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最速の複葉機は,イタリアのフィアットCR42で430km/h(267mph)と思われる.最後の複葉戦闘機としてヨーロッパ戦線では1943年ごろまで実戦で使用されていたから,もしかしたらドイツのMe262戦闘機とすれ違うことがあったかもしれない.
通常型のCR42(エンジンはFiat製A74RC38空冷星形14気筒840馬力)戦闘機は1938年から製造されていて最高速度430km/h(267mph)だったが,第二次大戦中に1782機製造された数量を考えるとイタリア空軍の重要な戦闘爆撃機であったろう.大日本帝国陸軍の97式戦闘機と同時期に製作された機体である. さらに1機だけ試作されたFiat CR42B(?)はエンジンをより空気抵抗の少ないドイツ製ダイムラー・ベンツDB601A(水冷倒立V12気筒1010馬力(753kW))に交換してみたら,1941年に520km/h(323mph)の速度を出したそうだ.残念ながら星形エンジンのカウリング(通常型)の写真しか残っていないようだ.第二次大戦中のイタリア空軍にはかけがいのない記録なのかもしれない. |
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