|
原作は、イギリスの作家フィリップ・プルマンのファンタジー三部作の第1部
「黄金の羅針盤」
監督:クリス・ワイツ
出演:ダコタ・ブルー・リチャーズ、ニコール・キッドマン
尚、第2部「神秘の短剣」第3部「琥珀の望遠鏡」です。
簡単なストーリー
私たちの世界とは違う世界の“オックスフォード”の寄宿生
12歳のライラ・ベラクア(ダコタ・ブルー・リチャーズ)。
この世界ではすべての人間は
一心同体の守護精霊“ダイモン”という動物といつも行動をともにしていました。
そんな不思議な世界で、謎の組織に子どもたちが誘拐される事件が続発、
親友を誘拐されたライラは自ら捜索に乗り出しました。
しかし、それは、ライラの世界だけでなく、
私たちの世界の運命を変える冒険の始まりだったのです・・・。
原作物の映画の宿命ですが、
原作のどこを切るのか、
どこを変えるのかということは脚本を作るときに重要で難しいことです。
この映画の場合どうだったのかというと、
残念ながら成功したとは思えません。
『ロード・オブ・ザ・リング』のニューラインシネマが制作したのに
と、ちょっと期待はずれでした。
いいところがたくさんあっただけに、
もったいないと思います。
<よかったところ>
原作との変更点でよかったところは、
原作のダークな部分をだいぶ削ったところ。
本当はもっと暗くて悲しいお話なのです(笑)
「切り離し」の残酷で悲しい部分、
「黄金の羅針盤」のラストで起こる○○の死の場面は、
映画的ではないし、映画のラストシーンがあれでは、
もり下がってしまうので、
あのラストでよかったかなと思います。
気球や飛行船の設定変更も、映画的でよかったです。
キャスティングはなかなかよかったです。
主人公のライラ役ダコタ・ブルー・リチャーズは、
生意気そうな、生命力あふれる少女をよく演じていました。
ライラにぴったりのキャラクターでした。
二コール・キッドマンも底知れない悪役?をよく演じていました。
そのほかの出演人もなかなかよかったとおもいます。
CGはよかったです。技術的な進歩はすばらしいという感想を持ちました。
熊はよく動いていました。
特にヨロイグマの王の座をかけた戦いは、
大画面の映画館で観て本当によかったと思いました。
そのほか、ダイモンも、邪魔にならず、自然に動いていました。
<気になったところ>
うまくいっていないと感じたのは、
ライラの世界の概要。
ダイモンやダストについても、
もう少しいろんな角度から描いて分かりやすくしてほしかったです。
ジプシャンやサモエード族や魔女の描き方も不十分。
時間を気にして駆け足で説明している感じがしました。
イオレクのエピソードにしても、簡単になっていますが、
説明するだけなら元の設定でよかったのではないかと思いました。
そのほか、短いカットが説明的に入る部分が何箇所もあり、
それが何か気になりました。
たまたま予告編を見直す機会があったのですが、
本編にないカットが数箇所あり、
「編集の段階で何かあったのかな」とも思いました。
原作を読んでいない人は、
この駆け足の展開で、
この物語をどう理解しているのだろうかと
映画を観ながら、変な心配をしました。
さて、
第2部「神秘の短剣」では、「黄金の羅針盤」と比べると
難解で変化の少ない展開になります。
(付け加えるならばもっと暗〜い展開になります。)
それをどう面白い映画に仕立てていくのか、
監督やスタッフが「どこを切って、どこをどう変えるのか」
第1部より面白いものが出来上がることを期待します。
|
私は女優さんで映画を選り好みしてしまうのが悪い癖です。二コールが苦手で。。。でもtakaさんのレビューを見て、観たいと思いました。
ダコタちゃんは大物になりそうですね。最初ダコタファニングちゃんと間違えてました。
原作を読んでないので先入観なく観られるでしょうか。
2008/4/1(火) 午後 5:30
takaさんも、観たんですね^^。そうなんですよ、ダイモンやダストについて、何となく分かりましたが、子供たちには理解できなかったようで、、。
でも、原作を知らなかったので、先入観無しに観られたのは正解だったのかも^^;
takaさんの記事読むとやっぱり、原作が読みたくなりました^^;
(キャストは、私も良かったと思いました^^)
2008/4/2(水) 午前 0:14
anzuさん>二コールが苦手ですか。
観て面白かったのは、「魔法にかけられて」の方でした。
CG、映像はよかったです。
2008/4/2(水) 午前 8:16
がおさん>字幕版で観ました。原作は、ちょっと暗くて難解で読みにくいですが、骨太で読み応えのあるファンタジーです。
ところで、がおさん、4000コメありがとうございま〜す\(^o^)/
2008/4/2(水) 午前 8:19
お邪魔します。読売丸と申します。
この作品、世間の風当たりが非常に悪いですが、新人女優のダコタ・ブルー・リチャーズさんは素晴らしい方と僕は感じています。僕自身、映画の内容に関しては薄味かな?と残念でしたが、彼女みたいな女優を発見できたことが、何よりの宝です。
しかし、彼女の素晴らしさが、不評の陰に隠れてしまっています。とても、悲しいです。
最もライラに相応しい彼女、是非最後までやらしてあげたいのですが。ライラこそが彼女の夢なのだから。
長々と失礼しました。
2009/2/5(木) 午後 9:57
読売丸さん>初めまして。ありがとうございました。この作品、評判がそんなに悪いのですか・・・。残念ですね。ダコタ・ブルー・リチャーズは、本当にいい女優だと思います。そういうことなら、第2弾がどうなるのかちょっと心配ですね。彼女のちょっと成長したライラを早く見たいですね。
2009/2/6(金) 午前 8:10