大人のアジア予選 最終章

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<ハーフタイム、ロッカー室>

日本。

ジーコ「(ポルトガル語)」。

通訳「いいぞ、いいぞ」。

全員、椅子に座りながら、水を飲む。

ジーコ「ナカザワ、(ポルトガル語)、ナカザワ。」

通訳「中澤はいい働きだ。そのままやれ」。

ジーコ「ミウラアツ、(ポルトガル語)、ミウラアツ。」

通訳「三浦淳、どうした。うごきが悪いぞ。なにかあるのか?」

三浦淳「マハダビキアだよ。眉毛の、まじ怖いですよ。」

通訳「(ポルトガル語)」こそこそしゃべる。

ジーコ「(ポルトガル語)、ミウラアツ、フクニシ、オノ、(ポルトガル語)」。

通訳「マークを左へひとつずつずれろ、福西が、マハダビキアのマーク、オノが

   カリミのマークをしろ」

三浦淳「おれは?」

ジーコ「ミウラアツ、(ポルトガル語、熱くかたる、ボディランゲージ多様)」

通訳「三浦淳が攻撃の起点になれ」

ジーコ、ホワイトボード出して、いろいろ描く。

後半開始から、前線からプレッシャー、前半より激しく。タマダ、左上への矢印、

何回も描く、ディフェンスラインの裏へ走れ、スズキ、丸で囲まれる、

あんまり動くな。前線の目印になれ。

ジーコ「カジ、(ポルトガル語)、カジ。」

通訳「加地、イエローカードもらったから、相手と距離をとって、ディフェンスし

ろ。」

中田、加地をにらみ続ける。

ジーコ、ホワイトボードへ、ミウラアツ縦の動き、中に入ってもいい。その時は、ナ

カムラ、左サイドカバーしろ。ミウラアチ、どんどん飛ばせ、後半はおまえの力が必

要になる。後半、25分まで、走り回れ、オノ、いいぞ、そのまま、バランスをとっ

てやってろ。ナカタは自由にやりたいようにやれ。ナカムラ、もっとナカタの動きを

見ろ。ポジションチェンジもっとやれ。


中村俊「おれ、やってますけど」。ぼそっと言う。

ジーコは中村俊と目を合わせない。

宮本もいい。そのままで。

ジーコ「ツボイ(ポルトガル語)、ミウラアチ、ツボイ」。

通訳「坪井、三浦淳と後半変わるぞ、準備しとけ」。

坪井「え!おれ?」。

ジーコ「(ポルトガル語)、ミウラアチ、ツボイ」

通訳「三浦淳の体力もたないから、左SBは坪井にやってもらう」。

坪井「えー、おれ、左サイドバックなんかやったこないっすよ」。

中田「いいんだよ。やれよ。」

坪井「まじっすかー、いいんですかね。山西さん呼んだほうが良かっ

たんじゃないですかねー」

中田「山西って誰だよ、どこにいるんだよ!おまえがやるんだよ。」

坪井「まじですか。でっあれでしょ、

あの眉毛のやつのディフェンスもでしょ。まじでー」

中田「じゃー、おまえにこれ貸すよ」。

中田、バックの中から、左サイドバック入門取り出す。

中田「ほら、これ読めよ」。

坪井「えー、ヒデさん、こんなの持ってるんですかー」

中田「もってるよ。」

坪井「なんで?」

中田「オレだって、いつ左サイドバックやらされるかわからなえから。一応持ってる



、オレもディフェンダー、もしかしらやるかもしれないからな」。

中田、小笠原見て、「マジ、ポジションとられたら、左サイドやろうかな」

小笠原笑う。

坪井「すごいっすね、ヒデさんはー、でも、これ、これは!イタリア語じゃいす

か!」

中田「あっそうかー忘れてたー」。

坪井「日本語のないんですか?」

中田「日本語ねー、電子手帳には入ってるけど、本だとそれしかないよ」。

坪井「えー、ないんすかー」。

中田「しょうがねじゃん、ないんだから。おまえの好きな左サイドバックって誰?」

坪井「おれの好きなやつ、リザラズ(フランス人)ですね」。

中田「じゃあーリザラズになったつもりでやれば、いいんじゃないの」

坪井「リザラズかー、そこまでできるかなー」。

中田「おい、リザラズ以上は無理だろ、おまえ左SBやったことないんだろ」。

坪井「そうっだった。」

中田「三浦淳の動きみてればいいんじゃないの」

三浦淳「坪井、おれの見てなかったのかよ。」

坪井「見てましたけど」。

三浦淳「じゃあ、わかるだろ、簡単に言うぞ。縦に走って、クロスあげればいいんだ

よ。それだけ、覚えてればいいんだよ」。

坪井「そっかー、縦でクロス、でも、おれ右利きだけど、うまくいくかねー」

小野「利き足で打った方がいいと思うよ」。

坪井「そうですよね、おれ左、使ったことないし」。

小野、左足でボールをコネコネしてる、左足を使った、リフティングしだす。

小野のスイッチが入っちゃった。みたことのないリフティング見せる。

選手全員「すげえー、シンジ!」

小野「これは公開発表しないよ、内緒ね」。

中村俊「小野、オランダの選手ってやっぱりあれやってるの?」小声。

小野「なに?あれって?」

中村俊「わかんない?いいでしょ、オランダは?」

小野「だからなんですか?」

中村俊「あれじゃわかりませんか。オランダでは合法のですよ」。

小野「あーあれ、それがどうしたの」。

中村俊「おれ、一回それして、サッカーやってみたいんですけど」。

小野「えー、おまえ、なに言ってんだよ!」中声。

中村俊「えー、まわりの選手やってないんですか?」

小野「あーそういえば、やってるなー」。

中村俊「やってるんじゃないですか!」。

小野「えーでも、ゲーム中にはさすがにやってないと思うよ」。

中村俊「ふー、そうなんだ。でもさーフリットはいつもやってたって聞いたよ」。

小野「えーフリットが!」

中村俊「そうだよ。だからあんなすごいイマジネーションのサッカーできたんだ

よ」。

小野「えー、マジでー、フリットさんがー、えー初耳だよ」。

小野「おれのフリット様がー」。

さらに小声になる。

俊介「あのさー、知り合いいないの?」

伸二「知り合いっていうか、みんなやってるからねー」。

俊介「だったらさー、どうしようか?」

伸二「なになに、どうするって?」

俊介「だからーわかるだろ、おれはそれやってゲームやりたいの」。

伸二「うん。でっ?」

俊介「どうしよっか、俺がオランダ行った時、ちょっとでいいから、な」。

伸二「ちょっとね、あー。わかりました。」

俊介「じゃあー、今日、俺、マルセイユルーレット見せるから」。

伸二「えっ!できるんですか?」

俊介「もうすぐで、完成だね」。

俊介「それ、成功したら、まじ頼むよ」。

伸二「いいすよ。」

俊介「じゃあ、約束で」。

伸二「ええ」。

ジーコ「(ポルトガル語)」

通訳「後半の25分以内に点とるぞ!、どんな形でもだ!個人技もってる選手は、

   それをもっと使え!最後には個人の力だぞ、味方にたくそうなんて思うな、

   自分で決めろ!」


選手全員「よっしゃー」


俊介「伸二、分かってるな」。

伸二、目で合図。


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