料でギターを貸してくれるこの講座に、わざわざマイギターを持ってきたのはボクらだけらしく、その時点でもはや誰よりもヤル気マンマンなのは火を見るより明らか。
講座ルームに入ると20歳そこそこの若者から中年のオジサン、もちろん女性も来ており、聞けばほぼ全員が“挫折”はおろか、ギターに触るのも今日が初めてだとの事。
そこへ、見るからに爽やかでカッコイイ きりばやしひろき先生が登場し、講座がスタート。
冒頭、先生から「今日は2時間で必ず皆さんに1曲弾けるようになっていただきますっ」と、あまりにも頼もしいお言葉をサラッと。に、2時間で! 明らかに鼻息が荒くなるボクら。お、お願しまっす!
講座では先生がギターの各部名称、ピックの持ち方、タブ譜の見方、コードの押え方とそのコツ(左手)、ストロークの仕方とそのコツ(右手)など、イチから、いやゼロから、懇切丁寧にゆっくり教えてくれます。
それでいて非常にシンプルかつ端的に指導して頂けるので効率が良く、気付けば時間はほとんど経ってないのにドンドン出来るようになってるという、まるで 「ドラゴンボール」で言うところの“精神と時の部屋”状態。 おす、おらピッコロ。
そして本日の課題曲、嘉納昌吉の「花」へ突入(泣きなぁ〜さぁ〜いぃ〜♪)。
使用するコードは6つ。とはいえそのコードは簡易化されており、弦を押える左手の中指はほぼ固定した状態で弾けるという夢のようなご配慮。ボクらもツルツル覚えていき、気付けば課題曲を演奏するために覚える事はすべてマスター。
そんなこんなでいよいよ、1曲通して全員で合奏となったワケですが、これがですね…、ハッキリ言って脳内麻薬が大爆発しました…。
ギターが弾けるってこんなに楽しいものかと!!
曲が演れるってこんなに気持ち良いものなのかと!!
まさに魔法にかかったが如き2時間。
そして講座終了後、上條さんときりばやし先生に深々とお礼を述べつつ、すっかりQ-sai信者と化したボクらは「こうなったら!」と、タイヨウ兄弟について相談を持ちかけてみる事に…。
【(後篇)へ続く】
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