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哲学・倫理学

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 自分が学んだことを、少しでも役立てたいと思いまして、作成しました。素人ですのであまりうまくありませんがよろしく。洋書の話も含んでいます。
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 古いノートなどを探していると、10年ほど前のものが出てきました。ちょうど多動児を
受け持っていて、言語学習のヒントを探していた時期だったと思います。今回はそのノート
の内容となります。

 生後5年間における言語の獲得、7歳までの言語の発達、7歳以上の子供たちのおこなう
コミュニケーションについて、備忘録が書いてありました。タイトルと内容があまり一致し
ていないのが残念ですが、示唆に富むものになっています。今回は5歳までの言語獲得に
ついてまとめます。

生後5年間における言語の獲得

・ 生後18ヶ月から3歳までは、二つの模倣によって母国語をマスターする。
 ひとつは即時模倣(単なる再現)と遅延模倣(潜在的に言語体系に組み込まれて
 あとから出てくる)である。後者の例は、子供の語彙力が一時スランプに陥って
 増加しないが、3歳を過ぎるくらいになると急激に増加するという現象である。
  つまり、模倣しても物になっていないので、使いこなすのに時間がかかっている
 ということである。擬音語は理解できるけれども、増加していかないということ
 はよくある。(飛行機が飛ぶ音をブーンと表現できないなど。)
  
  3歳以後は、発達に段階をつけることが難しい。5歳以後はひとつの段階をおくことは
 できるかもしれない。このころから独り言が増える(3割以上は無意味といえるような
 独り言が会話に含まれている。)集団生活になじんでいる子供ほど独り言の割合が少ない。
 社会的コミュニケーションが重要になるのは7、8歳くらいからである。

  ※教訓
  音素の獲得において、日本語はフランス語よりもはるかに容易である。言語的には速く
  「大人に」なる。もし独り言が多い子供がいたら、もしかすると国語が苦手である
  可能性がある。休み時間の会話を分析してみよう。


音素の獲得

・ ヤコブソンは失語症患者と幼児の言語獲得を結び付けて論じる。共通項は「音素」で
 あるとする。失語症患者は音素体系の崩壊結果生ずるとする。フッサールが用いたチェス
 のたとえを援用する。「人はチェスのこまをゲームのルールにおいて理解する。しかし、
 素材として考察することも出来る。言語活動はまさにゲームと同じであり、素材として
 持っていても、ルールを理解していないために一定の場面で使えない。」

  幼児は音素を減らすことで母国語の音素を獲得する。赤ちゃん言葉に含まれる音素は非常に
 豊かであるが、言語を覚えるにつれて音素がどんどん失われる。音が意味を帯びるようになった
 がために、時制を余儀なくされるがごとくである。しかしこの現象は普通の会話に限られる。
  動物の声を真似るときに出せる音であっても、会話で出せないことがある。意味として獲得
 していない音は使えない。

  ※教訓
  言葉の学校に通っている子供の発音強制は果たして効果的だろうか?動物の声まねからはじ
  めて、それから発音を会話の中で使えるように導くなどの方法をきちんととっているだろう
  か?日本語では音素の獲得はあまり問題にされていない(1字に1音の対応がはっきりして
  いるため。)日本語教育の成功も実はこの性質にそうとう依拠したものだが、自覚している
  人はほとんどいないだろう。発音には要注意だ。

  7歳以上については、次回書きます。


  

 哲学・倫理学というと硬い学問のように思えますが、実際には生活に密接に結びついているのです。現代の哲学は、現実を主な題材としています。
 哲学のほうは、誰かの著作の講読という形にし、倫理学のほうは日々の問題についての記事を掲載していく予定です。このページの更新は最も遅いと思いますが、気長にお待ちいただければと思います。

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