知財屋さんの交渉日記

知財戦争といわれる昨今、交渉三昧の日々の一端をご紹介。

全体表示

[ リスト ]

中国案件

 今日は、朝から社印をもらうために本社に出張だった。
 中国では、正式な契約書には社印を押すことが法的に有効となる要件だと先方から申し入れがあったため、急遽、社内決裁をとって社印を押してもらいに行くことになったのだ。
 
 とはいえ、契約書は英語で作成したものだ。中国企業を信用しないわけではないが、日本人には簡単に内容を把握することができない中国語による契約書よりも、英語でドラフトをやり取りしたほうが明瞭だし、なんだか漢字だと意味が多義なので後でいろんな解釈をされそうで困る。
 
 だから、英語のサインページに朱色の印鑑。アンバランスかと思いきや、意外にも白い用紙の英文に朱色の大きくて四角く印影が、格調高く見えた。古来、日本の王は中国の皇帝から金印をもらったという。本社からの帰り道、昔歴史の時間に習ったことを思い出し、西欧人のサインなんか原始的だなと思った。しかし、おれも将来、契約書のサインページにサインする日が来るので、かっこいいサインを今から練習しておかなければならないな、などと考え嬉しくなった。夏の暑い中ニヤニヤしながら、駅まで歩いていた。
 
 話を元に戻すと、もともとは、こちらから知財部の所長名で英語のサインをし、先方に送ったのだが、ハンコじゃなきゃだめだと言ってきたのだった。ついでに、こっちは社長がハンコを押すのだから、そっちも所長名じゃなしに、きちんと社長名で社印を押してくれと言ってきた。うちの会社は、特にどっちでもいいのだが、社長名で押印となると決裁が要る。それがめんどくさくて、正直ヤだなと思った。
 しかし、本社ではあまりにもあっけなくハンコを押すのでそのときはちょっと慎重に契約書の中身を見てから押してくれよな、とハンコを管理しているお姉さんに対し、車のローンのときみたいな気持ちになった。

 なんにせよ、わが社の中国企業との知財係争案件は、グローバル、グローバルと言われる現在でも、まだまだだ。

閉じる コメント(0)

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事