日本で複葉機を自作していたころの飛行機ファン

まだ手探りで自分の飛行機を工夫して試作していた時代

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クリストファーソン飛行艇 Christofferson Flying boat

米国で飛行機の操縦技術を学び飛行士となって,海野幾之助が1914(大正3)年5月に持ち帰った日本最初の飛行艇がクリストファーソン飛行艇(全幅14.5m×全長8.25m,木製主材骨組に合板羽布張り構造)である.ただちに6月に開かれた第1回民間飛行大会に参加したが,発動機が不調なため飛行デモも行なわなかった.エンジンを修理して,ようやく7月1日に試験飛行の滑走中に発動機から火を発して転覆大破し,機体主要部が燃えてしてしまったが,海野飛行士はなんとか海上に逃れて無事だった.この飛行艇に装備した発動機は,京都深草練兵場で墜落して死亡した武石浩披飛行士(1913年5月4日)のカーチス複葉機に搭載されていたホールスコット水冷式直列6気筒65馬力を修理して装備したものである.
 海野飛行士はクリストファーソン飛行艇の残存部品を利用して,新しく水上機を設計し大阪の日本飛行機製作所で海野式水上機として製作した.エンジンはホールスコット60馬力を前後逆にしてトラクター(プロペラ牽引式)に換えて,1915(大正4)年5月に完成し,西宮海岸で離水試験を行なったが,発動機の出力が不足して離水することができなかった.なお修理した後にも数回の離水試験を試みたが失敗に終わった.これで海野幾之助は飛行士稼業から引退してしまった.なお大阪の日本飛行機製作所は,海野式水上機と鈴木式ジャイロ2号を組立てた後には,飛行機の注文が続かず経営不振により消滅した.

日本に初めて輸入されたのがクリストファーソン飛行艇

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