受験ワンポイントリリーフ

中学と高校の入試にいどむ受験生を応援します。

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入塾のタイミング

2月から、
それぞれの塾では
新学期を開始するのが普通です。
受験まであと一年という数え方です。
 
家庭で、
「六年生になってから一年間、
 受験勉強しましょう」
という家庭もあるようです。
いや、最近は4月からでなく、
2月からだとお分かりです。
 
でも、一年間だけ頑張ってみなさい、と
子どもに時間的制約で
受験を試みさせるのは、
かなり残酷です。
 
とにかく今から一年間やって
オリンピックに出なさい、
と言っているようなものだからです。
 
ここのところ、大手のテキストは、
より早い段階で
履修が終えるように工夫してきています。
以前は五年生初めでやっていた
分数の四則計算を、
最近は四年生でやり終えています。
 
こういう事情を知らずに
六年生の一年間だけやってみなさい、と
子どもに言うのは、実に気の毒です。
 
他の子の三倍の負荷をかけ、しかも
最初はさっぱり分からないという中で
テストを受けるわけです。
 
落ちてもいいから、という態度で
子どもにこの苦痛を強いるとなると、
子どもの心に大きな傷を遺す可能性が高くなります。
中学受験を試みるならば、
今や二年間でも苦しいように見えます。

受験生の健康

受験は風邪流行の時期。
春にスタートを切るために、
必要悪のようなものなのでしょうか。
 
受験生は、
自分でも気をつけるべきです。
栄養・睡眠・手洗いなどの点で
体が弱ると、病気に負けるということを。
 
でも、実際知識としては
いろいろ調べる余裕をもちません。
家族の方は、
学習内容についてよりも、
この健康の面を強くサポートしてください。
 
また、精神面での支えをぜひ。
腫れ物に触るような配慮でなくてよいのです。
不安で自信を失いそうな受験生に、
落ち着いて取り組める生活環境をと言葉掛けを、
お願いしたいのです。
 
こうして、心身両面の支えを
ご家族の方々が背後でなさるとよいのですが、
けっこう実行が難しいかもしれません。
どうぞ親も不安に苛まれないように。
親が、子どもの質問に
答えてやることがあるかと思います。
巧く説明したいところですが、
感情が混じりがちだというのは、よく言われることです。
 
しかし、そうでなくて、
どうしても子どもが「?」の顔をすることがあります。
ある点で、プロとアマチュアとの違いがあるのですが、
それに気がつかないで説明を続けていると、
大人はよい説明ができたつもりでいるのに、
子どもは意味不明でいるということがあります。
 
説明する側が、心すべき点は、これです。
「同じ言葉を、別の意味で用いてはならない」
 
そんなことがあるのだろうか、とお思いかもしれません。
でも、これが実はしばしば行われていることなのです。
 
「薬は、薬にも毒にもなるんだよ」
大人なら、これが何を言っているか、理解できます。
多くの経験があるので、言わんとするところを感じられます。
しかし、子どもにとり、目の前の言葉がすべてです。
子どもには、薬は薬であって、毒ではありません。
ですから、混乱します。
「薬は、からだにいいこともあるけれど、
 からだにわるいこともおこすかもしれないんだ。
 たとえば、ばいきんが死なないようなくすりだと、
 薬としては役に立たないけれど、それは
 ばいきんを殺すような、毒の力をもっているということになる。
 それで、薬はたくさんのみすぎると、いけないと言われるわけだ」
こうした背景を十分に理解させてから、それから初めて、
「薬は、薬にも毒にもなる」という表現を説明する段取りをとります。
 
教師はこの場合、
「薬は、薬にも毒にもなる」
を最初にぽんとぶつけておいて、
子どもたちの疑問を起こさせてから、
説明を加えて解決を図ることもあります。
これはテクニックです。
しかし、
何の説明もなしに
「薬は、薬にも毒にもなる」とぶつけただけで
「だから人にものを言うときにも注意しないとね」
などと次に進むと、
子どもは混乱の中に残されたままになってしまうのです。
 
最初の「薬」は、薬品のことです。
次の「薬」は、よい効果をもたらす原因のことです。
別の意味で用いることを、大人は承知していますが、
経験の少ない子どもには、そして
最初にそのことを聞く子どもには、理解できません。
 
「今日の天気は天気です」
「今日のごはんはごはんです」
これを英語で直訳すると、変ですよね。
子どもは、その直訳を受けているようなものなのです。

否定的な言葉

忌み言葉というものがあります。
結婚式で「切れる」という語を使わない、というふうなものです。
言霊信仰の名残かもしれませんが、
言葉は現実を作り出す作用ももちますから、
やはり悪い言葉は避けたいものです。
 
受験生に対しても、縁起の悪い言葉、というのがありますが、
そうしたことではなく、もっと意味の上から、
否定的な言葉をぶつけてはいけないなあ、と反省させられました。
 
塾教師を頼って、塾に来ているのです。
やる気を起こさせるのも、教師の仕事。
勉強が分からない生徒の気持ちに、
もっと立たなければなりませんでした。
 
ただし、甘やかすことはよくないと考えます。
勉強することを茶化すような雰囲気に、
私は危機感をもったわけで、
それが分かってくれたら、とは願います。
仲良しクラスでへらへらしていてはいけないのだ、と
気づいてくれたら、とは願います。
 
というのは、こちらの論理。
周りの家族もまた、やきもきして、
やる気を出さないように見える子どもに
不満をぶつけたくなることがあるかもしれませんが、
どうしたらよいのか分からない子どもの気持ちも
やはりくみ取って力添えをしたいものだと思います。
 
なんとかしたいからこそ、
塾にまで来ていることを、
私も忘れないようにしましょう。

たたかれる

このご時世、
高いお金を払って
子どもを塾へやっていることを、理解します。
 
成績を上げたい、
合格に近づきたい、という思いに応えようと
塾側でも、努めています。
 
しかし、すべてのお子さんが頑張っていれば、
偏差値すなわち順位は、上がりません。
時には順位が下がることも、あるものです。
 
順位が下がると、怒られる。
こう、怯える小学生がいます。
「たたかれる」とも言っています。
嘘をつくような子でないことは分かっています。
手が出るのでしょう。
 
ゴツン、と拳骨をやるとき、
教師と生徒との関係が良いものであれば、
それは励ましにもなりますし、
関係が悪ければ、たちまち体罰・暴力となります。
 
その子にしてみれば、「たたかれる」恐怖があるわけです。
 
ほかにも、同じ間違いをした子どもに対して、
失礼な言葉ですが「鬼のように」
激しい剣幕で怒鳴り散らす親がいることも、私は知っています。
 
子どもに、投資をしている、というのは
考えてはいけない、とは申しません。
しかし、投資の成就をテストの点数のみで確認し、
株価か何かのように子どもの努力を見なしているとしたら、
少しだけでも、軌道修正をして戴けないでしょうか。
 
塾教師にしかそういう苦しみを訴えられなかった
その子の涙が、笑顔に変わることを祈っています。

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