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小澤征爾さんの黄昏

いよいよこういう状況になってしまったのかと、悲しい気持ちになりました。
日本クラシック界の星は完全に消えてしまったのですね。

1月29日に今年の夏の松本の発表がありました。
目を疑う演目でした。

<Aプログラム>
8月26日(日) 開演15:00
キッセイ文化ホール(長野県松本文化会館)

ハイドン/協奏交響曲変ロ長調Hob.I:105
バルトーク/ディヴェルティメントSz.113
-休憩-
ベートーヴェン/交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」
演奏:サイトウ・キネン・オーケストラ
指揮:小澤 征爾(ベートーヴェン:交響曲第5番 )
  (プログラム前半は指揮者なし)

<Bプログラム>
8月31日(金) 開演19:00
キッセイ文化ホール(長野県松本文化会館)

ベートーヴェン/劇音楽「エグモント」序曲Op.84
ドビュッシー/牧神の午後への前奏曲
ラヴェル/ボレロ
-休憩-
ベートーヴェン/交響曲第5番ハ短調Op.67「運命」
演奏 :サイトウ・キネン・オーケストラ 
指揮 :秋山 和慶(プログラム前半)
    小澤 征爾(ベートーヴェン:交響曲第5番)

<Cプログラム>
9月2日(日)  開演15:00
キッセイ文化ホール(長野県松本文化会館)
ムソルグスキー/交響詩《禿山の一夜》(リムスキー=コルサコフ編)
プロコフィエフ/交響曲第1番ニ長調 Op.25「古典交響曲」
-休憩-
ベートーヴェン/交響曲第5番ハ短調 Op.67「運命」
演奏:サイトウ・キネン・オーケストラ
指揮:ディエゴ・マテウス(プログラム前半)
小澤 征爾(ベートーヴェン:交響曲第5番)

この演目を見れば「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」はもう終わってしまったんだなと思わざるをえません。
小澤さんは体力だけでなく気力も落ちたんだということでしょうか。事務局の体力もないと考えるべきでしょうかね。
3公演の演目はあまりに魅力のない曲のオンパレードです。

この公演のために2万円以上の入場料と、たとえば東京から松本までの旅費と時間をかける意味があるのだろうかと思います。
ベートーヴェンの5番は悪いとは思いません。
しかし、3プログラムを見てため息をつくのは僕だけではないはずです。

秋山さんとマテウスがたった1日の公演のため、それも半分の作品だけに参加されるのも非常にかわいそうに思います。
このコンサートの意味あるいは意義はもしかしたら大変な名演になるかもしれないという「可能性」と、将来になって「自分は最晩年の小澤さんの演奏を聞いたよ」という「自慢」だけなのではないでしょうか。

既に1月に指揮するはずであったベルリンフィルとの組み合わせも昨年秋にキャンセルになり、「遺産」を残すこともできなくなりました。
今の小澤さんは昔偉大だった指揮者が「好々爺(こうこうや)」になりながらも指揮を続けますということでしかない。

新たな音源を作ることはもう望みようもないです。
マエストロの最後の輝きは、「戦争レクイエム」「青ひげ公の城」(指揮のタイミングがずれていました。若いときならもっとスリリングな音だったでしょう)、そして「子供と呪文」になるのでしょうか。

今年度のフェスティバルについては比較的早く発表をしていただいたことは良かったのですが中身についてはノーコメントです。

驚きは秋山さんの参加だけです。サイトウキネンが発足した最初の音楽会で小澤さんの前半に指揮をされましたが、その後サイトウキネンからご本人は離れることとなりました。ここへ来てこんな悪条件で指揮を受け入れられたのはなぜだろうと考えてしまいます。
ルイージの登場もありませんでした。昨年のマーラーでもう終了なのでしょうか・・・

オペラは音楽塾でプッチーニの「ジャンニ・スキッキ」。
平成30年はこのフェスティバルのターニングイヤーになったと皆が思うでしょう。

1月6日にNHKのあさイチにも小澤征爾が出演されていましたかつてあった小澤さんのキレは影を潜めていました。

小澤さんが参加すること「だけの」今年の松本。
行こうか行くまいか考えてしまいます。

演奏曲目だけ見ると、サイトウキネンではなく「小澤征爾音楽塾オーケストラ」で済む曲ではないでしょうか。
小澤さんの後を育てられずサイトウキネンオーケストラは消滅してしまうのでしょうか。
この30年は夢をみた年月だったのでしょうか・・・


おまけ・・・
このフェスティバルで期待していたこと。
サイトウキネンオーケストラ、小澤征爾、内田光子の3者でベートーヴェンのピアノ協奏曲全集を作り上げることでした。2006年に第5番を共演(一緒に演奏したショスタコーヴィチ5番がCDになっているので音源はあるはず)し、昨年第3番を行っています。
もしやこれが5曲そろえば、大変に素晴らしい全集になるのですが・・
小澤さんはルドルフ・ゼルキンと内田光子さんはザンデルリンクとそれぞれ素晴らしい録音を残していますが、今年ももしやと思ったのですが。
小澤さんは水戸でアルゲリッチと1番を録音しましたけど、内田さんと完全全集を仕上げて欲しいです。

残り1番、2番、4番ならできなくはないでしょう。あとは契約の話ですが。

今年のサイトウキネン「Bプロ」(2006)
https://blogs.yahoo.co.jp/takashidoing0826/40143386.html

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こんばんは、ご無沙汰しております。
今年の夏は、久しぶりに松本に行かないことになりそうです。
てっきり、ルイージが振ってくれるものと思い込んでいたため、このダメージは本当に大きく、マエストロには、歳を召されるのと同時に音楽の深まりを期待していましたし、同レベルでの音楽祭定着を願っていたため、今回のは余りにも辛い現実です…

2018/2/1(木) 午後 6:35 とむ

とむさんおひさです。
きっとスポンサーもつかず、資金も確保できないのが主要因ではないかと思います。小澤さんのお仲間だけが集合したような感が否めません。
ルイージについては今後もあるのか不明です。この指揮者は評価する人(とむさんなり僕なり)はいますが、派手さがなくチケットセールスがうまくいかない点があります。昨年も、一昨年も開催直前になってもチケットが売り出されていました。
目玉とすべきものが目玉にならないこともあります。
教育プログラムも小澤さんの名前があるから人が集まりますがマエストロの名前が消えたらそれまででしょう。同じ時期PMFもあるので困難です。事務局サイドに豪腕な人がいて体制を整えない限り全てが消えていくかもしれません。

2018/2/2(金) 午前 10:00 NCC-1701-T


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