日本で複葉機を自作していたころの飛行機ファン

まだ手探りで自分の飛行機を工夫して試作していた時代

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平凡社カラー新書のNo36 本体価格550円

1976年3月に発売されたF1解説書
 第一期本田のF1挑戦が68年に終了し,第二期が始まる84年の狭間で日本では,F1情報がスポーツ欄の片隅に追いやられていた時期に出た本である.F1の取材を続けてきた筆者達( 玉真和雄,定塚信行:ジョー・ホンダ )がそんな状況を打破しようとモータースポーツとグランプリレースを初心者向けに現状と歴史を解説したのだろう.
 まだカーボンファイバー・モノコックになる前の軽合金モノコック時代のF1,レギュレーションの変更と技術開発,自動車という道具を利用したモータースポーツの独自性,かかわる人間達の魅力,それらによってF1GPサーカスが55年も続いてきたのだ.自動車レース(GPレース)であれば,1906年のフランスGP以来99年間(大戦中は中止されたが)に渡って開催されてきたわけだ.これこそ周辺情報の宝庫ではないだろうか.レース結果であれば,ほとんどリアルタイムで入手できる環境で,印刷媒体であるF1情報誌(残っているのは2誌か?)が独自性を発揮できるのは,これまで蓄積されてきたレース記録に現在の状況からの視点を加えて見直すことだと思う.伝説のドライバー(ヌヴォラーリ,ファンジオ,カラッツィオラ,ジャック・ブラバム),マネージャー(ノイバウアー,チャップマン)などについて,どのくらい知っているのだろうか?
 興行としてのF1サーカスの危機が噂されている.勝手な自動車メーカーの参入と撤退,参加するだけ存在となったプライベート・チーム,新しいF1開催国を取り込み(ロシア,中東,アフリカ)と利権,F1における日本の存在感など.F1サーカスにはおもしろいテーマがたくさん転がっているのではないか.

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