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「マスター、あちらのご老人に出した珈琲カップ・・・
なんであんなに地味なんです?」
「あれ?ご存じないんですか?!
珈琲カップは内側に模様が入っている方が高価なんですよ♪」
すると、ご老人が私に話しかけてきてくれた☆
「わしゃ、もう年だからね〜、
晩年くらいええ珈琲カップで飲ましてくだせえな〜」
店内に老人の笑い声が響いた♪♪
ふと、横を見ると、猫が外側も内側も模様だらけのたいそう高価そうな珈琲カップでミルクを飲んでいる・・・
私は疑問に思ってマスターに聞いた!
「なんで、猫ごときがあんな高価そうなカップで飲んでるんで?」
すると、マスターは明らかに不服そうな顔をして、答えたのだった。。
「なんでって・・・あちらは猫で、あんたらはドブネズミだろ?!」
「ドブネズミ??
私は記憶喪失したから、一切合財忘れてしまっていたが、
この私はドブネズミだったのか??」
そう言った瞬間、私は冷や汗をかいた・・・
猫の隣でのんきに珈琲カップの講釈をたれているドブネズミが私なのだ!
私は、慌てて店の外へ逃げようと走ったが、
それよりも早く猫パンチを受け、首根っこを噛まれて捕まってしまった
それを見て、老人のドブネズミが言った・・・
「逃げようとするネズミは捕まるが、不動のネズミは捕まらない」
続けて、イタチのマスターがそれを見てニコニコしながら付け足した・・・
「つまり、そこが内側に模様があるかないかの違いなわけでして・・・」
そしてその時、私はひとつ悟ったのだ・・・
「過去を忘れるから、生物は前を向いて生きていけるのだ!!
私が過去を思い出した瞬間、この有様なのだから・・・」
最後に、猫は私をごっくんした♪♪
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