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車椅子利用者の列車乗車時の流れは、
1.事前に駅員に行先を申告
2.駅員の誘導で乗車ホームへ
3.乗車する列車が到着して駅員がドアとホームの段差を解消するスロープ板を置く
4.駅員の補助で車椅子利用者乗車
5.駅員がスロープ板を外し、乗務員に通知
6.乗務員確認後、戸ジメ処理し発車
駅到着時に「○号車お客様ご案内」とアナウンスする事がありますが、これは上記案内を
行っているのを乗務員に周知するためです。
地元の鉄道会社では、この「スロープ板」による乗り降りを解消するため、「ラクープ」と言う
昇降補助装置を開発しました。
車掌がスイッチを操作すると緑色の板の車両側が空気圧で「バション」と斜めに持ち上がって
スロープが出来て段差をなくす装置です。
開発当初は「省力化にもなるしこれはいいじゃん」と思ったのでしょうが、実際運用してみるとやっぱ使いにくい
事が判明して、いつの間にか今まで通りのスロープ板に戻ってしまいました。
■運用して判明したと思われる点
1.普通列車は4両と6両。急行、特急、快特は8両と12両なので、それぞれの停車位置にこの装置を
設置しなければならない(この鉄道会社での車椅子乗車車両は最後部乗務員室よりドア)
→ イニシャルコスト及びランニングコスト増
2.余長は取っているが、定位置内にきちんと止めるスキルを求められる。
→ 遅延の原因
3.乗客動線対策で停止位置を変更してしまうと使えなくなってしまう。
→ 移設によるイニシャルコスト増
最後に使っているのを見たのは10年ほど前だったか。
たぶんこのまま放置し、ホーム改修等のタイミングで撤去と言う流れになるのでしょう。
600形の「ツイングルシート」と同様の運命ですね。。。
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