月が冴え、秋冷の候となりました。皆さん、お変わりありませんか。
 先月の太陽祭りには、7百余名の方々にお集まりいただき、溢れる熱気のなか大変盛り上がりました。ありがとうございました。お疲れ様でした。
 その時ご挨拶申し上げましたが、平成9年水足秀一郎理事長が現在地に太陽を創立され、今年は20周年となります。人でいえば成人を迎えた節目の年です。
 多くの関係者、そして地域の皆様のお力添えにより育てられまして、今を迎えることができました。地方では、高齢過疎が急速に進み、認知症により生活に支障をきたす方々も増え続け、大きな社会問題となっています。その対応に少なからず貢献できていることは、今まで勤務していただきました方々も含め全職員の努力の賜であり、誇りとするところです。今後ともその業績を守り、一層励むつもりでございます。入所されている方々の在宅復帰を目指し、或いは在宅で生活されている方々のご支援などに、地域の皆様方と一緒に取り組もうと考えています。
 20周年記念式典を下記の如く執り行う予定です。

  日時:平成29年10月21日(土) 14:00 〜 16:30
  会場:山鹿市民交流センター(文化ホール施設)
 
 記念講演は、日本介護福祉士会会長 石本淳也氏にお願いし、演題は
“2025に向け老健に期待すること”となっています。
 単にお世話することが介護ではないといいます。それでは一体どんなことでしょうか?我々老健はこれからいかなる役割を期待されているのでしょうか?
 皆さん、お話をきいてみませんか。
 何方もお気軽にご来場ください。お待ちしていますよ。

          平成29年10月1日
                 施設長 野田 健治
 皆さん、夏バテ大丈夫ですか。朝夕の涼しさで、ほっとするこの頃ですね。
 いよいよ、太陽祭りです。ひたすら台風が来ないことを祈っています。
 今年も、入所者の方々と準備を進めてきました。出来栄えを楽しみにして下さいね。ボランティアの方々も、地域密着型でご協力いただいています。山鹿太鼓の皆さん方、灯籠保存会の皆さん方、いずれも初登場でございます。きっと盛り上がりますよ。期待して下さいね。
 私も山鹿で育ち、祭りは常に身近にありました。春の温泉祭から始まり、6月犬子ひょうたん、7月菊池川の精霊流し、そして8月灯籠祭りと続きました。その他に、地域ごとに春と秋のお祭りがあり、母の実家に血縁の者が集い、年数回の出番しかない食器に数日かけて作った料理を盛り付け、全員で食べたものです。恐らく豊作を祈り、そして感謝するお祭りであったと思います。夜更けまで大人達が話す話し声、あるいはどこからともなく聞こえるさんざめきなど、今もはっきり耳の奥に残っています。
 趣何も人の生き様も随分変わりましたが、人としての本質は変わらないと思います。太陽という舞台を通じて、皆様とのご縁を大切にしてお祭りを楽しみにしています。
 職員一同心よりお待ちしています。
 それでは当夜お会い致しましょうね。お誘い合わせてお出掛け下さい。

  会場 老健太陽グランド(雨天の場合室内)
  日時 9月9日(土)、午後5時45分より
 周りの田圃では、先月植えられた早苗が風に揺れています。菊池川流域が米作り2千年の記憶で「日本遺産」に認定されました。この光景が2千年も続いていると考えると、言い知れぬ感慨が湧いてきます。弥生時代の大集落群、多くの古墳群、鞠智城跡、農事に関する祭、雨乞いなどの風俗など、より考えて今に至るまで数多くの物語が展開されてきたことが分かります。古来、米作りを中心として人々が寄り集う“まほろば”の地であったようです。そして、その地に暮らす人々のDNAの中に息衝いています。今も生活の場に生き続けています。
 老健の機能は大規模多機能施設であり、役割はその地域で暮らす方々の生活の場に入り支援することです。いかなる職種も同じ目線で利用者の方々のケアにあたっています。その地の文化を理解してこそ、当事者を中心としたご支援もできます。
 一方、この地域は認知症に取り組む先進地でもあります。そのことは、2千年も前より米作りを中心に人々が集う地、まほろばの地に住み続けたいと願う地域の方々の思いの表れでもありましょう。
 老健太陽は、医療法人回生会の一施設であります。山鹿回生会病院と同じ組織下にあり、山鹿回生会病院は熊本県においての認知症対応地域拠点型医療センターのひとつであります。また、水足理事長のもとには、山鹿中央病院もあり、神経内科専門の先生方が診療にあたっておられます。先般述べましたように老健の機能は色々でありますが、取り分け、地域からも仲間の組織からも太陽は認知症と取り組む老健として期待されている姿が浮かんできます。そのために、認知症専門棟48床をもち、認知症専門士9名を含む各職種スタッフが利用者の方々をご支援致します。特に、3カ月ほど入所して行う認知症短期集中リハビリテーションに精力的に取り組み効果を上げています。それでは、田中リハ科長に老健太陽の認知症に対処するリハビリについて語ってもらいます。

 皆さんこんにちは。リハビリテーション科長の田中寛美です。
 今回は、介護老人保健施設 太陽で取り組んでいるリハビリ、特に認知症短期集中リハビリテーションについてお話します。
 認知症は、昔からあった病気ですが、ひと昔前は痴呆症と言われ、どのような対応をすれば良いのか分からない状況で、症状が悪化することも多かったと思います。
 治療薬の開発や研究も進み、現在は初期の段階で、症状によっては薬で進行を遅らせる効果は期待できますが、認知症を治すことは難しいと言われています。
 太陽では、入所後認知機能の検査を行い、主治医の指示があれば認知症短期集中リハビリテーションを実施しています。
 先ほど、薬での認知症治療には限界があることをお伝えしました。しかし、認知症には色々な研究から、運動特に有酸素運動が有効との報告が出ています。加えて、全身の栄養状態が脳に影響を与えると言われており、食事量を管理しながらリハビリテーションを行うことが必要です。
 太陽には、認知症専門棟があり、体操や体をつかったレクリエーションを積極的に行い計算や手作業も併用して、認知症へのリハビリテーションを行っています。認知症ケア専門士の資格を有する職員もおり、介護の方法も日々話し合いながら行っています。
 専門棟のご入所者だけでなく、記憶力の低下など加齢に伴う症状は、程度の違いはありますが誰にでも起こり得ます。
 今は、国も認知症の治療という考え方から、認知症を予防することに主体を置くような取り組みに変化してきています。
 太陽でも、認知症短期集中リハビリテーションに取り組みながら在宅生活を楽しみ、地域の認知症予防に協力できる体制を整えているところです。

 多くの認知障害に悩む方々、そして、その家族の方々と話し合いながら、精一杯ご支援しています。しかし、現場では介護人材不足の状況にあり、至らぬ点も多々ありご迷惑をお掛けしていると思います。この地は認知症に取り組む先進地であり、特に、山鹿市は認知症サポーター育成の日本有数の先進地でもあります。認知症について学んでこられた方々のパワーをお貸しいただけたらと思うしだいです。介護アシスタントとしてのご活躍の場もございます。ご一報いただければと思います。
 先日お知らせ致しました老健太陽の行事予定が決まりました。どうかお気軽にお出かけいただきますよう、ご案内申し上げます。

 ・老健太陽まつり
    9月9日(土)  老健太陽グランド
              午後6時より

 ・老健太陽創立20周年記念式典
   10月21日(土) 山鹿市民会館ホール
              午後2時半より
 皆様、体調はいかがでしょうか。無理せず、焦らず、少しづつでも前進しましょう。
 五月の空に泳ぐ鯉のぼりを見ると元気がでます。老健太陽の庭にも泳いでいますよ。先日は、ブルーインパルスが5月の空に見事な輪を描いてくれました。身も心も躍動しましたよ。
 3月発信では、老健は大規模多機能施設であり、医療法で管理され介護保険で賄われる施設と紹介しました。しかし病院ではありません。医師もいて、リハビリ機能をもち、ほかの施設系サービスに比べて医療機関により近い施設であるといえます。
 病院と自宅、あるいは病院と施設をつなぐ中間の施設であり、生活していくうえでの身体機能をたかめ(生活期リハビリといいます)、自宅などへ帰っても自立した生活ができることを目指す場です。病院には病態が悪くなればその都度入院治療できますが、老健も生活機能が低下すれば繰り返し入所して生活できる状態を維持することを目指す施設です。
 各々の地域により医療ならびに介護の資源は違いますし、生活習慣病などの疾病構造や介護のニーズも違います。それに伴い、その地にある老健に求められる、そして皆さんに支持される老健の機能は地域によって異なり、多様性があって当然です。一概にこれだと断定することはできません。
 しかし、全ての老健の持ち味は、強化されたリハビリ機能です。その特徴を何のために生かそうとしているのか、どのように取り組んでいるのか、老健太陽のリハビリについて述べてみます。筋トレや身体機能を訓練することがリハビリと思われがちですが、それだけでなく生活するうえでの活動を高めることや社会活動に参加することなどもリハビリです。常にご利用いただいた方々の生活を考えてリハビリを行っています。
 これから、田中リハ科長に老健太陽のリハビリについて語ってもらいます。

 皆さん、こんにちは。
 リハビリテーション科長の田中實美です。老健太陽のリハビリがどのような取り組みを考えているのか、簡単に紹介させていただきます。
 介護老人保健施設は、医療と在宅を繋ぐ中間施設として開設されました。
 月日が経ち、医療、福祉はニーズに応じ変化してきています。
 国は高齢者人口がピークを迎える2025年までに、地域の皆さんと協力して住み慣れた地域で生活していきましょうという計画を立てています(地域包括ケアシステムといいます)。
 事業所完結型から地域完結型へのシステムへ作り替えです。
 訪問介護、通所介護を市町村が取り組む地域支援事業に移行し、介護予防・日常生活支援事業と位置づけし、リハビリテーション専門職による介護予防の取り組みの強化を明確に示しています(地域リハビリテーションといいます)。
 今後、リハビリテーション専門職が様々なサービスに関与し、技術的支援を行うことへの期待を高めています。
 その中で、介護老人保健施設 太陽は、鹿本町にあり、入所・通所・訪問リハビリテーションを行い、地域リハビリテーションを担う施設として、ふさわしいと考えます。
 また、28年度に地域密着リハビリテーションセンターの指定を受け、以前から行っていた地域サロンでの支援に加え、介護予防の取り組みを他施設と連携して取り組んでいます。
 通所リハビリテーションに生活行為向上リハビリテーションの考えが追加され、地域リハビリテーションへの移行が急がれています。
 しかし、現時点では、受け皿としての地域リハビリテーション支援体制は十分とはいえず、今後の事業体制の検討・実施の協力を行っていきます。
 施設内でのリハビリテーションでは、在宅を目指し、通所・訪問リハビリテーションでは、在宅支援、地域への架け橋となり、地域のサロンとして皆様のお役に立ちたいと考えています。

 一口にリハビリと片付けられない、奥深さがあります。一度リハビリ現場を見たいと思われる方は、電話して下さいね。職員がご案内申し上げます。(TEL(0968)46−6111)
 それから、少し気の早い話ですが、下記のように今年の地域の皆様と過ごしたく老健太陽行事を予定致しています。お気軽にお誘い合わせておいでいただきますよう、ご案内申し上げます。
  ・老健太陽祭り
     9月9日(土) 老健太陽グラウンド 午後6時より
  ・老健太陽創立20周年記念式典
     11月頃

老健太陽の医療

 一本松公園の桜の蕾が少しづつ膨らんで、暖かい風の吹く日が多くなりました。
 さて、老健太陽について2回目、1月に続いて情報発信します。皆様、春の陽気に誘われ気楽に目を通して下さいね。
 老健の正式名称は、介護老人保健施設といいます。簡単に言えば、大規模多機能施設ともいえます。地域の皆様方が生活の質を保ち、できるだけ長く住み慣れた地で安心して生活されるよう、ご支援する施設であります。
 そのために多くの専門職が勤務しています。
 ただし、利用できる方々には制約があります。医療・介護・リハビリなどを必要とする65歳以上の要介護・要支援者(介護保険を申請し、要介護1〜5、要支援1〜2と認定された方)の方が利用できる施設です。入院治療の必要がなく、病状が安定していることが条件になりますが、現実には病状が不安定な方、複数の持病があり毎日多数の内服薬を必要とする方、合併症を併発された方、定期的に専門医を受診する方など、医療を必要とする方が大多数です。45歳以上65歳未満の方でも、介護保険によって『老化に起因する』と認められている16の特定疾患を有する方は利用できます。
 病院や診療所と同じように医療法により管理されますが、掛かった費用は介護保険で賄われているため、老健を利用する場合わかり辛くしている原因と思います。
 老健入所者の場合、薬剤費も病院受診・入院に関わる費用も、利用された方が毎月お支払いになっている決まった入所費の中より太陽が支払うしかなく基本的には医療保険への請求はできません。このことが病院入院となりました場合に退所していただく理由であり、特養と大きく異なる点です。
 但し、X線検査やCT・MRIなどの画像検査、あるいは手術などは別途医療保険に請求することができます。所定疾患と称し①肺炎、②尿路感染症、③帯状疱疹の三疾患に限って、診断と治療に要した7日間のみの費用を医療保険に請求することができます。
 さらに、入所者の症状が著しく悪化し、緊急その他のやむを得ない場合には、緊急時施設療養費として請求することができます。
 経済的面も含め、このように制限された環境で、主治医の判断で医療を展開しているのが老健です。
 一方、特養は老人福祉法で管理運営され、入所者の皆様にとり終の住み処であり自宅と同じです。そのため医療保険を自由に使うことができます。二つの施設はよく並記されますが、その内容はかなり違ったものであり、わかり辛くしているようです。

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