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新渡戸稲造とは誰か?
旧5千円札の人です。
日本人の本なのに訳がついているのは?
全編、英語で書かれたからです。
外国人に日本の道徳観念、精神を理解してもらうために。
いつ刊行されたか?
1899年に第1版、1905年には増訂第10版が刊行されたそうです。
ドイツ語、フランス語、ノルウェー語、ポーランド語、、、
様々な言語に訳され、世界中で読まれた名著。
アメリカのルーズヴェルト大統領も読み、感銘を受け、友人に配ったとか。
内容は古臭く時代遅れかと思いきや、普遍的な内容。
人として目指すべき1つの方向を示している。
また、秀逸なのは、外国人に理解してもらうための工夫である。
独りよがりにならず、相手に伝えることを第一に考えた説明がなされている。
あるときは、聖書を、
あるときは、シェイクスピアを、
また、あるときは、孔子、孟子、
その他、多くの小説家、政治家、宗教家、哲学者、思想家、生物学者、、、
実に様々な著作を引用している。
このような多岐に亘る分野の著作を各所で的確に引用する様は、
深く、そして広い教養を感じさせる。
新渡戸稲造、さすが5千円札の顔になるだけのことはあります。
そのことを痛感した一冊でした。
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