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先に日本の猛暑と速度ポテンシャルについて調査し、報告しています。それに寄りますと、8月のフィリピン付近の速度ポテンシャルの平年偏差が大阪の8月の気温とマイナスの相関が弱いながら見られることが分かりました。

気象学的には、フィリピン付近の積乱雲の活動で上空に持ち上げられた空気が日本付近で収束して下降気流をもたらせているのではないかと考えられる資料とみることができそうです。フィリピン付近は発散の中心近くと考えられ、その場所の速度ポテンシャルの平年偏差がマイナスであることは、編年よりこの辺りで発散が大きくなっていると考えることができるからです。

それなら、もっと直接的に日本付近の上空の収束と関係があるのではないでしょうか。速度ポテンシャルΦの平年偏差と発散・収束は直接の関係はありませんから、発散・収束の平年偏差に相当する量を考えてみましょう。

発散の平年偏差=∇・(∇Φ)の平年偏差ですが、
       =(∇・(∇平年偏差Φ))と考えて、
∇(平年偏差)を求めます。月平均図ですので、小さな波動は平滑化されて見えなくなっていますが、8月の天気を検討するような場合は、数千Km規模の現象の解析ですから、東西方向は5度、南北方向は2.5度格子の差分で、解析できるのではないかと考えられます。

具体的には、図1に示す方法で、発散の平年偏差を求めます。


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図1 格子点に与えられた速度ポテンシャルから発散を求める式
この発散計算で「発散(収束)」の平年偏差を各格子点について計算し、大阪の8月の平均気温との相関係数の分布図を求めると図2のようになりました。全く期待外れの結果になりました。
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図2 速度ポテンシャルの平年偏差から得た「発散の平年偏差」と
大阪の8月の気温の相関分布図


平年偏差の考え方が間違っているのか、やり方が悪いのか、分かりませんが、このやり方では、相関が悪かったとしか言いようがありませんでした。

以上、このような方法では両者に相関がみられなかったと言うつまらない報告ですがやってみての結果の報告です。


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