「欧米相手に日本はなぜこんなに負けまくるのか?」
「日本外交の敗因はどこにあるのか」
「外交交渉はどう改革していかなければならないのか?」
という問題に対して経済産業省の前田充浩氏の研究。
自分個人としてもずっと
「なんで経済力で勝っているはずの日本が交渉で負けるのか?」
「なんで欧米ばかりが勝つような仕組みになっているんだろう?」
と常々考えていたので勉強になった。
80年代までは日本は確かに経済力が強いおかげで交渉に勝つことができていたが、
それまでの日本は他の国を考えず自国の利益を重視して交渉をし続けたために
他の国から疎まれる存在になっていた。
その結果、規制を日本に不利な内容に度々書き換えられるという状況に陥ってしまった。
結論としては
自国の利益だけ、目先の利益だけを目標にしていては他の国からつまはじきにされてしまう。
他のまわりの国と同調を取って共同で利益を分けあう、という姿勢が重要、
ということ。
日本は経済力が強いから先進国と思い込んでいるが
交渉に関しては後進国だという意識を持つべき。
なまじ経済力が強すぎたから交渉力を磨くことをしてこなかった、
と思うほうが正しいと思った。
これは経済だけじゃなくてほぼ全ての分野に共通した原則のように思う。
しかし「ミスター10%」とか「飼い犬に手を噛まれた」というような発言はひどいなぁ。
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