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Live as if you were to die tomorrow. −Mahatma Gandhi

Short Story

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【雀のをと】

境内の裏で音がしたので、覘いてみると
かじかんだ翼を広げ、弐本の足をふんばりながら
一羽の雀が言葉を発した


「ご+ご=ご」


数学者は笑顔で答えた


「ご+ご=じゅう」


だよ・・・ と
すると、雀は宝石のように小さい涙を落とし
首を傾げた
雀はまた言葉を発した


「その計算方法では、自由になれないことはもう充分に分かっているでしょうに。。。」


羽が動き、神社の神木に宝石のような涙だけが残った
上を数学者は見上げたが、天空に雀なく雲が舞っている


「いくら足しても自由になれない。。」


数学者は独り言を言いながら、参道を歩き帰った
すると鳥居の浮浪者が悪臭放ちながら声をかけてきた


「さっきの『ご』は『語』だよ
 語は語と合わさりより歴史ある語になり、それを無限に重ねる
 言葉は現実化する
 故に、語を操る者の歴史も無限」


数学者は鳥居の下、一礼して去った
家に着くや否や、物理学者の妻に突然引っ叩かれた
妻はすぐに夫に抱きつき、耳元で囁いた


「あなた、言葉に騙されないで。。」

【月】

街中を歩くのが好きなんです・・・
たくさんのお洒落した女の子がいますから


歩いていると目を合わせてくる女の子は基本的にいい女でしょう
隣に彼氏や夫がいたら、尚よろしい
目があった瞬間に少し微笑んでくれたら完璧です




名前が長すぎてわからない酒を名札をしてない美人が運んできました
隣に名前をまだ聞いていないいい女が何かを話してくれています


自分の髭にまだ名前をつけていないことに氣がつきました
黒い髭は暗くて嫌いですが、白さが混じってきましたので、
そろそろ名前を与えてみましょうか・・・


女の声が聞こえてきた♪


「私、満月とか三日月とかよりも、名前のない月の方が好き・・・」

【枕】

実は私、枕なんです♪





ご主人様がそれはそれは小さいときはよく病氣になられまして、
私が小さいご主人様の頭をずっと支えておりました・・・
その度に、ご主人様の魂のぬくもりが私に伝わってきまして、
そのとき何が何でもご主人様だけはお守りしようと思ったものでございます


ご主人様が大きくなられ、
やれ起業やら成功やらと難しい言葉をおっしゃるようになり、
私の元には一日二時間程度しかいらっしゃらなくなりました


枕の一分として、
私は必死にご主人様の魂を休ませようとしましたが、
なんせ二時間だけでは、時間が足りませんでした


魂力が弱ってきたご主人様は、髪の毛がのきなみ抜けられ、
ハゲ頭が私の上に乗ってくるようになりました・・・




大人になってからちょっとしか私と一緒にいられなかったご主人様も
今ではずっと私に頭を預けてピクリともしません
鼻には管がずっとついています





氣がつくと、私は枕になっていたんです
枕は魂の蔵(たまのくら)と申しますから、
魂が枕に完全に移っても不思議ではありませんが、
ご主人様は今や私であり枕です


頭がこんがらがってまいりました
私も寝ることに致しましょう♪


おやすみなさいませ☆

【神様からのTEL】

あ〜、もしもし〜??神だけど・・・


なに〜?あんたが電話してくんなんて珍しいやん?


いや、なんか寂しくて・・・


神様だから、何でもできるだろ?!
誰かテキトーな美人口説いて日本酒でも飲んでろよ!(笑)


バカ・・・何もできね〜から、神様って言うんだよ


本当に、何もできないの?


ああ、神は本当に何もできね〜


そっか・・・
何でも出来るってことは、何もできね〜ってことなのかもな・・・
な?一緒に海にでも行くか?


??神を誘ってくれるのか?


あたりめ〜だ♪泳ぐぞ♪♪











こうして、僕と神は海へと飛び込んだ・・・


ザブン!!


するとそこに一匹のサメが来て、僕の目の前で神様はあっさり食われました・・・









あいつ。。本当に神様だったんだな!!


神様は何にもできなかったが、かけがいのない命を授けてくれた♪

「マスター、あちらのご老人に出した珈琲カップ・・・
 なんであんなに地味なんです?」


「あれ?ご存じないんですか?!
 珈琲カップは内側に模様が入っている方が高価なんですよ♪」


すると、ご老人が私に話しかけてきてくれた☆


「わしゃ、もう年だからね〜、
 晩年くらいええ珈琲カップで飲ましてくだせえな〜」


店内に老人の笑い声が響いた♪♪








ふと、横を見ると、猫が外側も内側も模様だらけのたいそう高価そうな珈琲カップでミルクを飲んでいる・・・


私は疑問に思ってマスターに聞いた!


「なんで、猫ごときがあんな高価そうなカップで飲んでるんで?」


すると、マスターは明らかに不服そうな顔をして、答えたのだった。。






「なんでって・・・あちらは猫で、あんたらはドブネズミだろ?!」


「ドブネズミ??
 私は記憶喪失したから、一切合財忘れてしまっていたが、
 この私はドブネズミだったのか??」


そう言った瞬間、私は冷や汗をかいた・・・
猫の隣でのんきに珈琲カップの講釈をたれているドブネズミが私なのだ!
私は、慌てて店の外へ逃げようと走ったが、
それよりも早く猫パンチを受け、首根っこを噛まれて捕まってしまった





それを見て、老人のドブネズミが言った・・・


「逃げようとするネズミは捕まるが、不動のネズミは捕まらない」


続けて、イタチのマスターがそれを見てニコニコしながら付け足した・・・


「つまり、そこが内側に模様があるかないかの違いなわけでして・・・」


そしてその時、私はひとつ悟ったのだ・・・


「過去を忘れるから、生物は前を向いて生きていけるのだ!!
 私が過去を思い出した瞬間、この有様なのだから・・・」


最後に、猫は私をごっくんした♪♪

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