興味があって収集した古書(奥付は1979年7月)である.
日本の疑獄事件・その原点
著者は紀脩一郎(きの・しゅういちろう),発刊当時の定価は1300円.
第二次世界大戦前の旧日本海軍史上最大の汚点とされる疑獄事件は,「シーメンス社贈収賄事件」と軍艦「金剛」建造にかかわる三井物産の贈収賄事件を合わせて「シーメンス事件」(1914年1月に発覚)と呼ばれている.この本は海軍の立場から,大正期の政治的な陰謀とされる巡洋戦艦「金剛」の贈収賄事件を中心に取り上げ,陸軍の山縣有朋元帥派が海軍の山本権兵衛派の失脚を目的とした陰謀に利用したとし,その過程を解明したものである.
目次を紹介すると,1.事件と風貌,2.陰謀の序曲,3.政局混迷,4.嵐の前,5.狂瀾の烽火,6.怒りの葬送曲,7.悲しき結末,となっており前書きと後書きを含めて233頁の単行本である
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