1919年5月8日〜27日
アメリカ合衆国海軍のカーチスNC-4飛行艇が,ニューヨークのロングアイランドからポルトガルのリスボンまで2150mile(=3460km)を着水しながら,19日間(実際の合計飛行時間は26時間)で大西洋の初横断飛行に成功した.ニューファンドランドからアゾレス諸島までに21隻の駆逐艦を80km間隔で海面に配置する航空路の支援体制をとった.アゾレス諸島からリスボン間も同じように駆逐艦を配置した.
カーチス社製NC-4飛行艇(3基を牽引式+1基は推進式)
カーチス(Curtiss Aeroplane and Motor Company)社製のNC-4(4発エンジン装備機)飛行艇は,2機の飛行艇NC-1(3発エンジン装備機),NC-3(3発エンジン装備機)とともに大西洋の横断飛行を開始した.ニューヨークのロングアイランドを出発し,ニューファンドランドに到着,5月16日アゾレス島に15時間後に到着した.悪天候のためNC-1とNC-3はここまで飛行を断念したが,NC-4は補給後,離水しポルトガルのリスボンに5月27日到着した.さらに英国のプリマスまで飛行を続けて31日に到着した.なお米国へは船で戻った.
NC-4の乗員は,機長兼航法士がアルバートC.リード,操縦士がウォルター・ヒントン,エルマーF.ストーン,フライト・エンジニアがジェームスL.ブリース,ユージンS.ローズ,無線士ハーバートC.ロッドの6人である.
★米国海軍カーチスNC-4飛行艇の性能
全長:20.8m,翼長:38.4m,全高:7.4m,重量:7257kg,離陸重量:1万2422kg
最高速度:146km/h,飛行高度:1372m,航続距離:2366km,航続時間:14.8時間(巡航速度)
装備エンジン:リバティV型12気筒400馬力×4基
現在もNC-4飛行艇はフロリダ州のペンサコラにある海軍航空博物館(the Naval Aviation Museum)に保管されている.
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