|
昨日夜、東京・上野の東京国立博物館(正式名称は独立行政法人東京国立博物館)で今、開催中の「大徳川展」に行ってきました。
特別展開催中の金曜日は夜間開館日で比較的混雑せずに観ることができます。
とはいうものの、夜間開館を宣伝しているだけあって、けっこうな人の入りでした。
コインロッカーは満杯状態で、一つ空くのを待つのにも一苦労。
では早速中身ですが、図録を買われた方、すでにご覧になった方はわかると思いますが、今回の展示は3部構成で、第1部が「将軍の権威」、第2部が「格式の美」、第3部が「姫君のみやび」。
博物館内部の構成は、平成館という建物の2階部分全体で、フロアの1、2、3までが第1部、フロアの4が第2部、フロアの5、6が第3部といった感じで構成されている。
やはり見ごたえは将軍の権威の最初の構成で、甲冑や武具をはじめ、家光が夢枕に見たという霊夢像が何点も展示されている。
期間中、前期と後期で展示替えもあったが、図録にはすべて載っている。
大徳川展というから、徳川将軍家(徳川宗家)→現在は徳川記念財団のほか、尾張徳川家→現在は名古屋の徳川美術館、紀伊徳川家は分散しているが、おおむね紀州東照宮など、水戸徳川家→現在は水戸の徳川博物館、全徳川家の遺品の数々が勢ぞろいしたといった感じである。
なかでも芝東照宮(東京・港区にある増上寺に隣接)の御神体である家康像が今回の展示で初めて公開されるという。普段は御身体なので、本殿からは出ないものなのだが、今回の展示にあたって、徳川宗家18代目当主である徳川恒孝さんの働きかけも大きいという。
ちなみに、この徳川恒孝(つねなり)さんは養子で、会津松平家の出身、あの松平容保(幕末の京都守護職)の系統だそうです。15代将軍の慶喜のあと、田安家の田安亀之助(家達)が16代当主、つづいて、17代家正。
(田安家は御三卿の一つ。御三卿は8代将軍吉宗が創設した御三家に変わる将軍嗣子候補の家で、子の宗武が立てた田安家、同じく宗尹が立てた一橋家のほか、9代将軍家重の子である重好が立てた清水家からなる。)
古文書、記録類、版本類など文書関係も多く展示されており、見ごたえはあった。
姫君のみやび(第3部)ではおおむね尾張、水戸家の婚礼調度品がメインであった。
後半はゆっくりではなかったが、一通り観覧できた。時間は20時閉館ではあるが、実際に平成館をあとにしたのは閉館からすでに15分以上経過していた。
独立行政法人化して集客にはとくに力を入れている博物館業界、少しでも利用してもらおうと努力しているのか、時間きっかりに閉めることもできない。見学者にとってはよいことではあるが。
|