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国語

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デビューをチェック

国語で音読をすることがあります。
いえ、音読をしましょう。
そのとき、心がけることがいくつかあります。

まず、慌てないでゆっくり読むこと。
そして、聞く人が分かりやすいように
読もうと努めること。

より具体的に気をつけておくとよいことは、
初登場の言葉をゆっくりていねいに読むことです。

その場面に初めて登場する言葉を、
読む人が早口でちょろっと言ってしまうと、
聞く人は、今のは何だったのか、分かりません。
聞く人が、初登場したものをしっかりイメージできてから、
その先を聞くと、様子が理解しやすくなります。

いわば、デビューする言葉をチェックするのです。

この訓練をしましょう。
様々な問題を解くときにも役立ちます。
問題文の、初登場の言葉にいつも気持ちが向かう癖がつくと、
大事な言葉の読み落としや読み忘れがありません。
また、国語の長文のような場合には、
心がその初登場の言葉にひっかかりながら読み進むので、
後から何か質問されても、「あれだ」と気づきやすくなります。

実はこれ、英語のリスニングのときにも役立つのですが、
まああまり拡げすぎないように今はしておきましょう。

デビューをチェック。
これは、音読をすることで訓練されていきます。
中学生は、小学生に比べると音読をしなくなります。
しかし、やってみると効果は抜群ですよ。

選択肢の判別法

たとえば主人公の心情についての問いで、
どんな気持ちか選びなさい、と
選択肢が四つあったとします。
 
心情の設問は、
様々な問題を含んでおり、
どちらともとれる、とか
どちらも混じっている、とか
いろいろ可能性があることから、
しばしば明確に違う選択肢が居並びます。
 
さて、選択肢の各文の、どこをまず見ますか。
 
上からに決まっている?
いいえ、下から見てください。
 
明らかに違うものが見えるはずです。
紛らわしいものについては、
そこから初めて上のほうを見てください。
 
街角で、親しげに話しかけてくる素敵な異性がいて、
話にとても共感してくれて、
ほんと気持ち分かるよ、などと親しく話を続けてきます。
それもそうだなあ、などとこちらが思うようになったころ、
最後に、だったらこれ買わないかなぁ、などと持ちかけてくる……。
 
詐欺ですね。
でも、ひっかかるんです。
最初の、分かってもらったその楽しい話があるから。
もし、まずその結論をいきなり聞いたらどうでしょう。
「ねえ君、これ買わない?」
これなら、まず確実に拒否するでしょう。
 
上から読んでいくと、
もっともらしい書かれ方をしているので、
「そういうこともあるなあ」と
だんだんその気になっていってしまいます。
人間、自分の思考枠のどれかに、相手の言うことを
あてはめようとするものです。
それが、理解するということです。
ですから、自分がどんどん動いて、
相手の話の中に引き込まれていってしまうのです。
 
下から読めば、
その行き着く先の結論がすぐに見えますから、
「明らかにおかしい」と簡単に見破ることができます。
 
お分かりですか。
この私の説明は、騙すつもりはないですからね。
選択肢は、まず文末を見て選び始めてください。

国語辞典を引こう

中学生から国語の質問があって、
学校のワークを
どう埋めればよいか、ということでした。
 
ある条件で作文するものでした。
「自分の考えでまとめなさい」
この課題を質問されても、正直困ります。
内容でなく、書き方について説明しましたが、
そのやりとりの中で、分かってきました。
 
その中学生は、
日本語を書き表すことにかなり難がある、と。
いえ、日本語を理解するのも問題が多いのです。
もちろん、外国在住の経験があるわけではありません。
言語能力の問題だったのです。
 
どうりで、数学の授業中も、
「分かりません」を連発するのでした。
数学的に難しい、というのでなく、
私の説明の日本語が解せないのでした。
 
もちろん、私もいつもよい説明をしているわけではありませんが、
他の中学生たちが残らず理解したはずの説明の言葉について、
その子一人だけが、「分からない」と漏らすのでした。
 
ワークの中に出てきた言葉を調べるために、
私から国語辞典を借りました。
見ると、「一部始終」という言葉の意味が分からず調べています。
中学生としてこれを調べてはいけない、とは申しませんが、
普通、わざわざ調べはしない言葉でしょう。
 
しかも、その後を辞典の中で、見つけられないでいます。
五十音で探していけばもちろん容易に見つかります。
「一部」の項目の中にあることも、
当然普通に辞典の使い方を知っていれば察するものですが、
できませんでした。
 
国語辞典を引いたら、
あなたは成績が上がりますよ。
 
私はそう指摘しました。
辞典など引かない、苦手だ、という言葉が返ってきました。
私の見立てに間違いはありませんでした。
 
言葉に興味をもつこと。
とにかく多くの言葉に触れていくこと。
これを今のうちから始めれば、
そのうちだいぶ改善されるかもしれません。
でも、それをもししなければ、
将来を何をするにしても困難を抱えることになる、と
私は懸念しました。
 
何を学び、また何の技術を身につけるにしても、
基本は言葉による説明理解が伴います。
また、自分からひとに、言葉を使って
意図や意志を伝えることを避けることはできません。
言語能力に大きな欠陥があると見られてしまうと、
組織での働きにも支障が出るでしょう。
 
たくさん国語辞典を引きましょう。
電子辞書だと効果は減ると思います。
見出し語の近辺が目に入らないので、
言葉どうしのつながり、ネットワークが得られないのです。
小学生にも、附箋を使って辞書を引かせようという動きがありますが、
附箋がどうであれ、それは必要で、重要なことだと思います。

語彙

そもそもこの「語彙(ごい)」という言葉自体、
なんのことか分からない人、
その人はよくお読みください。
 
では、「ボキャブラリー」はどうですか。
 
これも知らない人は、
ぜひお読みください。
 
正確な言葉の意味を説明するつもりはありません。
要するに、たくさんの言葉を知る必要があるわけです。
使える言葉を増やすこと。
多くの言葉の意味が分かること。
 
中学生に分かりやすく言うと、
英単語をたくさん覚えるのと同様です。
 
多くの小中学生に触れて思うのは、
知っている言葉の数が少ないこと。
名詞ばかりでなく、動詞や形容詞など、
たしかに大人ほどでなくてよいとしても、
あまりにも貧困です。
 
それでは、
本が読めるはずがない、と言いたいほどです。
 
言葉の数を増やすことは、
当然、他教科の理解にも影響します。
国語辞典を頻繁に引きましょう。
電子辞書が悪いとは言いませんが、
紙の辞書のほうが、たとえば同音異義語との比較がしやすく、
言葉を増やすためにはこちらのほうが有効です。
 
言葉を増やすためには近道はありません。
経験を増やすことが肝要です。
ひとつひとつ、毎日毎日挑みます。
まとめてするのは難しいので、
毎日少しずつ、調べ、書き留めることをお勧めします。
 
ある程度、効果的な語彙集が見つかれば、
利用するのもよいでしょう。
 
とにかく、明日からと言わずに、
今日から取り組むことです。

現代の問題を考えよう

現代文を読んでいるとき、
ただ受身で読む、答える、
それではつまらなくないですか。
 
相手に引っ張り回される、
そんなままで、相手の意図が分かりますか。
 
孔子の言葉の中に、
現代ちょっと理想のように言われている
人類一般の福利をいうものがあります。
 
自然を操っているつもりで
人間が科学や欲望をすべて正当化して
越えてはならない一線を考えさせる小説もあります。
 
原子力発電所の論点の一つも、
そこにあるとなれば、
今の私たちの関心事や問題点が、
ちゃんと唱えられていた、と言えないでしょうか。
 
いろいろな議論に、問題点に、
関心をもつこと。
意見を定める必要はありません。
ただどんな考え方があるのか、
ちらりとでも見ておくこと。
 
そうやって「考え方こと」のある問題があれば、
どんな現代文が与えられても、
まるで解いたことのある数学の問題を解くように、
見たことのある、考えたことのあるものとして、
余裕をもって挑んでいくことができるかもしれません。

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