日本で複葉機を自作していたころの飛行機ファン

まだ手探りで自分の飛行機を工夫して試作していた時代

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 西武タイム(現在の社名はSSコミュニケーションズ)より1986年1月に発行された本である.
この本はかつて,「パシフィカ」という出版社より「海洋冒険小説シリーズ」の1冊として刊行された書籍(1980年7月)を再刊したものだが,その後「徳間文庫」(1988年2月)にも収録されたようだ.
 この本には艦艇評論家として有名な福井静夫さんの「第二次大戦のイギリス海軍魚雷艇」という解説が,12頁も収録されている.もちろん日本の魚雷艇についても十分に触れているが,この付録は得した気分になる.高速魚雷艇(全長26m,3500馬力)に副官として配属された主人公クライブ・ロイス(20歳の志願予備中尉:RNVR)が戦場に暮らしながら過ごす日常を記述した海洋冒険小説なのである.副官から信頼される指揮官への主人公の成長と,さらに大型のフォアマイル魚雷艇(全長35m,5000馬力)の艇長として戦闘グループをまとめて戦う日々を描いたものである.

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 帝政ロシア時代にイゴール・シコルスキーが世界で初めて4基のエンジン(ドイツのアーガス水冷直列4気筒100馬力)を装備した大型複葉機(翼幅が28m,重量は4トン)を設計したが,この複葉機をボリショイ(グランド)と名付けて試作を始めて9か月で完成し,ペテルブルグで初飛行した.着陸車輪を16個の装備していたが(冬期にはスキーに換える),8人の乗客を乗せて8月2日には1時間54分間の飛行を行なった.試験飛行を53回行ない,54回目にエンジンが1基故障したため操縦不能となり墜落した.
 試作3号機を改良した4発複葉機「イリヤ・ムロメッツ」(10世紀のロシアの英雄:重量は4.5トン)は125馬力と140馬力のエンジンを装備し,16人の乗客を乗せることができるようになったが,初飛行は1914年2月11日に10分間行なわれた.

民間航空史

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◆民間航空史◆

YS11と置き換えられる新しい双発ターボプロップ旅客機はDHC-8-400はカナダ製
米国初の4発ターボプロップ旅客機(100人乗り)は1957年より運航が始まった
単発の攻撃機2機を1組にした対潜哨戒作戦が日本で始まったのは1954年末から
海上自衛隊も使用したPBYカタリナ双発飛行艇の,製作機数は4000機弱?
90人乗りの4発ターボプロップ民間輸送機はC-130の派生型
米国陸軍の双発攻撃機A26は3度の世界一周飛行を行なった
フランスとイタリアが共同開発した双発ターボプロップ旅客機ATRは42人乗りと72人乗り
英国製単葉機による長距離飛行記録は,1933年の8544km,W12気筒のネピア・ライオンを装備
バート・ヒンクラー飛行士は,複葉機と単葉小型機で英国からオーストラリアまで単独飛行に挑戦した
かつて三菱重工が開発した双発のビジネス・ジェット機はビーチ・ジェット400Aとなった
短距離離着陸能力が評価された双発高翼輸送機ボンバルディアDHC-6は離島路線から退役する
ジュラルミン製の波形外板を使用した全金属製単葉スポーツ競技用機:ユンカースA50
陸軍がフランス製の地上滑走練習機を輸入して使用したのは,1919年ころだった
東京府が1922年に開催した平和記念東京博覧会には,国産複葉機が出品された
北海道の女満別飛行場は,気象観測機のために地元の協力で出来上がった
複葉機を使用した魚群探し
少数派だったフランス帰りの飛行士:石橋勝浪
アブロ504練習機は海軍より民間に払い下げられて,飛行学校の教材となった.
ガス電が開発した小型旅客機があった:東京の大森に航空機工場があったころ
埋立地が安定するまで飛行場に貸した潮田飛行場
海防義会の試作旅客機:昭和初期
陸軍と海軍の反目によって,国産機による太平洋横断飛行は実現しなかった
差し押さえられた複葉機:バー・フライング・サーカス団
米国からやってきた複葉機
昭和初期に国産旅客機の試作が行なわれた
日本飛行機製作所から川西機械製作所の飛行機部に
◇川西式K-6水上輸送機による9日間の日本一周飛行
◇玉井飛行場は神奈川県・鶴見川河口の埋立て地にあった
☆東京・洲崎の小栗飛行学校とカーチス・ジェニー練習機
水上機で定期航空輸送を始めたのが安藤飛行機研究所:伊勢湾と三河湾を結ぶ航空路
カーチスMFシーガル飛行艇と伊藤式31型飛行艇
大浜水上飛行場より民間航空路線を開設
☆静岡県の天龍川原にあった福長飛行機製作所
◇カーチス・プッシャーを改良した高左右式4号機
カーチス・プッシャー複葉機と米国流飛行士
京都の桂川飛行場と粟津式2号青鳥号複葉機
鈴木茂は四国出身の米国流飛行士
◇羽田飛行場に日本飛行学校があったのは
海野飛行士とクリストファーソン飛行艇:飛行士をアビエータっていうのか
◇帝国飛行協会と磯部鉄吉技師
*中華民国の革命軍に協力した飛行士
*◇八日市町の飛行場とモラヌ・ソルニエ単葉機
*島津楢蔵その2
*島津楢蔵:自動2輪車と航空機エンジンの先駆者
*◇赤羽飛行機製作所は医者から転身した岸一太が設立したが.....
*滋野清武 民間人は,自費留学,自費購入が原則
*都築式2号機は奈良原式2号機の1年後に飛んだ,1号機は飛べず
*白戸栄之助(青森県北津軽郡金木町の出身)は飛行機練習所を千葉市に開設
*鳥飼繁三郎:自動車販売業から飛行機商売に目を向けた経営者
*稲垣式牽引プロペラ機:稲垣保次(京都の土建業者)が試作したが飛ばず
*磯部鉄吉は石川県金沢市材木町の出身で飛行士 海軍では飛べず
*三重県四日市市の浜田鉄工所が試作した玉井式日本号水上機
*◆梅田勇蔵:縮緬(ちりめん)呉服商の飛行家サポータ
*◇一森式モノコック型複葉機は試験飛行前に焼失
*土井貞一さんは島根県出身の陸軍教官だったが.....
*小川三郎 鹿児島で公開飛行会を開催
[ http://blogs.yahoo.co.jp/takamino55/37905 小川式2号機]
*日野熊蔵と国産機の試作
*飛べなかった自作民間機(2) 斎外式安全飛行機
*飛べなかった自作民間機(1) 植田式飛龍号
*伊賀式舞鶴号飛行機
*大阪の森田式が4月末に跳んだ記録がある
*民間の第1号飛行機工場:

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 最速の複葉機は,イタリアのフィアットCR42で430km/h(267mph)と思われる.最後の複葉戦闘機としてヨーロッパ戦線では1943年ごろまで実戦で使用されていたから,もしかしたらドイツのMe262戦闘機とすれ違うことがあったかもしれない.
 通常型のCR42(エンジンはFiat製A74RC38空冷星形14気筒840馬力)戦闘機は1938年から製造されていて最高速度430km/h(267mph)だったが,第二次大戦中に1782機製造された数量を考えるとイタリア空軍の重要な戦闘爆撃機であったろう.大日本帝国陸軍の97式戦闘機と同時期に製作された機体である.
 さらに1機だけ試作されたFiat CR42B(?)はエンジンをより空気抵抗の少ないドイツ製ダイムラー・ベンツDB601A(水冷倒立V12気筒1010馬力(753kW))に交換してみたら,1941年に520km/h(323mph)の速度を出したそうだ.残念ながら星形エンジンのカウリング(通常型)の写真しか残っていないようだ.第二次大戦中のイタリア空軍にはかけがいのない記録なのかもしれない.

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 北大西洋横断飛行より3年遅れたが,ポルトガルの海軍士官ガーゴ・クーチホ(Gago Coutinho)航法士とサカディラ・カブラル(Sacadura Cabral)操縦士がポルトガルのリスボンからブラジルのリオ・デ・ジャネイロまでサンタ・クルス号と名付けた複葉水上機(Fairey IIID:ロールス・ロイス製イーグルVII350馬力)で南大西洋の横断飛行に1922年6月に成功した.
 20世紀の初めの冒険飛行というとまだGPSも無線施設も存在しない環境で,陸地の見えない海上ではジャイロスコープ付き六分儀(ポルトガルのクーチホ提督が開発した航空機用)を用いた天文航法で自機の位置を確認した.
 ルシタニア号に乗り3月30日にリスボンを出発したが,カナリア諸島までは燃料ポンプの故障で燃料を過剰に消費する以外には問題なく飛行して航程が進んだ.つぎに850マイル(1370km)飛行してバート岬のセント・ビンセントになんとかたどり着いて,水上機を修理した.セント・ターガス島のプライア港を4月17日に出発し,アメリカ大陸に沿ってブラジル海岸線の小さな岩礁に燃料切れのために不時着した.海が荒れたために機体を損傷したが,ポルトガル政府は食料と代替機を送ってきた.この水上機は「パトリア・ブラジリア」(一部ブラジル人)と名付けたが,5月11日に離水してすぐに岩礁にたたきつけられて,乗員2人は9時間漂流して英国の貨物船に救助された.ようやく6月5日に3機目の「サンタ・クルズ17」と呼ぶ複葉水上機で飛び立ち,無事に南大西洋を飛行機で横断してリオ・デ・ジャネイロに6月17日に到着した.

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