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文庫がオリジナルのミナト・ヨコハマのガイド本だが,かつて横浜博覧会がいまのみなとみらい地区のこけら落としをを兼ねて開かれたときに出たものだ.バンドホテルはなくなってしまい,赤煉瓦倉庫は観光施設として公開されているし,大桟橋は木を多用した建物に変わった.ミナトを見下ろす野毛に近い伊勢山皇大神宮もホテル経営などに手を出して倒産し,神奈川県神社庁が管理するようになった.東急東横線は桜木町駅が廃止され,料金の高い第3セクターの地下鉄が横浜から元町まで新設された.観光客には便利になっても,住んでいる住民にはなんのメリットもない街つくりが進められてきた.
港が中心だったはずの横浜に来る観光客には,生きている港は見えない.過去の記念品を集めた博物館は適度に分散されているから,手軽な日帰り散歩にはいいだろう.コンテナ船が中心の貨物埠頭こそヨコハマが現役の港として活動している場所なのだが,観光客の目には届かないところで作業が行なわれている.みなとみらい21地区には,現在も広々とした空き地が残っている.街作りが16年経って,いまの眺めは素晴らしいものだろうか? |
旧刊紹介
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