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【I am a lonely guy.】
  長距離バスの移動はビエンチャンからフエまで21時間、フエからホイアンまで4時間、ホイアンからニャチャンまで12時間…そして今からホーチミンまで9時間の旅だ。
 目的地に着くと、すぐにまた次の目的地へと観光することも無く、また休憩・宿泊なしのバス連続移動が合計46時間も続く。精神的、体力的な限界は感じなかったが、歯を磨き、シャワーを浴びて清潔な服に着かえたいというイライラ(これも精神的…かぁ〜)が募った。
 長くバスの移動を繰り返していると、昼、夜の区別はつくが、曜日…今日が何日なのか感覚的に分からなくなってくる。昨日、出会った豪くんと友美さんに比べればワシの旅行は日程的にハードな移動となるのは仕方ない。
 友美さんは『9月に大学を卒業して就職が決まっているので3月まで旅行する』と言う。『途中日本へ帰るの?』と聞くと、『帰る予定はなく、トルコ方面まで行く』と言うタフな女性だ。また『なぜ初めての外国旅行がこのバックパッカーの旅行なのか?』と聞くと『ゼミの先生にアメリカ、ヨーロッパを旅しようと思うと相談をしたら、アジアや他の世界を回ったほうが楽しいんじゃないか?』と言われ、あまり深く考えもせず決心したそうだ。この時、彼女の写真を撮らせてもらうのを忘れたが、キョトンとしてあどけない顔をして子供っぽいのに、芯のしっかりした子だった。
 また豪くんは『人と同じことをしたくない』と学校を出て就職と言う誰もが疑うことも無く行動していることに疑問を持っているのか、日本を出て中国に渡り現在3ヶ月経っているそうだ。彼も初めてのバックパッカーだというが、世界の色んな物事を自分の眼で見ておこうと言うことは豪くんもなかなかのもんだと思った。
 ホイアンで知り合ったロシア人女性も、どういった経緯か詳細はロシア語なのでは知らなかったが、家族を置いて(子供たちが独立したのかも)一人旅をしている。彼女の凄いところは、ロシア語以外は絶対話さないと徹しているところだ。またニャチャンで一緒に歩いていると、『ちょっと待って!』と言って、時々ゲストハウス(以下“GH”)へ入って宿泊価格を聞き、GHの市場価格を調査収集している。ウゥ〜ン、Back Packer間では当たり前のようだが、ワシには大変勉強になった。
 しかし行く先々、泊まる所がよくあるもんだと感心する。需要と供給のバランスがちょうど良いのか過剰なのか…どの街、町、村に行っても確実に泊まれる。日本は行き当たりバッタリの旅行はできるのだろうか?日本には見ず知らずの人を歓迎すると言う文化は無いように思うが。
 以前、長州長門の湯本温泉近辺に家族で旅行していて、飛び込み(連れ込みではない!!)でS木屋Gホテルに入り、『部屋は空いていませんか?』と聞くと『予約されていないと泊まれません。また部屋も空いていません』と言われ『布団部屋でもいいから』…『布団部屋にお泊めするわけにはいきませんから』。『そうですか…』と言って、このまま引き下がるのもシャクに触るので、ワシは起死回生の一発をフロント係にお見舞いしてやった。『ここの専務の知り合いから聞いて来たんだけど部屋は開いていないんだね…』と言うと『少々お待ちください』と言って部屋に案内してくれた。京都のお茶屋さんじゃあるまいし、日本は『イチゲンサン、オコトワリ』なのだ。ここアジアは泣いても笑っても歩いて東は韓国、朝鮮、ロシアから、西はポルトガルまで歩くことができるユーラシア大陸なのだ。商人や町人が行き交う場所だ。国境がある事態おかしいのだ。みんな地球民族の地球人なのだ。
 午前11時10分朝食か昼食か分からないがレストランへバスは止まった。中に入りメニューを見ると35,000〜75,000ドンの料理が並ぶ。“炒麺”を食べたかったが無いので“炒飯”を探すとこれも無い。ここはレストランなのだ。一番安い35,000ドンの蒸しご飯の何やら…この何やらというものが気になるが注文した。何が出てくるのか不安だった。
 レストランは海の観えるレストランだから高いのだろうが、今までバスが止まった所は食堂(CO’M)はだったのに、何故か今回はレストランなのだ。まぁ、良いけど、何でも体験だから。そう言えばバスチケットが180,000ドンで9ドルだったから20,000ドンが1ドルとして注文した料理は2ドル弱かぁ、もう少し高い物を食べても良かったのかなぁ。しかし、メニューに載っている料理が分からない。ビエンチャンを出てからパンと麺しか食べていないような気がする。
 ルアンパバーンのモン族のマーケットで買ったサンドイッチを、ビエンチャンで日本人の若者と分けて食べ、その昼はフォーを食べ、夕方はバスの中でパンを少しかじり…あれ?記憶が前後している…。えっと…ビエンチャンで買ったブドウパンとヨーグルトを1本ベトナムの国境前で飲んだ。そして下痢が…。フエに着くとGHでニャチャン行のバスチケットを買い、ニャチャンに着くと旅行会社ですぐにバスチケットを買い、バスに乗ったので食べていない。途中何度か食事トイレ休憩があったのか、気が付かなかったこともあったと思うが、目を開けるのが面倒なので寝ていた。
 バスの中で『地球の歩き方』ベトナムの本(04〜05年版で8年前)を読んでいると今後の予定に大きく関わる大変な事に気が付いた。
 ホーチミンからカンボジアのプノンペン行きのバスは本によると火・木・土曜日の週3便しか出ていないのだ。ホーチミンからカンボジアへは飛行機で飛ぶか、カンボジアは行かず、27日火曜日までホーチミンで過ごすかを選択しなければならなくなった。
 日本でカンボジアのビザは取ったものの、行く必要があるのかと聞かれれば分からない。しかし、訪問国が一つ減り、船とバスの移動計画が船とバスと飛行機の移動となり、今まで苦労した移動に飛行機が入ることにより軽い感じになる。また4ヶ国から3ヶ国になることも自分にとっては大きなマイナスだ。ホーチミンへ着いたら日本語の通じる旅行会社かGHで相談してみよう。
 ホーチミンには2時間遅れの19時に着いた。バスから降りたら、あたりは暗く、ネオンサインばかり目に入る。いったい何処へ降ろされたのか地図と照らし合わせても全くわからない。荷物を前後に抱え、何処だか分からないまま歩いていると寂し気な場所に出たので、明るい方へと移動した。通りにたむろしている若者に地図を見せ、旅行会社『T&Tトラベル』を目指し『どっち?』と聞いた。後で分かったのだが、からかわれたようだった。ホーチミンはとても蒸し暑く汗びっしょりになりながら、地図を片手にひたすら探す。途中GHの客引きのオバアサンに声を掛けられ『Come! Come!』と言うので『No! No!』と言うと、そのオバサンあっちへ行けと言わんばかり『Go! Go!』と言うので『うるさいクソババア!』と言ってやったら、鬼のような顔と物凄い大声で『Go!!』と言い返された。アジアの女性は本当に怖い!!
 店の前に立っている小学校くらいの女の子だったらからかわれないと思い、旅行会社の住所を見せると『ここは○○○番地で下がっていくと○○○番地、だからここを下がって行くとある』と分かりやすく教えてくれた。そしてその目指す番地へたどり着くと目当ての旅行会社は無くなっていた…。
 近くにあった旅行会社に入り、ホーチミンからカンボジアのシェムリアップ(アンコールワット遺跡の街)行きの飛行機をたずねると電話で問い合わせてくれた。相手の電話の声が受話器から漏れてくる。電話の相手は140ドルと言っているのに旅行会社の男は『190ドル』とワシに言うので、『高いから他を回ってくるよ』と言ってその会社を出た。シェムリアップ行きの飛行機はベトナム航空しか出ていないと言うことが分かったので、ベトナム航空の看板が出ている旅行会社へ行き飛行機の値段を聞いてみた。
 そこの従業員は親切だった。『Airで行くよりはバスで行け』というので、『明日出発したいのでバスは毎日無いだろう』と言うと、『毎日バスは出発している』と言った…。師匠に借りてきた『地球の歩き方』ベトナム版の情報は8年前のものだった…。バス料金は18ドル、バスの出発時間は1日2便あり、8時出発で19時シェムリアップ着か23時30分出発で14時シェムリアップ着の2便だったので、明るいうちにシェムリアップに着く23時30分出発のチケットを買うことにした。


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 喉が渇いたので、冷陳ケースから缶ビール2本を取り出し5ドル渡すと、お釣りを解説付きで返してくれた。『1ドル20,500ドン × 5ドル = 102,500ドン、 マイナス ビール2本』と言う説明が親切で気に入った。『ここはGHもやっているのか?』と聞くと『そうだ』と言うので、宿もここに決めた。1泊10ドルで高いか安いかは分からないが従業員の気持ちが良い。
 その後、部屋に入り、洗濯をしたらTシャツから茶色いホコリ色の液体が出た…。お気に入りのTシャツだったが、泥を跳ねたような模様が背中に付いており、洗濯しても落ちなかったので捨てた。
 二日振りにシャワーを浴びすっきりして夕食を食べようと下に降りた。ワシの部屋は4階だ。GHの人にフォーの美味しい店を聞いて行ってみたら本当に美味しかった。ベトナム料理専門店だった(ベトナムに来ているのだから当然だが)。


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 今日はクリスマスイブだ。街はクリスマスイブ一色の大騒ぎだ。しかし、ワシは一人LonelyでLateな夕食を食べた。自分自身にカメラを向け写真を撮っていると奇人・変人に見えるのか、周りの人達がワシのことを面白そうに見ていた。席の隣のカナダ人は『撮ってあげましょうか?』と言ってくれたが心では笑っている感じだった。自分自身で自分を撮るのは、一人旅の場合は仕方ないよ。
 隣のカナダ人家族に1枚写真を撮ってもらい『どこから来たの?』と言われ『日本の広島』と言うと『気の毒に…原子爆弾が落ちた』と言われたことへ、返答ができなかった。


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 カナダ人に『I am lonely guy.』と言ったが、後になり考えてみるとguyは男性だがgayは同性愛者なのでうまく発音できたか?『俺は孤独な同性愛者』と聞き取れたのではないかと心配になった。
GHで紹介された 『フォー』を食べたレストランだが、最初、高そうだったので店の前で入ろうか入るまいか迷ったが、清水の舞台から飛び降りて正解だった。本場の『生春巻き』と『フォー』と『ハマグリの茹でたもの』と『ビール2本』でたったの10ドルだ。安かった(涙)。
 店員は店主の指示があれこれ飛ぶのでキビキビした中で働いており感じがよい。明日も来たいと思ったほどの店だった。
 今日は、昼にご飯と豚肉(たぶん)の味付け、夕方は生春巻き、ハマグリ、フォーと久しぶりに美味しい食事をしたと言う感じだ。タイもラオス・ベトナム、今からいくカンボジアの料理も日本人の口に合う。しかし、ネパールは口に合わなかった。苦手だった香草もこちらへ来てから臭く感じられなく、まして美味しいと思うようになった。

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 ビエンチャンで別れた日本人男性、ホイアンで分かれた日本人男女の青年、そしてニャチャンで別れたロシア人女性、みんな元気でやっているだろうか?日本へ帰ったら写真をメールで送るからね!
ニャチャンからホーチミンへバスの移動距離 約440km


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