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ドルの危機 韓国編

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「ドル崩壊! 今、世界に何が起こっているのか?」再重版決定!m(_ _)m 感謝!
http://www.amazon.co.jp/dp/4883926583
9月19日(金)発売の撃論ムック「猟奇的な韓国」に「崩壊進行中の韓国経済の病理」を寄稿しました。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4775512609

 悪夢の九月が明けたにも関わらず、世界のインターバンク(銀行間取引)の金利は高値に張り付き、ドル資金の取引がほとんど成立しない状況に陥っています。10月1日のドル三ヶ月もののLIBOR(ロンドン銀行間取引金利)は、4.15%と八ヶ月ぶりの高水準をつけました。
 世界のインターバンクの最後の砦であった東京市場でも、ついにドル資金市場が機能停止に陥り、ドルを必要とする欧米金融機関は、主要国の中央銀行が実施するドル供給に参加して糊口を凌いでいる状態です。
 本来であれば、これほどまでにドルの危機が表面化した以上、ドル暴落が起きてもおかしくないはずですが、何しろドルは「基軸通貨」です。基軸通貨であるために決算用に各国の金融機関がドルを溜め込み、ドル以外の脆弱な通貨から下落していくという珍しい現象が起きています。
 例えば、次の基軸通貨候補などと持て囃されていたユーロは、先週来、断続的に下落を続け、ついに1ユーロ1.38ドルと、心理的な抵抗線であった1.4ドルを割り込んでしまいました。日本円は他の全ての通貨に対し全く下落する様子を見せないため、1ユーロは146.48円と、今やかつての「ユーロ高」の面影などどこかに消え去ってしまった有様です。やはり、最近まで続いたユーロ高は単なる通貨バブルだったようです。
 しかし、欧州の多くの金融機関は、主要国の中央銀行が実施しているドル供給システムに参加することができるので、まだマシです。システムから排除された日欧米豪以外の金融機関は、市場から決済に必要なドルが消えうせた結果、息も絶え絶えな状況になっています。特に、当ブログのヲチ対象である韓国は、もはや「通貨危機」突入と断言しても構わないような危険な状況に陥ってしまいました。(世界を見ると、すでにアイスランドなどが通貨危機に陥っているため、韓国だけが突出して危険なわけではありません。念のため)

 添付の図は韓国ウォンの為替相場推移を三十年期間で見たものですが、最近のウォン下落のペースは、あの1997年のアジア通貨危機時と比較しても遜色のないレベルです。
 本日のドルウォンの終値は1ドル1223.5ウォン。円ウォンは100円1155.76ウォン。韓国の総合株価指数KOSPIの方は、終値が1419.65ポイントと続落したため、このままではドルウォンの値がKOSPIを上回る「グランドクロス」が見られる日も、そう遠い日のことではないかも知れません。
 この状況を受け、さすがに韓国のマスコミも「ドルの危機」に関する報道が増えてきました。

企画財政部、主要国・IMFと米金融不安に共同対応 2008年10月2日 連合ニュース
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2008/10/02/0200000000AJP20081002000300882.HTML
 企画財政部が米金融不安に関連し、米国、日本、中国などの主要国や国際通貨基金(IMF)をはじめとする国際機関と共同対応する方策を模索している。主要国金融当局とのホットライン構築や随時連絡という水準にとどまらず、対策を協議し、必要な場合は可能な範囲で共同措置を取る考えだ。(後略)』

米金融危機:ドル資金不足、中小企業に非常事態 2008年10月2日 朝鮮日報
 生産設備専門メーカーのU社は最近、東南アジアの企業に150万ドル(約1億5870万円)相当の自動化設備を納品した。製品を船積みした後、取引先の銀行に輸出為替手形の買い取りを求めたところ拒否された。表面的には決済期日が90日以上先で、信用度が低いというのが理由だったが、実際は米国発の金融危機を受け、銀行がドル資金の支出を厳しく制限しているためだ。銀行が企業の輸出為替手形を買い取る行為は、事実上ドル建てで融資を行うのと同じだ。
◆為替手形買い取り、銀行が慎重姿勢
 U社関係者は「輸出代金を先に受け取れなければ、輸出商品の生産に必要な原材料を外国から購入できない」と語った。
 自動車部品メーカーのK社は先ごろ、メーンバンクから輸出為替手形をドル建てではなくウォン建てで決済してほしいと求められた。同社の資金担当常務は「輸出をしてもドルを手にしにくい状況だ」と話した。
 ドルを稼いだ輸出企業がドル資金不足で苦しんでいる。米金融危機で外貨建ての借り入れが難しくなった銀行がドル決済を大幅に減らしているためだ。さらに取引企業の輸出に必要な信用状の設定を見合わせてほしいと求めてくる銀行も多いという。(後略)』

個別銀行に流動性50億ドル供給、企画財政部長官 2008年10月2日
http://japanese.yonhapnews.co.kr/economy/2008/10/02/0500000000AJP20081002004000882.HTML
企画財政部の姜万洙(カン・マンス)長官は2日の危機管理対策会議で、来週から、個別銀行が輸出中小企業の貿易手形を割り引けば輸出入銀行が再割引する形で、50億ドルの資金を供給すると明らかにした。(後略)』

 韓国当局は外貨準備を取り崩し、為替防衛を行うのみならず、国内銀行にドルの流動性を直接提供を始める事を発表しました。しかし、度重なる為替介入により、韓国の外貨準備高は年初から9月末までに既に225億ドル減少しています。(9月は韓銀発表によると、35億ドル減少)果たして一体いつまで韓銀がドルを供給し続けることができるのか、状況は予断を許しません。
 ドルの危機を受け、やはり韓国と同じように主要国中央銀行のドル供給システムから排除されているインドでは、民間商業銀行の最大手であるICICI銀行で取り付け騒ぎが起きました。インドの中央銀行は「ICICI銀行は十分な資金を保有している」と、事態の沈静化に必死になっている状況です。
 このまま市場からドルが消失した状況が続くと、近い内に韓国でも銀行が連鎖的に破綻していく事態になりかねません。それを見越してなのか、アメリカの格付け機関ムーディーズは、韓国国内の四大銀行(国民銀行、ウリィ銀行、新韓銀行、ハナ銀行)の財務格付けを下方修正しました。
 前回のアジア通貨危機における韓国の破綻は、ムーディーズによる韓国国債の格付け引き下げがトリガーとなりました。果たして今回は・・・。

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悪夢の九月、終わる

「ドル崩壊! 今、世界に何が起こっているのか?」再重版決定!m(_ _)m 感謝!
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9月19日(金)発売の撃論ムック「猟奇的な韓国」に「崩壊進行中の韓国経済の病理」を寄稿しました。
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 韓国経済のみならず、世界中の国々とって悪夢のようだった九月が、ようやく終わりました。(欧米諸国にとってはまだ終わっていませんが)
 果たして一ヶ月前の八月末時点で、リーマンブラザーズが破綻し、メリルリンチ、ワコビア、ワシントン・ミューチュアルが救済買収され、AIGが半国有化され、残されたゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーまでもが業態を変えてしまい、一ヵ月後にアメリカの四大投資銀行が全て消滅するなどと想像した人は、世界中に一人でもいたでしょうか。フェイクマネーにより膨らまされたバブルが崩壊し、「市場」という怪物が「かりそめ」の繁栄を築き上げた世界中の金融機関に牙をむいたのでした。
 生き残った投資銀行のゴールドマンとモルスタは、市場の牙を避けるために銀行持ち株会社になるという選択肢を選びました。証券会社(投資銀行)から銀行へと業態を変えることで、FRBの規制下に入り、生き残りを図ることになります。
 しかし、FRBの規制対象になるということは、これまでのビジネスモデル、例えば自己資本を遥かに上回るレバレッジによりROEを高めるというビジネスが、事実上不可能になることを意味しています。ここ数年の投資銀行のメインのビジネスは、保有する債券を担保に、レバレッジを掛け莫大な短期資金を集め、その資金で買取った資産を証券化して転売する(リスクを他者に転化する)という、いわば黄金モデルでした。二十世紀初頭にウォール街に未曾有の繁栄をもたらした黄金モデルは、もはや完膚なきまでに崩壊し、そして後を継ぐモデルは未だ見つかっていません
 韓国のインターネットなどで囁かれていた「韓国九月危機説」は、元々は九月十日前後に集中した「ウォン建」の国債の償還により、外国人が受け取ったウォンを再投資せずにドル転するという予想に基づいたものでした。韓国にとって幸いなことに、国債の償還は滞りなく完了し、外国人もそれほど資金を引き上げる様子を見せませんでした。しかし、その直後、それどころではない大変な事態が韓国経済に襲い掛かったのでした。
 リーマンブラザーズ破綻を切っ掛けに荒れ狂った世界的な金融収縮は、各国のインターバンクを崩壊させ、市場からドルが枯渇するという信じがたい事態を招いたのでした。
 貿易赤字、経常収支赤字、純債務国化とウォン安要因に満ち溢れている韓国から、世界中の投資家が資金を引き上げ始め、株価暴落、債権安、そして通貨下落のキャピタルフライトが始まったのです。

http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_12.html#KRW080930

対ドル相場1200ウォン台に、対円も9年ぶり安値
http://japanese.yonhapnews.co.kr/economy/2008/09/30/0500000000AJP20080930004000882.HTML
 ウォン・ドル相場が米金融安定化法案を下院が否決したことに影響を受け7日続落となり、1200ウォン台をつけた。ウォン・円相場も約9年ぶりに1150ウォン台までウォン安が進んだ。
 30日のソウル外国為替市場で、対ドル相場は前日終値比18.20ウォン安の1ドル=1207.00ウォンで取引を終えた。7営業日で67.30ウォン下落し、2003年5月29日の1207.00ウォン以来、5年4カ月ぶりの安値をつけた。
 ウォン・円相場は午後3時現在、前日比39.10ウォン急落の100円=1157.02ウォンを記録している。1999年10月28日終値の1152.81ウォン以来、8年11カ月ぶりの最安値。(後略) 』

 2007年10月のウォン高の絶頂期(1ドル900ウォン)からの対ドル下落率は、34%。そして同じく2007年7月の絶頂期(1円7.45ウォン)からの対円下落率は、54%!!!!これって、普通に「通貨危機」と呼んでも差し支えない事態な気が致します。
 今の韓国経済が恐ろしいのは、韓国ウォンの買い手が「真実」韓国銀行以外には誰もいないように見受けられる点です。実際問題として、今の韓国は貿易収支赤字、相変わらず続くサービス収支赤字、為替防衛による外貨準備高減少、巨額対外債務の返済などなど、「ウォンがドル」に両替される要因には事欠きません。逆に「ドルがウォン」に両替される要因など、本当に韓銀の介入以外には思いあたりません。
 韓国の金融市場からは(世界中の多くの国々と同じように)ドルが枯渇し、韓銀はドルウォンのスワップ市場に対しても手持のドルの供給を始めました。更に、韓国政府はドル流出を防ぐために、2009年2月に予定されていた外国為替自由化措置を延期するに至りました。
 リーマン破綻以降、外国人投資家たちは確かに世界中から資金を引き上げ、ドルの確保に動いています。しかし、現実の世界には日本のように、リーマンショック以降、通貨安どころかむしろ為替が上昇している国もあるわけです。
 本来であれば、韓国は「なぜ日本円が上昇し、韓国ウォンが下落しているのか?」という単純な疑問と、真摯に向き合うべきです。そうすれば、現在の韓国ウォン暴落が決して世界的な金融収縮、つまり外部環境のみならず、韓国が内部にも問題を抱えているためである事が理解できるはずです。
 但し、もしも問題と真正面から向き合い、解決策に思いあたったとしても、残念ながらその策は韓国人には、とてもではないですが受け入れられるものではないでしょう。韓国経済の真の悲劇は、実はそこにあるのです。 
 そして、出口の無い迷路の中を彷徨いつつ、韓国経済にとって今月よりも更に厳しい十月がやってきます。九月は終わりますが、悪夢はまだ、終わりません。

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本当にあった怖い話

「ドル崩壊! 今、世界に何が起こっているのか?」再重版決定!m(_ _)m 感謝!
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 昨日「明日のエントリーのタイトルは、たとえ韓国ウォンが暴落しようと、アメリカ国債が格下げされようと、『本当にあった怖い話』です。」と書いたら、冗談抜きに韓国ウォンが洒落にならない状況になってしまいました。本当なら「韓国ウォン、ついに瞬間風速で1200突破!」といったタイトルにしたかったのですが、ま、仕方ありません。いずれにせよ、九月の最終日(つまり明日)に韓国ウォンの一ヶ月の動きを分析しようと思っていましたので、本日のタイトルは予定通り「本当にあった怖い話」です。

 さて、本ブログのタイトルにもなっているシミュラフィクション「新世紀のビッグブラザーへ」において、わたしは「ゆとり文字化」により漢字が廃止された近未来の日本の姿を書きました。同書の中では、漢字を廃止することの意味が捉えきれず、例えば「関係者以外立入禁止」の張り紙が、「かんけいしゃいがいたちいりきんし」となっているレベルの「奇妙さ」のみを表現するに留まりました。
 しかし、実は漢字を廃止するということは、「奇妙」どころではない、とてつもないインパクトを「文明」に与えることを最近学びました。もしも「新世紀の〜」が出版されることになったら、より深い恐怖に満ちた描写を幾つか追加したいと思います。(実際に、幾つか出版の話は来ておりますので)
 では、漢字を廃止することによる恐怖とは何か? 文明に与えるインパクトは何か?
 まず誰でも最初に思いつくのが、同音異義語の問題です。例えば「彼のしこうが理解できない」という文章があったとして、「しこう」が平仮名では、「彼の嗜好が理解できない」のか「彼の思考が理解できない」のかが分かりません。そして「しこう」が「嗜好」なのか「思考」なのかにより、文章の意味はまるで違ってきます。
 しかし、漢字廃止の恐怖は、実はここからが本番なのです。
 例えば先ほどの文章が「彼の嗜好が理解できない」だった場合、その文章を読んで、もしも「嗜好」という単語が理解できなかった場合はどうなるでしょうか? 真面目な人は、漢和辞典で嗜好の意味を調べるでしょう。逆に言えば、辞書さえ引けば、嗜好の意味を「完全に」理解できるわけです。
 ところが、漢字が廃止されて「嗜好」や「思考」が「しこう」とだけ辞書に載っていた場合はどうなるでしょうか。この場合、文章上の「しこう」が果たして「嗜好の意味」なのか、「思考の意味」なのかは単語そのものからは確認できません。(それどころか、志向か指向か施行か試行か伺候か至高か・・以下略、さえ分かりません。)結果、辞書を引いた人は文章の前後関係から「しこう」の意味を「解釈」することになります。いずれの意味として捉えても、果たして自分の解釈が正しいかどうかは、完全には分からないことになります。
 日本語には同音異義語が山ほどありますので、もしも漢字が無い場合には意味を「完全」には分からない単語が文章上に溢れることになります。結果的に、読む人は恐らく意味が分からない単語を「読み飛ばす」事になるでしょう。
 こうなると何が起きるかと言えば、文章を書く方も、読み手が完全に意味を理解できない単語を避ける状況が産まれます。同音異義語を書いたとしても、読み手の方が理解できないのであれば、自然とそうなるでしょう。
 こうして、人々のコミュニケーションから徐々に語彙(ボキャブラリー)が失われていきます。
 同音異義語のみならず、人々の書く文章は自然と「人が日常的に会話で使うもの」となっていき、存在、調和、格調、内容などの概念語や、抽象化された表現、そして専門用語が徐々に使われなくなっていきます。人々が読み書きする文章は、日常会話の文章に限りなく近づいていき、日常的に使われない単語が徐々に消えていくのです。
 日頃、我々が意識することはありませんが、実は高度な思考を繰り広げる際は、概念語や抽象表現が必須です。高度な思考とは何も哲学的な話ばかりではなく、経済について考える場合、或いは歴史について思考を巡らせる場合も含まれます。
 特に経済を語る際には、例えば需要、供給、収支、金融、流動性などの単語、表現が必須ですが、漢字が廃止されてしまうと、この種の表現は語彙から失われていきます。
 そして、最終的に何が起きるかと言えば、概念語、抽象表現、専門用語が書かれた書物を「誰も読まなく」なり、そして「誰も読めなく」なるのです。結果、人々は概念語や抽象表現を用いた高度な「思考」を行わなくなることになります。
 まさに愚民化政策そのものですが、ご存知の通り世界にはこの「漢字廃止」を実際に実行した国があります。そう、韓国です。
 今回のエントリーの発端は、そもそも呉善花さんの「漢字廃止で韓国に何が起きたか」を読み、触発されて書いているわけですが、同書から一部引用しましょう。

『−漢字廃止が国民の思考水準を低下させた
 戦後の韓国で漢字が廃止されたことによって引き起こされた弊害の中でも、最も大きなものは、日常的にあまり使われない漢語、しかし非常に重要な語彙が、事実上一般の韓国人の間からしだいに失われていったことである。とくに高い精神性と抽象的な事物にかんする語彙の大部分が、多くの人々に縁遠いものとなっていった。
 そのため韓国人一般は、いまでは日常的な肌触りから離れた言葉を用いて議論を深めていくことがまったく苦手な国民となってしまっている。日本の朝鮮統治の問題について、およそ日常的な感性から抜け出た議論をすることができない韓国人がほとんどなのも、だいたいはそのためである。
 「日帝問題」となると、韓国人はインテリだろうと庶民だろうときまって感情論となり、世界的な水準から歴史を見つめた冷静な議論になることがまずない。それは通常、反日教育や小中華主義のせいだとされてきた。しかし、そればかりではない。そもそも現代韓国は、漢字を廃止したため、世界を論ずるにふさわしい抽象度をもって議論を展開するための言語的なベースが、ほとんど崩壊状態にあるのである。』

 わたしの処女作である「本当はヤバイ!韓国経済」は、ご存知の通り韓国語訳されて販売されています。もしも韓国人があの本を読めば、現在の韓国経済の何が問題か、なぜウォンが下がり続けているか、かなりの部分を理解することができると確信しています。
 しかし、ヤバ韓は主に経済のマクロ面に注目し、抽象的に全体像を理解した上で、細部にブレイクダウンするという手法を採りました。果たして韓国人がヤバ韓を読んで、本質を理解してもらえるかどうか、甚だしく不安です。何しろわたしの本は他の作家さんの著作と比べても、漢字の量や専門用語、抽象表現が明らかに多いのです。
 
対ドル相場が急落、4年9カ月来の安値水準に
http://japanese.yonhapnews.co.kr/economy/2008/09/29/0500000000AJP20080929003200882.HTML
 米政府と議会が金融救済法案に合意したにもかかわらず、韓国金融市場は恐慌状態をみせた。ウォン・ドル相場は一時、1ドル=1200ウォン台に達し、外国為替市場は外為危機当時のような緊張感に包まれた。(後略) 』

 昨今のウォン暴落を報道する韓国の記事は、理由について「世界金融危機の問題で」あるいは「アメリカの問題で」と、基本的に原因を他者に求める姿勢が目立っていました。これを我々は「韓国人は何でも他人のせいだな m9(^Д^)プギャー」とか笑っていますが、もしかしたら韓国人は真実彼らの「思考」の問題で、ウォン安の原因が自らの経済構造と過去の経済活動にある事が理解できないのかも知れません。
 そう考えたとき、心底からゾッとしてきませんか?

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危機が続く韓国経済

「ドル崩壊! 今、世界に何が起こっているのか?」再重版決定!m(_ _)m 感謝!
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9月19日(金)発売の撃論ムック「猟奇的な韓国」に「崩壊進行中の韓国経済の病理」を寄稿しました。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4775512609

 さて、ドル、円、ユーロ、ポンドなどの主要通貨の値動きとは殆ど無関係に韓国の通貨ウォンがジリ下げを続けております。2008年9月25日の終値は、1ドル1158ウォンと、再び1160ラインに接近しました。(本日の瞬間風速では1160ウォンラインを突き抜けていました。)

http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_12.html#KRW080925

 このチャートを見て、ふと思ったのですが、もしかして韓銀による大々的な通貨防衛そのものが、KRWのボラタリティ(変動率)を高めていたのでしょうか? なぜそう思ったかと言えば、今週に入り、韓銀の大々的な介入が見られなくなった途端、ボラタリティが縮小しているからです。確かに短期的にも中期的にもウォン安の方向に向かっているのですが、ペースや一日の変動幅が落ちてきています。
 ということは、もしも九月前半の韓銀による大々的な通貨防衛の介入が無かった場合、ウォンの下落ペースはむしろ緩やかなものになったのでしょうか。韓銀が介入し、ウォンを人為的に高値誘導するということは、むしろ売り方に売却の大チャンスを与えていたに過ぎないのでしょうか。
 分かりません。
 一つだけ確かなのは、元々「九月危機」の根拠であった韓国の「国内債」問題はクリアしたにも関わらず、韓国経済の対外関係における危機は過ぎ去っておらず、むしろ悪化しながら継続しているということです。
 ここ数日、韓国が徐々に追い詰められている事を裏付けるニュースが、まるで図ったように連続して報道されました。

韓国中銀が数日前から通貨スワップ市場に介入、ドルの流動性を供給 2008年9月24日
http://jp.reuters.com/article/forexNews/idJPnTK827057120080924
 韓国銀行(中央銀行)国際局のAhn Byung-chan局長は24日、同中銀が過去数日間にわたって国内のドル/ウォンスワップ市場に介入し、かなりの量のドルの流動性を供給していることを明らかにした。
 同局長は電話で「(中銀は)数日前から市場に介入しており、きょうも関与している。不安定感があり、(中銀が)市場心理を落ち着かせる必要があったためだ」と説明した。
 同局長はまた、7000億ドルの米金融安定化策が最終的には米議会に承認され、来週からソウルのスワップ市場のドル資金不足が解消し始めるとの見方を示した。』

韓国の輸出、9月に入り減速の兆候=企画財政部長官 2008年9月24日
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-33898520080924 
 韓国企画財政部の姜万洙(カン・マンス)長官は24日、韓国経済のけん引役である輸出について、9月に入り陰りが見えてきたと警戒感を示した。
 同長官は経済界トップとの朝食会で「韓国経済唯一のけん引役である輸出は依然として好調ではあるものの、9月に入り減速してきた」と述べた。
 韓国の8月の輸出の伸び率は前年同月比18.7%(確定値)で、7月の同36.0%から大幅に縮小した。』

韓国政府はドル不足の解消に全力を尽くす=企画財政相 2008年9月25日
http://jp.reuters.com/article/domesticFunds/idJPnTK827253320080925 
 韓国の姜万洙(カン・マンス)企画財政相は25日、韓国政府はドル不足の解消に全力を尽くし、1997年のアジア通貨危機のような事態の再発を防止すると述べた。
 同相は欧州各国の外交官と産業界の要人との昼食会に出席し、韓国政府はドル不足を解消するためにあらゆる手段を講じる準備があると述べた。
 また、一部の韓国金融機関が実際にドル不足に見舞われており、その結果金融危機が引き起される可能性があるとの憶測を否定。韓国の潤沢な外貨準備に触れ「現在の状況は1997年のアジア通貨危機の時と全く異なる」と述べた。』

韓国への外国人直接投資が46%減少、3年連続減 2008年9月25日
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2008/09/25/0200000000AJP20080925000300882.HTML
 国連貿易開発会議(UNCTAD)が24日に発表した2008年版世界投資報告書によると、2007年度の韓国の外国人直接投資(FDI)純流入額は26億3000万ドルで、前年の48億8000万ドルに比べ46.1%の大幅減となった。3年連続の減少。FDI誘致の世界順位も前年の47位から60位に13ランク下落した。報告書は「低い経済成長率と原油高、M&A(買収・合併)対象の減少などによるもの」と説明している。(後略)』

 ついに、韓国経済の「最後の砦」とも言える輸出に減速感が見え始めました。日本の8月が単月としては26年ぶりに貿易赤字になりましたが、これは輸入(額)の増加もさることながら、世界の需要縮小を受け輸出が伸び悩んだことが大きな要因です。韓国輸出産業にも、同じく世界的な需要縮小の影響が襲来したようです。(別にわざわざ言及する必要も無いとは思いますが、所得収支の黒字が巨額で、経常収支の黒字を維持している日本と、経常収支赤字の韓国では、同じ「輸出の縮小」「貿易収支の赤字」でも意味するところが全く違います。)
 貿易収支が赤字化しているから、ウォンが下落しているのか。ウォンが下落して輸入物価が上昇しているから、貿易赤字なのか。恐らく双方が正しいのでしょう。
 また、最後の外国人直接投資の大幅減少は2007年のデータですが、この傾向が今年も継続していた場合、これまた間違いなくウォン安要因となります。
 まさしく現在の韓国経済は、通貨が上昇する要因が「韓銀による介入」以外には何も存在していない風に思えるのです。
 一番目と三番目の記事によると、韓銀は市場のドル不足を解消するために、手持のドルをスワップ市場に供給しているようです。通貨防衛(ドルでウォンを買う)に加え、ドルの流動性を市場に提供している以上、九月の外貨準備高は大幅な減少が避けれないでしょう。
 姜万洙はバカの一つ覚えのように「韓国は十分な外貨準備がうんぬん」と言っていますが、その外貨準備の中に、短期的な売却がどう考えても不可能なGSE債などが含まれていることは、韓銀自身が認めていることです。韓銀の外貨準備については、総額ではなく、流動性で評価するべきでしょう。
 そしてこれだけの介入やドル供給を繰り返した以上、現在、韓銀の手元に果たして流動性が残されているでしょうか。(十月初旬には明らかになりますが)
 ふと冒頭のチャートに戻ると、今週に入り、韓銀の介入回数や介入額が明らかに少なくなってきています。果たして・・・。

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「ドル崩壊! 今、世界に何が起こっているのか?」重版分が市場に並び始めました。
http://www.amazon.co.jp/dp/4883926583
http://www.7andy.jp/books/detail/-/accd/32119420

 リーマンブラザーズ破綻、メリルリンチ救済合併、AIG危機の影響で、まさしく世界総株式大暴落の様相を呈しています。韓国のKOSPIが6.10%下落(終値1,387ポイント)という華々しい下落を見せましたが、NYや日本もあまり韓国の事を笑えません。(NYが-4.42%、日経平均が-4.95%)
 しかし、株式から為替相場に目を移すと、世界の投資家たちが果たして何を考えているのかが、かなり明確に理解することができます。

http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_12.html#vsUSD090916

 対米ドルの為替値動きを、日本円(ピンク)、ユーロ(黄色)、英国ポンド(緑)、韓国ウォン(青)、豪州ドル(水色)について比較してみました。(本当は対日本円で比較したいのですが、JPYKRWを表示できるグラフが無いのです。ご存知の方いらっしゃいましたら、教えて下さい)
 韓銀の必死の為替介入むなしく、韓国ウォンはついに対ドルで価値を維持することが不可能になりました。9月16日のソウル外国為替市場でウォン終値は1ドル=1160.00ウォンと、前週末に比べ50.90ウォンのウォン安ドル高となりました。ウォン下落幅はこの10年で最大で、終値は4年8カ月ぶりに最安値を更新したのです。
 米ドルは対円では値を下げているため、日本円と韓国ウォンの相場が100円=1118ウォンと、とんでもない数値になっています。昨年のピークは100円=745ウォンだったので、何とウォンは、対円で約一年間で50%も価値を下げたことになります。
 もう一度書きます。
 韓国ウォンは、昨年のピーク、厳密には2007年7月9日の100円=744.75ウォンの対日本円ピークから、すでに50%も価値を下げたのです。もう少し分かりやすく書くと、昨年7月に1000ウォンで買えた日本商品が、今は1500ウォン出さなければ購入できないということになります。または、昨年7月は100,000ウォンで日本旅行ができたのが、今年は150,000ウォン掛かるということです。
 特に、まるで対資源国のように日本に対する貿易赤字を膨らませている韓国が、自国の通貨が対日本円で50%も切り下がってしまったのです。一体、今後の韓国経済がどのように運営されるのか、全く想像がつきません。

 しかし、看スレなどでは「暴落するドルに対し下落するウォンw m9(^Д^)プギャー 」などと書かれているウォンですが、本日、対ドルで下落した通貨は決してウォンだけではありません。
 上記の為替比較を見ればお分かり頂けると思いますが、オセアニア通貨も対ドルで大きく下げています。更に他のアジア通貨も、本日は軒並み対ドルで下落したのでした。

アジア通貨動向(16日)=総じて下落、ウォンが4年ぶり安値
http://jp.reuters.com/article/domesticFunds/idJPnJS825929320080916
 16日のアジア通貨市場は総じて下落。米リーマン・ブラザーズ・ホールディングスが米連邦破産法第11条の適用を申請したことで、アジアの資産を売る動きが広がっている。ただ人民元は、中国人民銀行(中央銀行)による予想外の利下げにもかかわらず小幅上昇している。
 韓国ウォン<KRW=>は15日の国内市場終値<KRW=KFTC>からほぼ4.9%安の1米ドル=1165.8ウォンと、4年超ぶりの安値をつけた。市場では韓国当局がドル売り介入したとの観測が浮上しており、それによってウォンの下落が抑えられたとみられている。
 フィリピンペソ<PHP=>は約0.4%安の1米ドル=47.3ペソで、2007年5月以来の安値をつけた。ディーラーの間では、フィリピン中銀がペソ支援のためドル売り介入しているとの観測が出ている。
 マニラのトレーダーは「ペソは市場のリスク回避によって下落する」と指摘。「フィリピン中銀が47.2─47.3ペソでドル売りを行っているようだ」と述べた。
 インドネシアルピア<IDR=>は一時、約8カ月ぶり安値の1米ドル=9470ルピアに下落。インドネシア中銀総裁は16日、金融市場の混乱を和らげるために必要な措置を講じる用意があると述べた。
 バンク・オブ・アメリカの通貨ストラテジストは「きょうは総じて、前日のリスク回避の続きとなっている。海外市場をめぐる不透明感が膨らむなか、ドルは対アジア通貨で依然強含んでいる」と述べた。(後略)』

 ・・・韓国銀行がドル売り介入したにも関わらず、ドルウォンの最安値を更新したわけですか。この状況でも韓国人は「九月危機は乗り越えた!」などと主張するつもりでしょうか。
 結局のところ、ここ数年のマネーの流れが
【日本などの低金利国】⇒【アメリカなどのファンド】⇒【新興経済諸国】であり、一部の国を除くアジア、欧米や、オセアニアに流れ込んだマネーが各国の通貨を引上げ、それが更にマネーを呼び込みバブルを形成していた以上、バブル崩壊時には通貨の強弱に綺麗な逆転現象が起きるのでしょう。
 つまり、マネーの流れが【新興経済諸国】⇒【アメリカなどのファンド】⇒【日本などの低金利国】となり、通貨の強弱も【新興経済諸国】<【アメリカなどのファンド】<【日本などの低金利国】となるわけです。
 面白いことに、アメリカと同じグループに所属していたとも言える欧州や英国ポンドは、それほど対ドルで上下していないのです。

 為替の動きを見ると、円高&日本へのマネーの巻き戻しが起きているのは確実なのですが、残念なことにマネーは株式には向かわず、日本の国債などに雪崩れ込んでいます。要は、投資家が「リスクの少ないところ、リスクの少ないところ」を目指す投資態度になっているわけです。
 世界でリスクが高まると、円高になり、日本の国債が買われる。これが厳然たる事実にも関わらず、まだ日本の似非メディア達は「日本の国債はまもなくデフォルトして、日本はIMF(笑)管理下になる」などという、世迷言を主張するのでしょうか。
 何度も書きましたが、IMFは対外債務のデフォルトには携わりますが、日本政府の債務のような国内債務問題とは無関係です。日本政府の債務問題とIMFを絡めるのは、日本の一企業の倒産問題外務省が乗り出してくるほど馬鹿げた脳内妄想です。

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