色即是空からはじまった(ハ・ジウォン応援ブログ)

映画「私の愛、私のそばに」に主演した韓国女優ハ・ジウォンを応援しています(^^♪

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今回は目立たないけど重要なシーンについてです。






それは、

「真夜中のキャラバンバスの会話」

のシーンです。





すでに、いくつかのブログやレビューでは、

このシーンについて色々出されていますが、

今回takaなりにまとめてみようと思います。








まず、このシーンの前は、
キャラバン隊が最初うまくいかなかったのが、
バスの中での大喧嘩をきっかけに、うまく行き始めて、
フラガールがだんだん盛り上がってくる
というシーンです。







真夜中のキャラバンバスの中、他のフラガールたちはみんな眠っています。
そんな中でのまどかと紀美子の会話が始まります。
き→紀美子    ま→まどか 


き「早苗元気にしてっかな。」

ま「がんばってるよ。」

き「んだな。」

き「な、先生はなしてがんばんだ?」

ま「行くとこないんだよ。どこにも。」

き「んなことねえべさ〜、先生めんこいのに。」

ま「めんこいのに追い出されてばっかりだ。炭鉱夫とおんなじだ。」

き「したら、ずっといわきにいたらいいべさ。」

ま「よそもんに、そったらこと言っていいのけ?」

このセリフは、ことあるごとにまどかに反抗し、
「よそ者の先生におらの気持ち分かってたまっか」
と言ってきた紀美子に対する、まどかの皮肉交じりの冗談なのです。
まどかのセリフも東北弁っぽくなっています。
こんなことも笑顔で言えるようになった二人の関係をよく表しています。
紀美子はてれながら続けます。

き「意地悪いこと言わねえでくんちぇ」

微笑む二人

き「先生」

ま「ん?」

ちょっと間があって

き「なんでもねえ。」

紀美子は、何か言いかけて言うのを止めます。
紀美子は何を言おうとしたのでしょう?






シナリオの最終稿では、この会話は

「まどかがなぜフラダンスを始めたか」

という話題でした。

場面もフラガールのバスの中での大喧嘩のシーンの後でした。

それが、なぜ変更されたのでしょう?









takaなりの分析です。

「真夜中のキャバンバス」のシーンは、
紆余曲折あった末にようやく紀美子とまどかの心が通じ合ったというシーンなのですが、
それだけではなく、

まどかが孤独であるということを認めたシーンです。

そして、あれだけいわきを(いなかを)嫌っていたまどかが、
炭鉱夫やその家族の生き方を理解し、

いわきを愛し始めているということを認めたシーンでもある

と思います。

そのヒントというか伏線が、二つくらい前のシーンにあります。
キャラバンのダンスがうまくいかず、
フラガールたちがバスの中で大喧嘩をするシーンでのまどかのセリフです。
まどかは
「何が一山一家よ。できないならできないなりに、助け合うとか励ましあうとかそういう気持ちないわけ?炭鉱の娘なんてこんなもんだって思われて悔しくないんだったらもう辞めちまえ。見てるこっちがはずかしい。」
と威勢よく言ってバスを降ります。

まどかは、プロとか、ダンスとかいうことではなく、

「炭鉱の娘のくせに、日ごろから一山一家なんてえらそうなこと言ってるくせに・・・・」

ということでフラガールを叱っているのです。




キャラバンバスの中でまどかは、
自分が孤独であることを認め、
炭鉱の町であるここに自分の居場所があることを喜んでいます。
まどかの気持ちがそうであると考えると、

この後の展開は、とても残酷です。





このシーンの後は、落盤事故、
そしてしずちゃんの「踊らせてくんちぇ」のシーンへとつながります。
まどかは、フラガールをプロとして踊らせようとするのではなく、
炭鉱の娘として生きさせることを選びます。
それは、キャラバンバスのシーンからつながっている
まどかの考え方の変化です。
しかし、そんなまどかの思いを超えて、
小百合の「踊らせてくんちぇ」をきっかけに、
フラガールはプロとして生きることを決意するのでした。
フラガールがプロとしての顔を初めて見せるシーンです。
「踊っぺ」「踊っぺ」
と言いながら出て行くフラガールに1人取り残されたまどかの姿が印象的です。
尚、このシーンでは、
「親の死に目にも会えねえのがプロなんですか?」
という一人のメンバーのセリフが出てきます。







その後、キャラバンバスが小百合の家に着いたシーンで、まどかは、
「親の死に目よりダンスの方が大事だっぺか?」
(さっきのセリフが形を変えて再び出てきます。)
という非難にさらされます。

もちろん、ダンスを踊ると決めたのは小百合であり、
フラガールの面々であり、
まどかは逆に止めようとしたのですが、
まどかは、その非難を一身に集めて、
一言も弁解せず、
その責任を取り、東京に帰ると言います。
「・・・この子達はヤマを救うために歯を食いしばってがんばってきました。そして、立派にプロのダンサーになりました。オープンの日には、どうか晴れ姿を見に行ってあげてください。お願いします。」と、頭を下げて。





さらに続きます。葬列の小百合を見送った後のまどかと吉本の会話。
まどかの身を心配して、引きとめようとする吉本に、
まどかは、
「今日までお世話になりました。」
と頭を下げ、

自分のことは一言も言わず、ただフラガールのことを、「後は吉本さんに任せます。あの子達のこと、よろしくお願いします。」と頭を下げます。
その姿を見て、吉本がしみじみと
「先生、いい女んなったな。お元気で。」
と言います。

観ている人は、最初のころの自暴自棄なまどかを思い出し、「そうだ、いい女になったな」としみじみ思うことになります。









ここまで覚悟を決めたまどかですから、少々のことで引き戻すことはできません。
そんなことをしたら、話がウソっぽくなってしまいます。
そこで、あの駅のホームの手話のシーンになるわけです。
「涙をぬぐって。愛しています。愛しい人よ。」



これこそが、
キャラバンバスのシーンで、紀美子が言いかけて止めた言葉だと思うtakaなのです。

閉じる コメント(6)

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実際にどうかとか関係なく、いい解釈ですねー。

2007/10/10(水) 午後 10:45 小茂根

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小茂根さん>ありがとうございます。

2007/10/11(木) 午前 7:43 taka

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松雪泰子はクールなイメージが強かったけど
お腹の底から声出して男湯に乗り込んでいくシーンとか見て
前よりずっと好きになりました。ダンスの動きも美しかったです。

2007/10/11(木) 午後 1:29 izumi

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イルドン‐‐‐「ta...takaさんが燃えている!
メラメラと燃えている!」

イスン -‐‐「でも、泣いてるよ。
涙で霞んで見えないから、
大っきな字にしているのよ。」


ブログで、こんな遊び方しても良いですよね。takaさん。

2007/10/11(木) 午後 7:33 [ com3q ]

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いずみさん>そう、この映画では、喜怒哀楽の激しい役でしたね。「子宮の記憶」は観られましたか?あれも、違った意味で、面白い(映画はシリアスでです)役でした。
あのシーンは、いいですね。シナリオでは、脱衣場だったのですが、途中で風呂の中に入るように変更したようです。迫力ありましたよね。

2007/10/12(金) 午前 7:59 taka

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こめさん、こめさん(笑)この突っ込みは、マニアックすぎますって・・・。
今のところ、ミニ上映会に参加したメンバー他数名しかわからないんじゃ?
そうです。記事書きながら涙ぐんじゃったんです(*^_^*)

2007/10/12(金) 午前 8:02 taka


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