新世紀のビッグブラザーへ blog

作家 三橋貴明のホームページ「新世紀のビッグブラザーへ」のブログです。

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中国を競合として見る

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 アメリカ経済本の執筆が本格化したので、しばらく短めの投稿が続くと思います。

http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_08.html#SSvSNikkeiJun1508

 2008年もそろそろ半年が過ぎようとしていますので、試みに日経平均と上海総合株式指数の株価推移を比較してみました。一月中旬や三月中旬に、日本のメディアが
「政治不信から日本が売られている」だとか「株価下落はどの国も同じだが、最も下落率が高い日本はオワタ!」などと叫び続けていたのも、今となっては懐かしい思い出です。
 ヤバ中にも書きましたが、なぜ日本株が真っ先に売られていたかといえば、円高が進んでいたからです。円高により海外ファンドが持つ日本株のドル建て額面が上昇したので、キャッシュが必要なファンドは日本の優良株から売り払い、現金化したのです。少し考えれば誰でも分かりそうな日本株下落の理由ですが、主だったメディアは誰も円高と結びつけて分析することはありませんでした。
 金融危機が少し落ち着くと、今度は日本株から真っ先に買われているのが現実です。この間、日本の政治が正常化したわけでもないのに、ホント不思議です(棒
 日銀総裁の不在もあれだけ騒がれた割に、何の影響もありませんでした。良きにしろ悪しきにしろ、世界で最も現預金を(国民が)持っており、秀でた技術を囲い込むことで差別化が可能な日本の場合、実は政治家や官僚が経済に及ぼす影響が、他国に比して格段に小さい気もしてきました。
 日本と対照的に、経済領域における政治力の影響が途轍もなく大きい中国の場合、株価下落は何を意味しているのでしょうか。日本の下落率がトップだったときと同じように、
「中国の政治混乱や、中国売りこそが中国株下落の原因だ!中国経済はオワタ!」との論調で報道はしないのですか、日本のメディアの皆さん? 中国の場合は、もしかしたら真実その通りかも知れませんよ。

http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_08.html#PRC080613

 先日の「日本人は中国をどう見ているか?PRC調査結果2008/06/13」の調査結果の中に、(4)中国はパートナー?それとも敵?という質問がありました。 
 この質問に対し、日本人の20%が「パートナー」、23%が「敵」と答えたと書きましたが、実は最も多かった回答はこのどちらでもありません。最も多かった回答は55%の「どちらでもない」です。
 さて、この質問ですが、穏健な日本人が「中国は敵」と答えた方が「パートナー」よりも多かったというのは、かなり驚きです。ですが、もしも質問が
「中国はパートナー?それともコンペティター(競合相手)?」というものだったらどうでしょうか? 恐らく「どちらでもない」と答えた55%の日本人の、半分位は「コンペティター」と答えた気がするのですが。
 わたしは、中国は日本の何だと聞かれたら、間髪入れずに「競合相手」と答えます。政治家やメディアが国民感情を無視して、必死に推し進める「友好」とやらよりも、この「競合相手」という認識がより現実に即しており、今後の日本のためになると考えているからです。
 
競合相手である以上、無闇な援助や、情報の漏洩、費用対効果を考慮しない投資などはあり得ないわけです。(競合相手を援助する企業など、今まで聞いたことがありません)また、競合相手ということは、曲がりなりにも同じ世界(市場)を共有し、互いにその市場の存続を考慮しなければならず、協力しなければならない点も出てくるでしょう。(環境問題とか、食糧・資源問題とか)市場の活性化のためには、互いが必要なケースも当然出てきます。
 中国は敵ですか?と聞かれて答えに窮する日本人は多いでしょうが、競合相手ですか?と聞かれると、素直に首肯できる日本人もやはり多いのではないでしょうか。
 現実を無視したカリカチュアのような「友好」を追い求めるよりも、中国を競合相手として捉える方が、余程健全だと思うのですが、いかがでしょうか?

 ちなみに、世界の経済評論家の中でも、ビル・エモット氏が最もわたしと近い考えだと思います。(あちらは超メジャーなので、わたしが偉そうに「近いです」などと言える立場では無いのですが)この意見に賛同してくれる方は、氏の最新作である
「アジア三国志」(日本経済新聞出版社)が、かなりピンと来ると思います。是非、ご一読あれ。

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閉じる コメント(9)

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日本人の欠点の一つはは、自分がいかに巨大な力を持っていて、
世界に影響を与え続けているか、自覚が無いことです。多分。
一つは、日本の力を利用したいアメリカやら中国の宣伝が効きすぎて
いるためかもしれません。ただ、この宣伝が効きすぎて困っているのも
彼らなのですが。

2008/6/15(日) 午後 11:03 [ nic*lin**w ] 返信する

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日本人が一番、日本を知らない。

たいていの人は国の借金額を答えられるが、資産額は答えられない。

日本人は貯金をするのが好きなのに、どのくらい総資産があるのかは知らない。

日本の技術は高いだろうとは思っているが、世界的にどういう価値があるかは知らない。

ガソリンが高いと不平は言うが、どれだけ高効率かは知らない。

格差があると信じているが、なぜ暴動や餓死者がないかは考えない。

2008/6/15(日) 午後 11:45 [ ChinaFreeTibet ] 返信する

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日本電産社長永守重信氏は、まだその事業規模が世界一で無かった頃、騙すようにして社員を採用し、不平顔のその社員に、こんな素晴らしい経営者が居る会社に入社できたことをありがたく思えと言ったといわれている。

そしてどこにでも居るような普通の人間が、日本電産社員になると、常人でない働きをするといわれている。永守氏が、「歩の人材を確実に育て、「と金」にする」ことを、経営者としての仕事にしているからだ。

会社は経営者で決まる。それでは日本国はどうなのだろうか。日銀総裁人事の混乱は、日本経済に無影響だった。マスゴミが伝える日本政治の混乱も、日本経済に今のところ無関係である。

2008/6/16(月) 午後 3:16 [ 経営者 ] 返信する

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共産支那や南北鮮をみるにつけ、政治指導者は国民の命運に関わる、とても大切なものだ。ところがマスゴミが伝える日本の政治状況が混乱・混沌の極みにあるにしては、何と国民は豊かに平穏に暮らせているのであろうか。

その日本国を、米・支両国民が、敵対国と認識しているなどと言うことさえ、半信半疑に思っている人が多いのではあるまいか。マスゴミは一体日本国民に何を伝えてきたのか。妄想・幻覚を振りまいて来ただけではないだろうか。

2008/6/16(月) 午後 3:16 [ 経営者 ] 返信する

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>その日本国を、米・支両国民が、敵対国と認識しているなどと言うことさえ

えっ・・ そうなんですか?
中国は明らかに敵対国としてるのは認識してたんですけど・・
妄想幻想をもろにうけてたみたいです・・。

日本人が一番日本を知らないというのは、海に囲まれた島国というのもでかいですよね。明治の頃外国に勉強に行った日本人が、その前にもっと自分の国を勉強しなさい(いい意味で)と言われたという逸話を思い出しました。 削除

2008/6/16(月) 午後 10:53 [ かっこう ] 返信する

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今日6月17日の朝日新聞朝刊10面に掲載された『経済気象台』にこんな感じの事が書いてありました。

1)最近、中国経済終末論的な本や論評が多い。
2)中国では共産党と行政が一体化し、経済運営に機動力と一貫性がある。効率的で、統一的だ。
3)中国共産党の党員の多くは優秀。地方の党幹部や行政庁の感覚は現実的であり、よく勉強し、マメに地区を統括している。
4)中国の経済運営体制委は、民主主義には無い利点がある。
5)色々な問題は抱えているが、これからも中国の経済は発展していく。

はてさて、どうなります事やら。

2008/6/18(水) 午前 0:11 [ 如月 ] 返信する

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中国国民を含めて世界中だれでも競合相手が資本主義の原則であり、いずれの国も日本の競争相手であると思います。そして、中国共産党と中国国民党は日本の敵であり、日本と共存不可能です。

2008/6/21(土) 午後 0:23 [ mar**dangon*su*e ] 返信する

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>競合相手を援助する企業
マイクロソフト(アップル:優先株の購入)
トヨタ(GM:合弁企業の設立や、生産の指導)
ヤフー(google:adsenseの採用)

状況によっては援助するのも選択肢に入ると思うけど?
中国もある程度発展させて日本への密入国を減らせるなら許容範囲では?

2008/6/22(日) 午前 9:53 [ mor*h_*ir*or ] 返信する

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政治家やメディア新聞は移民1000万人受け入れを認めさせるために、中国、韓国の友好を印象付けるのに必死ですからね〜。 削除

2008/6/28(土) 午後 1:49 [ わくわくさん ] 返信する

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