☆.。.:*・草の根学園☆.。.:*

Live as if you were to die tomorrow. −Mahatma Gandhi

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【流れ☆】

「ねえ、おばあちゃん、何してるの?」
ホテルのイスに座っていると、かわいい孫娘が聞いてきた。
私は答えた。
「紙芝居を見てるんだよ」
「紙芝居?」
「そう、あそこに椰子の木2本あるじゃろに?そこの間の紙芝居を見てるんじゃよ」
「わあ、綺麗☆彡」
孫は太陽のような笑顔で外の景色を見つめている。

「いいかい、夏子。みんな色々なものを見ようとしすぎて、アチコチアチコチ目を動かすじゃろ?本当はひとつの景色だけ見てれば、真実というもんが見えてくるもんじゃ。ほれ、鳥が紙芝居に入ってきおってくれたぞい」
「おばあちゃん、お船も来た〜」
おばあちゃんはほほ笑みながら言いました。

「夏子、お船みたいになっちゃいけないよ。海の一番上にいるからって、お船が海を全部知ってるってわけじゃないじゃろ」
「鳥さんは〜?」
「鳥さんもダメだよ、空を知っているふりをして宇宙を知らない・・・夏子は夏子のままでいてね」


「うん!」


夏子は思いっきりうなずいた。
「説教くさくなっちゃったね〜お耳に入った言葉は全て忘れてしまいなね」
「おばあちゃん、朝ご飯食べにいこうよ〜」
おばあちゃんはほほ笑みながら、夏子を先に行かせ2本の椰子の木を優しく見つめた。

夜になり、椰子の木の間に星が流れた・・・

【窓にキスして】

月夜の空に向かい、
窓にキスして、目を閉じた

遠くにいってしまったあなたにこの唇の温かさが届きますように・・・♪

ずっとずっと会えなくても
これから一生会えなくても
今の自分があるのはあなたのおかげだから・・・

だから、このキスがどうかあなたに届きますように。。

あなたとの距離が感じられるように、窓にキスします
窓を開けてしまうと、全てがなくなってしまいそうだから・・



その頃、
カレは忘年会の隠し芸大会のために、
冷凍庫に体を折り無理やり入り、出れなくなっていた

誰もいない部屋で
静かな夜に・・

窓のキスは届かず、カレは凍死した

I love you with all my heart..

【9億4千万】

去年の暮れ、終電後のタクシーにて・・・



運ちゃん:今年もあと半月で終わりですね〜♪
     お客さん、今年はどんな年でしたか?



そう、私たちが笑い、ときには涙し、歯を喰いしばりながら生きているこの星は・・・
あなたと出逢い、そこで語る未来がどんなに壮大でも、
この地球という宇宙のほんのちっぽけな楽園は、今年も太陽の周りを9億4千万キロメートルほど動いた・・・


わたくし:おかげさまで、とっても素敵な一年でしたよ♪
     本当に・・・
     運転手さんはどうでしたか?


運ちゃん:ま〜ぼちぼちですかな
     がっはっはっは!!



わたくし:それは、何よりで♪


終電がとっくに去った夜空を見上げると、都会っぽいわずかな星が輝いている・・・
あの星のどこかに生まれていたら、自分はこのタクシーの運転手にも逢えなかったわけだし、あいつらにもあなたにも逢えなかったわけか・・・
なんとなく、ありがたさが湧いてくる氣がする


わたくし:運転手さんは生まれ変わったら、何になりたいですか?


運ちゃん:生まれ変わったら・・・ですか?
     お客さんにそんな質問されたのは初めてですよ♪



わたくし:澄いません、よく変わっていると言われるので・・・
     野暮でしたね・・・


運ちゃん:いやいや、お客さんみたいに
     「今年は本当に良かったよ〜♪」
     って言ってくれる人を何人も乗せて生きたいです

     ってことは、生まれ変わっても・・・
     やっぱりタクシーの運転手ですかね
     がっはっはっは!!



わたくし:(僕も笑いながら)そこの自販機の前で降ろして下さい
     ありがとうございます♪


運ちゃん:はいはい、ありがとうございます!!
     お客さんは生まれ変わったら、何になるんですか?



わたくし:もちろん高校教師ですよ・・・


運ちゃん:お互い頑固者そうですが、幸せ者ですな〜♪


わたくし:はい・・・
     その前に、お互い生まれ変わっても、
     日本人でありたいですね♪


そのタクシーの運転手は味のある男くさい笑顔でこう言った


お休みなさい♪ そして、よいお年を・・・


タクシーのドアがバタンと閉まる音が夜空に響いた

【Flying Hen】

             あっち、ニワトリなんです。。

     
    夫から盗んだトサカでホオジロサメを倒したことはありますが、
        (ちょっと嘘つきました、サメじゃなくてアリです)
                 
                飛べないんです・・・



まあ、ニワトリなんで飛んでしまったら、鼻の奥から耳毛が生えていた並みにビックリしちゃうんですがね(笑)


      
       あっちは庭ではなく、養鶏場に居候していやした



だから、毎日女性ホルモンは投与され、ポンポン卵産まされるわ
歩く歩道の上を四六時中歩かされるわで、

あたかも、毎日サプリメント飲みまくり&ジムで走りまくりのハリウッドスターのようでございました



 そんなある日、養鶏場の小学校低学年の娘さんに初潮が来たんです!
 
       「小学校低学年じゃ、いくらなんでも早過ぎる!!」

            と言われ、人間たちは大慌て!!

                    ・
                    ・
                    ・

結局、あっちたちに与えている女性ホルモン漬けのエサのせいにされ、
ついでにあっちたちも、基本的ニワトリ権に反するような仕打ちばっかりを受けた一日でした。。



夕暮れ時、花粉症のフリをしながら、涙目になって空を見上げると、
ボロボロになった木の電信柱の上に、___がいたんです!!
そして、みかん色した巨大な空に、黒いMマークを残しながら消え去りやした




あっちは___の雄大な姿に惚れ、絶対飛んでやると思いやしてね。。




 そりゃ、あっちにだって、ニワトリは飛べないことぐらいわかっていやす♪


        でも、てめえの人生ぐらい、てめえで飛びて〜


     たとえ、こっから出たら、金も名誉も命もね〜よと言われても


          惚れた生き様追って、何が悪いんだい?


   歩いていたら間に合わね〜、だから、あっちは飛びたいんでして・・・


             空に向かっては、羽ばたいて


                    落ち・・・


                  叩きつけられ・・・


                    汚れ・・・


   そのたんびに、自分に「甘えんな」と鼓舞する日々が続きました






それから数年後、インフルなんとかという横文字が噂され、
ニワトリたちは片っ端から、処分されることになりました。。



      こんなハリウッド氣どり生活とはおさらばですわな・・・(笑)


            ただ、最後まで飛べなかったことが


                  いたずらに哀しい



あっ、ニワトリには3本の足があるのを、おみしゃん方はご存知ですかい?
黄色い足が2本、そして、【心の足】が生えているんで。。


へっ、、、だから、あっちたちの仲間が首をスパッと切られると
胴体の部分だけが何メートルかひとり走って、そこでパタっと倒れるわけで・・・



         おっと、いよいよあっちが処分される番のようで。。


   「な〜に、首切られたら軽くなるから、胴体だけで飛んで魅せますわ」






                   ある朝、


     インフルエンザの疑いがある一匹のニワトリが首を切られた


             そのニワトリの首を切り落とすと


            胴体だけがゆっくりゆっくり歩み出し、


                仁王立ちで止まった


           そして、  白い翼を雄大に広げたという

我輩は我輩は猫であると言った猫の四代目である♪
名前はみんなから勝手に呼ばれすぎて、もうしっちゃめっちゃかである


現在は、歌舞伎町に住んでおり、俗に言うチェリー・・・
そう、まだ我輩は仔猫なのにゃあ♡




ココ歌舞伎町では、我輩が存在するだけで、兎に角かわいがわれる♪




先日、我輩の目の前にベンツが突然止まって、
ヤクザが我輩に100万円の札束を我輩にくれた


「こんな金、人間なんかより、おまえにやる!!」


と言って、あっという間にベンツが去ってしまった・・・




我輩にはその価値がわからなかったので、
100万円の札束の上で寝た





夜になると、酔った中年サラリーマンが我輩を見つけた


「ミケ〜!!オレどうしよう?!株で全財産がとんじまったよ〜!
 サキモノがいいって言うから、オレはやっただけなのに〜
 ミケ〜!!オレは・・・」


その中年は我輩を見ると、急に酔いが醒めたらしく、泣き出した・・・


「ミケ・・・そのお金をオレにくれるというのか・・・
 あ・・・ありが・・・ミケ・・ありがとう♪♪」



我輩は中年に抱きつかれたが、その後でベッドをとられた・・・




朝になると、なにやら仕事帰りらしい、派手に着飾ったお姉ちゃんが、


「トラ、ミルク持ってきたよ♡」


と言って、我輩にキス&ハグをしてくれた♪


「トラ・・・♪こんな街にいつまでもいたらダメよ」


お姉ちゃんはちょっと涙ぐんでいた・・・







時が過ぎ、古きよき時代の歌舞伎町も変わろうとしていた






我輩はすっかり大人になり、
ヤクザからは蹴られ、
中年サラリーマンには、ヤフオクで売られそうになり、
風俗嬢からは水をかけられる・・・


我輩が変わったのか?
それとも、街が変わったのか?





仔猫のとき、鼠を捕ろうとしなかった我輩には、
もはやキャバクラで酒と煙草に溺れる日々である・・・





               【目が覚めた!!】



夢かあ〜・・・


私はホッとして、寝返りをうった
ペットショップの檻の中は暖房が聞いていて、氣持ちが良い♡


檻の外から、店員の猫が私に綺麗なお皿を入れてくれた♪


            「はい、カズト、朝のミルクよ〜♡」

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