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平均回帰の法則

親が美男美女だと子供も美形になるはず。
親が優秀なアスリートなら子供にもその才能が遺伝するはず。
親が社長だから子供も社長として会社を引き継ぐべき。
etc.
 
ごく一般的に多くの人が賛同するだろうと思うが、
実はこれらが全く間違っているのだという。
最近読んだ本で、あまりにも目から鱗で感動したので、
本ブログの主題とはおよそ離れているが、取り上げてみた。
 
「たまたま The Drunkard’s Walk 日常に潜む『偶然』を科学する
 レナード・ムロディナウ著 田中三彦訳 ISBN978-4-478-00452-4
 
平均回帰:
   遺伝的につながっている測定では、
   一方の測定量から遠く離れている場合、
   他方の測定量は平均に近くなる
 
<具体例>
長身の親から生まれた子供達の平均身長が親と同じであったとすると、
親よりも長身の子供がいるはずであり、
この傾向が何世代にもわたって続いてしまうと、
永久に身長が高くなり続けてしまうことを意味する。
これが起こらない為には、子供の世代は平均に近づく
(平均回帰)せざるを得ないということである。
 
つまりこういうことだ。
特に長身の親からは平凡な身長のあるいは
平均よりも低い身長の子供が生まれる可能性の方が高い。
 
タイガーウッズの子供は
ゴルフの才能を持たずに生まれてくる可能性が高い。
 
美人の女性と天才の男性からは
美形、かつ、天才の子供が生まれるよりも
ごく平凡な子供や不細工で頭の悪い子供が生まれる可能性が高い。
 
優秀な親は、優秀な子供を期待するのは間違っているということだ。
逆にこれといった才能もなく、平平凡凡な親も悲観することはない。
トンビがタカを生むことは十分にあるのだから。
 
まぁ、結局非常にシンプルな結論にたどりつく。
親は親、子供は子供。全く別の人格であり、
親から引き継ぐべき何かを期待したり、
親の何かを押し付けるべきではない。
 
とにかく、如何に人間の認識が、間違った先入観に支配されているかということを思い知らされる本だった。
私のつたない文章では伝えきれないが、対象にしているテーマの範囲が広大で、著者の見識の広さには脱帽である。
久々に面白い本を読んだと思う。機会があれば是非一読されることをお勧めする。

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