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村上春樹は難解で苦手だ・・・と思っていたのに、 この数年は、新刊が出る度に必ず手に入れ読むようになった。
好みが変わったのかな。。
『女のいない男たち』は、9年ぶりの村上さんの短編集で、6篇からなる。
どの作品も女性に様々な形で関わり失うという喪失感が描かれていた。
(村上作品に幸福な充実感という世界はない。)
この短編のなかで、もっとも村上春樹らしい作品だと思ったのは「木野」。
妻の不貞によって離婚した男は、会社も辞め街外れの路地に小さなバーを開く。
誠実だが不思議な雰囲気の常連客。
少し危うい気配が漂う女と抜け目ない目付きの男。
いつの間にか居着く野良猫。
落ち着いた日々を築いていたはずなのに、いつしか漂う不穏な空気。
気が付くと陥っていたパラレルワールドと深く傷ついていた自らの心。
SFチックな設定ではあるけれど、平気・・平気と通りすぎていた出来事が
思わぬ形でで自らに突きつけられる心情は理解できる。
深く考えてからでは進めない問題が、人にはあると。。 この本の中でいくつか残ったフレーズを・・
「好奇心と探求心と可能性」そのようにして僕らは年輪を作っていく。
(「イエスタデイ」)
「あるときはとんでもなく輝かしく絶対的に思えたものが、
それを得るためには一切を捨ててもいいとまで思えたものが、
しばらく時間が経つと、あるいは少し角度を変えて眺めると、
驚くほど色褪せて見えることがある。
私の目は何を見ていたんだろうと、わけがわからなくなってしまう。」
(「シェエラザード」)
歳を重ねてこそ見えることって、あるのですよねぇ。。
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昨日異動の新幹線で読みました!
毎回Kちゃんが貸してくれます。
せっかくなので読むけど・・やっぱり難しいです(苦笑)
「木野」は特に(^^;)
結局なんで離れないといけなかったの??
2014/5/15(木) 午後 2:39
>hitoriさん、よくよく読むと難解な設定だったりしますよね。。
私は、木野は自分の感情を隠して誤魔化してしまったことで、
追い詰められてしまったのかと。
1Q84 の時の新聞勧誘員のドアのノックと同じで、自分の中の恐怖心が
起こしてしまった妄想だと思ってますが・・
村上作品は、御本人の解釈や説明はないので、おのおので解釈するしかないですねぇ〜
2014/5/16(金) 午後 11:52
村上春樹 ワタシには難しくて読んでも理解できないような
でもこの作品は面白そうだね^^
>驚くほど色褪せて見えることがある
Love is Blind が流れちゃった(スッキリで今朝平井堅が歌ってた^^)
2014/5/27(火) 午後 10:06
>ゆうがさん、長編よりは読み易くなってる・・と思います。
ですが、村上の設定は相変わらずの非凡さなので、
好き嫌いが分かれますが。。
なるほど・・ジャニス・イアンですか!合ってる気がしますよ〜♪
村上作品に音楽は付き物なので、提案してみたい!
2014/5/29(木) 午後 10:30