知財屋さんの交渉日記

知財戦争といわれる昨今、交渉三昧の日々の一端をご紹介。

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アイスコーヒー交渉

 先日は朝から交渉だった。先方が東京からみえるということで暑いだろうからアイスコーヒーをテイクアウトを注文し持ってきてもらうように新入社員の男の子にお願いした。

 待ち合わせ時間きっかりに特別会議室に入るとすでに先方が来られていたため名刺交換を済ませ、世間話の後、本題の案件について話し始めた。

 とはいえ、対面に座し相手がこちらの目を見て真意を探ろうとするのを、敢えて斜め前の下方向を見つめ、意味ありげにポツリポツリと朴訥にとしゃべるようにした。つまり相手とは目が合わないようにしながら相手がじれていろんなことをしゃべるように誘ってみたわけである。

 先方は、知財、営業、技術の3人組。
 案の定、誘いに乗って営業がここぞとばかりペラペラしゃべるしゃべる。これにより、いろんな情報を得ることができた。このような形で交渉は終始こちらのペース(相手は気づいていないが)であり少し満足していた。

 ひととおり話終わり、先方に宿題を出して返答期限までこちらが設定することができたので、快くお見送りをさせていただいた。
 
 ニュースでは東京方面は台風が迫っているとのことだった。

 最後のご挨拶をして3人組みの背中を見送りひとまずほっとしていると、こちらの一人が私に対して
「コーヒー70杯はどうなったんでしょうね」と言った。

「何の話でしょう?」
「7杯と注文したところ70杯と聞き間違ったらしく…」
「は?」

 私は当初理解できなかった。しばらく考えてやっと、新入社員の男の子がやらかしたことに気がつき、

「で、お金はどうした?」
「7杯分しか払ってません。じゃあ向こうは、持って帰っても仕方ないから
あとの63杯は無料で置いて帰ります、といいました」
「ナヌ?」

 彼は私よりも交渉上手だった。

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