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ゴールデンウィークに入って、見事に晴れ渡った2日間。
4月の終わりの爽やかな風を感じながら、私はまた馴染みのない街を歩いていた。
普通電車しか止まらない小さな駅だが、駅前に並ぶ店からは路上に商品があふれ、
たくさんの鉢植えや果物が目に飛び込んでくる。
パンの焼ける、何とも香ばしい香り。
たこ焼き屋さん、たい焼き屋さんまである。
初めての街でパン屋さんを見かけると、必ず誘惑に負けてふらふらと入ってしまう。
連休の3日目は、激しい雨と風。
4日目は小雨。
5月に入ったというのに、妙に肌寒いこんな日は、さすがに人通りも少なかった。
せっかく少しは息抜きできるかなと思っていた連休なのに、
どうして私はずっと病室に居なければならないんだろうと思ったり、
まあ、連休で良かったなと思ったり・・。
それでも、この病院は泊まることはないので、まだ楽ともいえる。
前の病院に泊まっていたときには、実にいろんな夢を見た。
眠りが浅いのと、目覚めてからもしばらくまどろんでいたせいか、
内容がしっかりと残っていることが多かった。(いつもならすぐに忘れてしまうのに・・)
そして、なぜかその多くは、父ではなく自分が入院している夢。
まだ3月の半ばごろ、病院への道すがら雪柳がぽつぽつと白い花をつけ始め、
いつしか見事に満開に・・。
そんなときには、20年以上会っていない高校時代の友人がお見舞いに来てくれた夢を見た。
雪柳を数本手にして。
「これ、そこの道で折ってきたん? 雪柳って、そんなに簡単には折れへんでしょ?」
「いや、ちゃんと切って来たよ。」
彼が取り出したのは、コンパクトな裁縫セットの中の小さなはさみ。
クラスメイトではあったが、別になんの付き合いも無かった男の子。
なぜ唐突にそんな男子が夢に現れたのか・・?
あるときには、巨大な大学病院に入院していて、自分の病室がわからなくなりひたすら迷っている夢。
やっとたどり着いた個室に入って、ふらふらでベッドにもぐって爆睡していたら、
パジャマ姿の若い女性と、付き添いの若い男性にいきなり起こされた。
「あんた誰?!」「何やっとんねん〜!」
ハッと飛び起きて、
「ごめんなさい、部屋を間違えました・・。ごめんなさい、すみません〜〜・・。」
ひたすら謝り倒してそこを飛び出すが、自分の部屋がわからない。
どこかで眠りたいと、延々と彷徨っている情けない夢。
この夢のバリエーションはいくつかあった。
若い二人にベッドの使用料を要求される。 それも法外な値段。
そんな理不尽な〜〜と思いながら、私は弱々しさを装いながら反撃している。
「病室を間違えたのは本当に申し訳なかったですが・・私も病人です〜。
体力も気力もありませんから、何とも自分では判断できません。今から事務長の○○さんを呼びますので、
○○さんに判断をお願いしたいと思います・・・。」
その○○さんというのは、地域連携室のケースワーカーで、実際にお世話になった方のお名前。
そう言うと、二人は慌てて・・「もうええわ、もうええから〜!!」と追い出そうとする。
でも私は、「そういうわけにはいきません。迷惑をかけたのは私ですから・・・。今すぐナースセンターから電話 で呼んでもらいます!」
と、ナースセンターに向かうところで目が覚めたり・・。
パジャマのままで同窓会に出ていたり・・・。
何なん???
それ以外にも、本当にわけのわからない夢ばかり・・・。
父は療養病床のある病院に転院でき、そこで順調に過ごして4月15日にようやく自宅に帰れたというのに。
実家で機嫌良く過ごせたのはわずか12日間だった。
心配してくれている友人何人かに、「何とか退院できました。」とメールを送って間もなく、
ゴールデンウィークの前日に、また病院に戻ってしまった。
それも療養病棟ではなく一般病棟に。
症状も1か月前に逆戻り。
長い休みにかかってしまったため、まだ主治医からはきちんとした話も聞けないでいるが、
どうなっていくことやら・・・。
5階の病室の窓からふと外を見ると、雨が止んで夕方の日が射してきた。
ああ・・・・。
かすかに虹が見える。
父は、まだまだ復活しそうに思えた。
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おはようございます。
看病続きで疲れていると夢見ます。
夢っていつもとりとめなくて、自分だけ出来ないとか、
苦しめられている夢になります。
3月の終わり頃虹出ていました。
友が入院していて、娘さんが病院からの虹を病室に貼ってお母様が
横になっていて見える位置に、
虹みるといいことあるよ。
最近完全看護で、病院内に付き添い泊まることなくなりました。
個室以外は。
気分転換 場所変える、食事する、お話する、何かに愚痴る
ブログに書いて気分転換になりますね。
何処かで吐き出さないと、溜まってしまいます。
吐き出しちゃえーーー
ストレス出ていってーーーー叫んじゃおう。
私のことです。
他人事ではないです。
付き添いしたり、入院すると
窓の外眺めて恨めしく思ってしまいます。
私心も小さく、気持ちも小さくなさけないです。
ちょっぴり気持ちも分かります。
ポチ
ブログに書けて良かったね。
2012/5/6(日) 午前 6:39
何とも不思議な夢ですね。
でも夢でよかったですね。現実だったりしたら大変ですからね。
私も以前は、変な夢を見ましたが、最近は、見ませんが。。。
お父さんは大変ですね。回りはストレスと疲れが溜まりますよね。
お大事に。
2012/5/6(日) 午前 9:23
お疲れ様でした。
連休はお父さんの看病に行かれていたのですね。
夢の話ですけど、共通するものがありました。
それはなぜ登場するか分からない知人友人の登場でした。
何でしょうね。
虹が見えたとのこと。
お父さんの病状改善に繋がるといいですね。
私の3連休は天気予報が外れて3日間とも快晴に近い状況でした。
2012/5/6(日) 午後 5:36
写真に綺麗な虹が見えますね^^
5/4・5は京都に居ました(^_^)b
5/4はハッキリしない天気でしたね。
takaoさんが見た夢については、ご自身の不安の現れのように感じます。
まず主治医とお話しして、クリアにしていくしかないですね。
一人で抱え込まずにボチボチ行きましょう(*゚ー゚)v
2012/5/7(月) 午前 2:13
私もパンが好きで、朝はいつもパン食です^^
匂いに釣られる気持ち、非常にわかりますよ(笑)
本当に美味しいパンは、焼きたてでなくとも美味しいですよね^^
2012/5/7(月) 午前 2:19
mappuさん、早速のコメントありがとうございます・・。
昨夜はPCを開く環境には居ませんでしたので、お返事が翌日になりました。
体力っ的には全然大丈夫っ!と思っているんですけど、6年前の自分の状況が蘇るというのは、どこか弱っているのかもしれませんね。
そして・・なかなかブログに書けませんでした。(月1更新という情けない状態はずっと前からですけど・・)
書くとちょっとホッとしました。
「為るようになる」というのが父の生き方だったようですから、長期戦でのんびり行きたいと思います。
なかなか太っ腹にはなれませんけど・・。
ありがとうございました〜〜。
2012/5/7(月) 午後 11:37
ビーナスさん、コメントありがとうございます〜。
普段は、日常の延長のような夢を見ることが多いですが、病院という特殊な環境がそうさせるのか、ドラマチックな?あまり嬉しくない夢が多いです。
病院が好きな人はいないでしょうから・・。
「最近見ない」ということは、心身ともに穏やかに過ごしておられる証拠だと思います。
父は穏やかに寝ているので、別に痛いとかしんんどそうとかはないんです。ただいろんな数値が時々悪くなるだけなので、大丈夫だとは思いますが・・心配して下さってありがとうございます〜。
2012/5/8(火) 午前 0:25
こんにちは、キアラです。
うちの祖父の長患いしたので、祖母は泊まり込んだり、毎朝早くに出かけていったりしてました。
個室に入院してた時は、祖母が「良いから泊まって行きなさい」って言われて、病室のソファベットに祖母と一緒に寝たことも記憶にあります。
看護しながらって眠れないものですよね。
私は付き添うより付き添われていた方が長いですが、
起こすのが悪くてちょっとした痛さや、トイレなど我慢していたこともありました。
病人の数だけ、看護の形もありますね。
お疲れを貯めませんように。
ご自愛ください。
2012/5/8(火) 午前 9:53 [ キアラ ]
病院ではずいぶんいろんなゆめをみたのですね〜
それも意味のあるものならいいのだけれど
とかくあまり有りがたくないとりとめのない形で現れるようですね
お父様の今後・・先が見えないので家族は大変ですがくれぐれも
無理をせず穏やかな生活がおくれますことを祈っています
我が家は昨年のあの10月に大騒ぎが・・
それ以来ずっと
精神科の訪問クリニックそしてデイサービスとショートステイに
助けてもらい今のところは落ち着いています
また出来る範囲でお話聞かせてくださいね
takaさん 応援していまーす
ポチ☆
2012/5/8(火) 午後 4:32
アニーさん、コメントありがとうございます〜〜。
ほとんど毎日のように病院に通いましたが、連休は終わってしまいました・・。やけに眠くて、夜は仕事になりません。ああ・・。
関わりもない人が唐突に夢に出てくるって、何なんでしょうね・・。
深層心理でもなんでもないわけですし。
何かの拍子に大昔の記憶の蓋がひょいと開いて、混ざってしまうんでしょうか・・。
連休の中盤からは、関西はいまひとつのお天気でした。
毎日必ず、どこかで雨が降りました。
信州は、後半に3日も晴天だったとは・・・!
アニーさんの力は恐るべしです。
2012/5/8(火) 午後 11:27
らいむさん、コメントありがとうございます〜〜。
ふと気づいたときには、虹はかなり薄かったです。
しかも5階の病室の窓ガラスを通しての写真なので、無理かなぁと思ったのですが・・。
ちゃんと撮れていて良かった。
自分が病人であったり、迷ったり責められたりというのは・・不安の現れなんでしょうか。(たしかに、そんな気はします)
連休は終わりましたが、まだ治療に関してのお話はありません。でも、検査は始まっています。
2012/5/8(火) 午後 11:37
らいむさん、つい買ってしまいますよね・・。
ベーシックなパンが好きです。チーズやハムの入った惣菜パンも好きですけど、プチフランスとか、胚芽パンとか、ライ麦パンとか。
初めての店では、そういうパンを買います。
行きに買ったパンは病室で食べ、帰りに買ったパンは翌朝に食べる。
この病院は近鉄沿線にありますので、天王寺を通ります。
天王寺のパン屋さんには、お好みパンとか焼きそばパン、餃子パンなど、いかにも大阪というユニークなパンがありますよ〜。
2012/5/8(火) 午後 11:52
キアラさん、コメントありがとうございます・・。
そうでした、、キアラさんは付き添われていた経験の方が長いんですよね。(どうしても、いろんなことを我慢されたというのはわかります・・)
今は完全看護で、基本的には「付き添い不要」なんですけど・・遠いこともあって泊まる方が便利でした。
同じような状態の患者さんでも、ご家族をほとんど見かけないケースもありましたし、看護もいろんな形がありました。
疲れを溜めないためには、寝るしかないですね。
心配して下さって、ありがとうございます〜〜。
2012/5/9(水) 午前 0:25
G・Lさん、コメントありがとうございます〜〜。
ほんわかした夢や、胸が温かくなるような夢を見たいものですけど・・なかなか無理なようです。
うーーーん。
昨年はいろいろと辛い思いをされましたよね・・。
精神的な部分というのは、身体の症状以上に微妙で難しいものだと思います。
父は静かなままですが、今回の入院では少し不穏状態が見えます。
それが、私の不安にもつながっていそうに思います。
パッと好転してほしいと願ってしまいますけど、そう甘くはないですよね。
でも、復活できると信じています。
2012/5/9(水) 午前 1:08