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小学生の中に、
算数の「式」に 気持ちが向きすぎる子がよくいます。 式を書かないといけません、と 最初のころに教わったせいでしょうか。 受験算数をしていても、 解答の式を見て、 この式の意味が分かりません、と気にします。 考え方や経路が違う場合、 式は違う現れ方をしますから、 必ずしも同じ式でなくてもよいはずですのに。 言うなれば、解答は料理で、 式はそのレシピ。 ある程度の手順はありましょうが、 人により作り方が違っても、いいじゃないですか。 式を軽視してはいけません。 しかし、式の前に、 たとえば図形の問題ならば、 小さな図形の式を、 ○×2+□ のようにメモして(円柱の表面積)、 その図に寸法を書き込んだ後、 この図を見てその下に式を、 3×3×3.14×2+3×2×3.14×4 などのように書き上げます。 それから一気に計算をします。 このように、式というものは、 それができるまでに工夫が必要なのですから、 ノートするにしても、 式だけというよりも、 必ず図や表などのメモを まず用意するようにしたいものです。 |
算数
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0.16×3.5 という計算があります。
普通なら、筆算をして計算をします。 へたに暗算をしようとすると、 結局時間がかかったり、 間違ってしまったりするリスクを呼びます。 ところが、終始暗算感覚で 答えを出すこともできます。 ただし、書いていくことになります。 3.5は、2倍すると7という一桁の数になり、 かけ算をするのに有利になります。 その代わり、かけられている相手の0.16は 2で割っておきます。 つまりかけている二つの数の、 一方を2倍して他方を2で割っておくならば、 二つの数をかけた結果は変わりません。 0.16×3.5 =0.08×7 =0.56 のように、ただ書いていけば すらすらと応えに辿り着くことになります。 書くことにより、 頭を使う労力を減らす考えです。 まだ使ったことのない人は、 身につけてみませんか。 |
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算数にも公式があり、
文章題でも このようにすれば解ける、という パターンのようなものがあります。 それはそれでよいのですが、 それをど忘れした場合、どうしますか。 あるいは、ちょっとひねりがあって、 直接それが使えない場合。 学習の準備はこのために必要です。 つまり、ただの公式暗記ではなく、 それに詰まったときにどうやって鍵を開けるか。 困ったときにはこのようにすればよい、という 方法をさしあたり心得ておくことが望ましいのです。 模範解答のとおりの解き方の道をスタートできなくても、 何らかの方法で草の中を進み行き、 やがて模範解答の解き方の道の途中に合流すれば、 ちゃんと解けるはずではありませんか。 理想的な解き方から始められなくても、 行くべき方向を感じつつ、 分け入って進むことのできる知恵を 弁えておくと安心です。 そういう保険をかけておくのです。 ふだんからの学習で。 |
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算数とくれば、
文章題や複雑な図形の問題。 これが厄介で取り組むのが大変……。 それは本当です。 しかし、 忘れてはいませんか。 計算の力。 計算問題は配点が多くないし、 などと考えてはいけません。 計算がうまいと、
すべての問題について、 処理が早くなります。 計算でもたもたしていると、
アイディアも阻害されてしまいますが、 計算の要領がよいと、 その分頭脳がアイディアに迎えます。 要するに、足腰を鍛えて 足の速いサッカー選手は、 余裕でボール処理ができますね。 足が遅いと、 いくらボール扱いに努力しても、 チャンスを作ることができません。 正確に・てきぱきと・要領よく 計算する力を、 日々養ってみませんか。 |
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自分では図を描くことなしに、
それに第一、描こうとする気持ちもなしに、 中学入試で合格したいだなんて、 虫のいいことを考えてはいけません。 なんとか楽をして合格が欲しい、などと思う人は、 受験など目ざす必要はありません。 そんな気持ちでは、学ぶものも何一つありません。 自分がどこまでできるか、 努力をすることで、 人生にとり、自分にとり、学ぶことがあるのです。 入試問題をつくる先生も、 図を描くのをしぶる受験生には 解けないように問題をこしらえます。 そういう子が集まってくるのは困るかからです。 図を描いたり、メモをしたり。 計算のあとも残して、 しかもてきぱきと動いていく。 真面目に取り組んでいる人は、 得るものがたくさんあります。 迷うことなく、その道を進んでください。 |



