湘南から風になって

湘南の地、藤沢から思いつくまま。

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田中秀臣著「雇用大崩壊 失業率10%時代の到来」(NHK生活新書、660円+税)を読みました。

著者は、1961年生まれで、早稲田大学の大学院博士課程を修了し、現在は群馬県にある上武大学ビジネス情報学部教授です。

書名は、ややキワモノっぽいですが、内容は、失業率10%などという大失業時代を回避するために、金融、財政などできるだけのことを早急に実施すべきだ、という「リフレ派」である著者の主張を従来どおり展開している本です。

この本の中で著者は、「非正規雇用の人たちがなぜ正社員となれるような技術の蓄積をしないのか」との世間一般の偏見にも似た意見に対して、ひとつの見解として「双曲割引」という概念を使って説明しています。
「双曲割引」とは簡単にいってしまうと、「目先のバイト(生活)に追われて勉強する余裕がない」、ということです。
実際にネットカフェでしか寝起きできない人や、年収200万、300万の人が「自力で」自己投資をすることは至難の業であり、だれもができることではなりません。
したがって、非正規雇用は「自己責任」の問題は無くて、国の政策の問題なのです。

また昨今は、非正規雇用の失業問題に対処するために正規雇用社員の既得権益を削減し、労働の流動性を高めるべきだとの主張がよくありますが、著書の意見はそれでは単なる「椅子取りゲーム」のゼロサムに過ぎないと述べています。
「数少ない椅子を取り合うのではなくて、椅子の数を増やす経済対策をすべきた」というのが著者の主張であり、まったく同感です。

上述した問題を解決させるために、いまこそ金融緩和や財政出動が必要だと、著者は本の中で繰り返し主張しています。

特に日銀が2006年にゼロ金利からの脱却に金融政策を変換した時点を、田中は鋭く批判していまが、日銀の金融政策については、岩田規久男(学習院大学教授)などからも常に批判をされています。
実際、あまり世間的には目立ていませんが、日銀の金融政策は、まったく景気判断とは無関係にむしろ独善的に政策決定がなされているという印象が否めません。
「中央銀行の独立」は認められなければなりませんが、「独善」によって景気を悪化させ国民に負担を強いることは容認できないことです。

また、財務省を中心として、執拗に「財政再建」とか「増税」を主張する一派がいますが、これなどもまったく理解に苦しみます。
そのような事を主張する人々は。経済理論に対して決定的に無知なのか、標準的な経済理論を曲解しているか、あるいは予算配分権が天下り先を確保したい財務省の論理に取り込まれているのか・・どれかではないかと思います。

いずれにしても、本書は非正規雇用状況の改善などに効果があると思われる諸々の経済政策の提言を行っており、内容も分かりやすいのでオススメです。

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 今日の藤沢は朝から風も無く大変温かい日になりました。

 と言うことで、今日はチャリに乗って「エノシマトレジャー」に行ってきました。
 今回は、集めるヒントが3つしかなかったので、簡単に見つかって、実質1時間ほどで完了!
 親子連れの「トレジャーハンター」がいっぱいいました。
 
 それにしても、江の島の人出は相変わらず凄かったです。
 江島神社も知の輪くぐりに行列。
 江の島展望台は青空に映えていました。

 粗品をもらった観光協会のテントのところにいた「海の女王」に写真を撮らせてもらって帰ってきました。

 楽しかったです。

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