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昔、「こち亀」で外来語を全て日本語で表現する人のエピソードがありました。
ビートルズを「兜虫4人楽団」とかローリングストーンズを「回る石楽団」など、むちゃくちゃな 訳し方だったのに苦笑いした記憶があります。 今回、なぜこのテーマを出しかと言うと、久しぶりに見た「富士に誓ふ 少年戦車兵訓練の記録」の
DVDの中で、講師が生徒にエンジンと動力の伝わり方について教えていた際に言っていた「曲軸」と 言う言葉に興味を持ち調べてみました。 エンジン → 発動機(はつどうき)
ステアリング → 走行転把(そうこうてんぱ) アクセルペダル → 加速践板(かそくせんばん) ブレーキペダル → 制動践板(せいどうせんばん) クラッチペダル → 剪断器践板(せんだんきせんばん) シフトレバー → 変速槓桿(へんそくこうかん) ピストン → 吸鍔(すいつば) クランクシャフト → 曲軸(きょくじく) スパークプラグ → 点火栓(てんかせん) 「転把」と言う用語は法律用語として現役で使われているみたいです(曲がる事の意味らしい)
「槓桿」 = レバーの事なんですが、この言葉を聞いてレバーと結びつく人は旧軍マニアぐらいで しょうか。 旧軍とくに陸軍では、外来語禁止でしたのでこんな訳をしていたのでしょうが、必ずしも強制では
なかったらしく、この映画でも生徒が帰郷して両親に戦車の操縦方法を説明するシーンがあるのですが、 「自動車だったらハンドルでこうでしょう(ハンドルを回すような手つきでジェスチャー)、戦車は 右行くなら槓桿でこうでしょう(レバーを前後に動かすような手つきでジェスチャー)」と思いっきり 外来語を使っています。 また、昭和19年公開の映画「加藤隼戦闘隊」の中でも加藤部隊長が「チャンス チャンス」と 言ったら、部下が「部隊長殿、罰金」なんて茶化す場面がありました。 陸軍省がバックアップしている映画ですらこれですから、案外建前上だったのかなという気がしてきます。 |
クルマ
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