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伝言ダイヤル

20代後半に精神病院に入院した話は、このブログでも何度か書きましたが、入院していたときよりも、退院してから社会復帰するまでがとても大変でした。

普通に働けるようになるまで2年ほどかかりましたが、その足がかりとなったのが伝言ダイヤルだったのです。

退院してから数ヶ月して親の勤めていた会社に入社させてもらったのはよかったのですが、見習いとして先輩に同行する毎日で、会社のお荷物になっていました。

その会社の社長は、僕が入院する際にも同行してくださり、事情を把握されていたので、時間をかけてでも社会復帰させようとしてくれていたのだと思います。

焦る必要は無かったはずなんですが、常に誰かから後ろ指をさされているような気がして、仕事らしいことは何もしていないにもかかわらず、常に何かに追われながら毎日を過していました。

それでも勤めだして数ヶ月が経ち、ある仕事を任されることになりました。

今から思うととても些細なミスをしたのですが、当時の僕は取り返しのつかないことをしてしまったと思い、貰ったばかりの給料を持って失踪しました。

2週間ほど東京の街を彷徨い、お金が尽きたところで知り合いの家に転がり込み、その知り合いが親に連絡してくれて、家に戻りました。

それからは部屋から出ることも無く、いわゆる引きこもりとなりました。うつ状態になっていたのかも知れません。

毎日、母親が忙しい中、部屋のふすまの向こうに食事を置いて行ってくれ、家の中に誰もいなくなったのを確認してから、ふすまを開けて食事をしていました。

ふとんはずっと引きっぱなしで、食事やトイレ、通院して薬をもらう以外はほとんど寝ていたように思います。

とにかく人と接することがとても怖かったのです。

もう二度と普通の生活には戻れない。

僕の頭の中にはいつもそれしかありませんでした。

医者からもらった薬をためて、一気に飲んだこともあります。全身がとても痒くなっただけで、ほとんど何も起きませんでした。

失踪したときも、富士の樹海に迷い込めば死ねるかなと考えてはみたものの静岡で下車せず、結局東京で散財しただけで終わったのです。

死のうと思ったのも結局は自分に言い訳するためのパフォーマンスでしかないんだとわかると悩むことすら馬鹿らしくなっていました。

それから通院を止め、薬を飲むことも止めました。

そんな頃にNTTの伝言ダイヤルの存在を知ったのです。何がきっかけで知ったのかは覚えて無いのですが、そこには自分以外の人たちが生きている証がありました。

テレビや映画などでは感じることの出来ない、世の中との唯一の接点のように感じました。

今もそうなのかも知れませんが、当時の伝言ダイヤルは、mixiやfacebookなどのSNSの電話版みたいなもので、特にテーマがなく好きなことを伝言するチャンネルもあれば、コミュニティのように趣味の合う人が集まるチャンネルもありました。

最初は、ずっと人が喋るのを聞いていたのですが、そのうちに伝言を残すようになり、最終的には自分で競馬のコミュニティまで立ち上げ、オフ会にも参加するまでになりました。

自分の過去を気にすることなく人と接することが出来るようになったのです。

20年以上が経過した今でも入院した話をするときは、肩に力が入ります。でも、その経験がなければ今の自分はいないということも事実なので、肯定的に捉えるようにしています。

人と接するのが怖かった人間が、相談をされる側にいるというのも不思議ですね。

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一緒に溺れる

たまにいろんな人の悩みを聞いて、一緒に落ち込んだり、自分も疲れたりすることはないですかという質問をされることがあります。

僕は、まったくありませんと返答します。

先日もそんな質問があり、色々と考えて、悩む人を溺れている状態だと仮定して、僕の場合は一緒に溺れるようなことはしないと回答しました。

悩む人の中には、同情して欲しいという人がたまにいるのですが、同情したところで現状から変わるわけでもなく、それどころか一層その気持ちを増幅させるような気がするので、僕はそんな人に対しては冷たいと思われても同情することはありません。

溺れている人の近くでボートに乗っているような状況を自然に頭に描いているのかも知れません。

訳もわからずただ手足をバタバタさせて溺れているのであれば、まずボートを目指してくださいと言います。

ボートに上がったところで話をしましょうと。

その言葉を受け入れられない人というのは、たぶんバタバタして溺れることが好きな人だと思うので、僕の立ち入る余地はないと思うのです。

それはそれで、その人の生き方だと。

昨日の記事で廃業したということを書きましたが、廃業した仕事で僕は長い間、バタバタして溺れかけていました。

いや、もしかすると溺死していたのかも知れません。そのお陰で、今の新しい人生が生まれたと思います。

たぶん痛い目をみないと気づかない性格なのでしょう。

あなたは現在溺れかけていませんか?

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自分を変える方法

あなたは自分を変えたいと思いますか。

あらためて質問されると答えづらいかも知れませんね。

僕は、能天気な性格や自信過剰のせいか、自分を変えたいとは一度も思ったことがありません。

自分を変えたいと思ったことは無いのですが、あきらかに3年前の自分と今の自分とでは違っています。

自分を変えたいと思ったことが無いけれど、死にたくなるくらいに自分を追い詰めていたことは何度かあります。

変えたいと思うのであれば、自分をとことんまで追い詰めてください。

などと言うつもりは、もうとうありません。

いろいろ考えてみて思ったことは、自分を変えたいのであれば、まず今の自分を否定することを止めることが大切なような気がします。

自分に限らず、周りの全ても否定しないことです。

肯定するというのは、自分や周りを認識することにつながります。

何をするにしても現状を認識することがなければ次につながらないのです。

料理を作るときに、材料や調味料、調理器具を認識せずに新しい料理を作ろうとしているようなものです。

認識しなければ何が足りないのかもわかりません。

自分を変えたいと思うのであれば、まず自分を肯定して好きになってください。

その上で、もう半歩でも歩み出すことが出来れば、違った自分と出会う可能性が広がります。

半歩が十歩となり、千歩となり、いつのまにか数万歩も歩いていれば、昔の自分と違った自分になるのは必然の結果です。

自分を変えたいのであれば、変えようとしないことが一番の近道かも知れません。

300字小説 第282回
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心のたんぱく質

筋肉を大きくするためには、まず筋繊維をトレーニングによって壊します。

その後、休息させて筋繊維が蘇る際に筋肉の素になるたんぱく質を摂取して、もとの筋肉よりも大きな筋肉にします。

体を作るには、トレーニングと休息と栄養補給が必要となります。

これは体だけでなく、実は心も同じことが言えます。

心の場合は、自主的にトレーニングすることはほとんどありません。バーチャルでいくら心を傷つけても人間は、それが嘘だと瞬時に判断する能力があるからです。

心を傷つけるためには、実践しかありません。

心が傷つき痛んだときは、野生動物が傷を癒すときのように体を丸めて休むことが必要です。

そして筋肉に必要な栄養素であるたんぱく質のようなものが、心を修復する際に必要となります。

心にとってのたんぱく質は、「自分にとって大事な存在」なんだと思います。

家族でもいいし、愛する人でもいいし、自分自身でもいいはずです。

心を修復する際に、大事な存在があるのかないのかで、心の強さが変わるような気がします。

僕が母子家庭だったからという訳ではありませんが、子供を一人で育てる母親ほど鍛えられた心の持ち主はいないと思うのです。

数え切れないほど、心が傷ついても、より強くなってたくましく生きている。

大事な存在が、心のたんぱく質となって、より大きくて強い心を形成するための栄養素となっているはずです。

カウンセリングを受けることもいいと思いますが、人に話を聞いてもらうだけでは、また同じことの繰り返しになると思います。

そうならない為には、心は筋肉と同じように鍛えて強くなるものだということを理解してください。

以前、紹介した本の著者も僕と同じ考えの持ち主です。興味のある方は購入してみてください。


300字小説 第279回
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現在の状況に不満を抱えながら生きている人はどのくらいいるのでしょうか。

不満まではいかなくても、将来はこんな風になりたいとか、こんな生活をしたいなと思う人は多いかもしれません。

僕も幸せだな〜と思う反面、もっとこうなりたいという願望はあります。

ただ、自分の思い通りになっていないと考えることは無くなりました。

性感マッサージ師になる前は、起業して必死で努力してきたつもりでも、まったく思い通りの結果を残すことが出来ませんでした。

でも今から思うと、悲惨な結果になったという事実も全て自分の思い通りの結果だったのです。

3年ほど前から利用してくださっている女性がいます。

出会った頃は、かなりぽっちゃりしていたのですが、現在は30キロほど痩せられてスリムになっています。

彼女が太っていた頃に、僕は彼女に対して痩せたいと思っているのか聞いたことがあります。

彼女は痩せたいと思っていると声を大にして答えてくれましたが、僕はそのままでいいと思っているはずですよと言いました。

30キロ痩せたことで、彼女は僕が言ってたことを理解したようでした。

生きることは選択の連続です。

常に自分の判断で、そのときの行動を選択しているのです。

結果が思い通りにならないということはありえません。思い通りになっているのが結果です。

思い通りにならないと思っている人は、まずそこの意識を変えることから始めてください。

現在の状況や自分自身を変えたいのであれば、執着しているものを手放すか、行動を変えれば必ず変化します。

いい方に変化するのか、悪い方に変化するのかは判りませんが、それも全てあなたの思い通りの結果です。

全て自分の思い通りにしかならないと理解することが出来れば、全知全能の神になったような気分になるかも知れません。

是非、お試しを!

300字小説 第276回
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