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・ワーグナー:楽劇『トリスタンとイゾルデ』全曲 |

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こんにちは、ゲストさん
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・ワーグナー:楽劇『トリスタンとイゾルデ』全曲 |
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このDVDは私も鑑賞しました。しかしバレンボイムの最近の円熟ぶりは素晴らしいものがありますね。若い頃は多くの好ましくない評価も受けていましたが、それらを完全に凌駕して大指揮者の一人として成長しました。この演奏などは彼のワーグナーの作品の中でも最も成功したものの一つでしょう。コロとマイアーの歌唱についても申し分がありませんね!!
ポネルの演出も堅牢な舞台の構成と美術と合間って、壺を心得た心憎いもの!ところでこの「トリスタンとイゾルデ」の第2幕の舞台構成は歌舞伎の「藤娘」そのままのもの!おそらくポネルは歌舞伎をも参照したのでしょうね。
サバタ、ボダンツキー、フルトヴェングラー、クナッパーツブッシュ、カラヤン、ベーム、バーンスタイン、クライバー、ティーレマンと名盤には事欠かないこの作品ですが、その中でも一際輝く名演奏でしたね。
尚、「藤娘」はブログでも採り上げています。http://blogs.yahoo.co.jp/maskball2002/53995970.htmlもしお時間がありましたら、訪問してみて下さいね。
2009/12/31(木) 午後 4:41 [ maskball2002 ]
なるほど。歌舞伎ですか。ポネルはカルミナ・ブラーナでもちょっと変わった作品を作っていますしこのトリスタンもちょっと宗教的なものを感じたのですが歌舞伎の影響もあるかもしれませんね。もっともっと活躍してほしかったですね。
私はメードルのイゾルデが好きですし、オケだけならクライバーが最高だと思いますが、映像だとこの作品で決まりでしょう。
2009/12/31(木) 午後 7:18 [ たか改め「みんなのまーちゃん」 ]
これ見ましたが、コロは素晴らしいんですが
マイアーが不満で残念な印象がありますね
このエンディング、
自分的にはあまりにも無惨な気がするのですが。。。
2010/1/1(金) 午後 8:44
kontaさんこんばんは
私はこのイゾルデはイゾルデ歌いで有名なもう一人のマイヤーよりもいいと思います。初めて聞いたのがこの演奏ということもあると思いますが。
エンディングの解釈は評価は確かに分かれるかもしれません。舞台ではできない表現なのでまあこれはこれでありかなと思っています。
2010/1/1(金) 午後 10:08 [ たか改め「みんなのまーちゃん」 ]
このポネル演出は81年プレミエだと思います。
ヴォルフガングはバレンボイムと契約後、最初シェローに声を掛けたが断られ、バレンボイムの希望でポネルに話が行ったそうです。
シェローはブーレーズ指揮で91年にバイロイトで「トリスタン」をやるというニュースが流れたこともあり、私も息を呑みましたが、結局実現せず、93年のバレンボイムとミュラーのプロダクションになりましたね。
このポネルのプロダクション、2幕を初め美術と照明は美しいけど、やはり彼は演出家であるより舞台美術家であることを痛感させられます。当時から『「ペレアス」に移し変えられた「トリスタン」』などと言われ、ペレアスはトリスタンの直接の落とし子でもあるし、そうした逆照射には必然性と新鮮味があるけれど、意地の悪い批評になると「『トリスタン』というより『ヘンゼルとグレーテル』」なんてのもあった。ポネルに情念の崖っぷちみたいな情感を求めるのはまあお門違いでしょうけどね。
2010/1/10(日) 午前 11:17 [ 助六 ]
ポネルは彼の助手を務めていたジョエル現パリ・オペラ座監督によると、練習にはヴォーカル・スコアどころかオケ・スコア持参で出てきたそうで、確かに音楽から出発する演出ではありましたね。
彼が多忙だった80年代、私がパリで見た「トラヴィアータ」や「魔笛」の「新」演出ではやっつけ仕事臭を拭えず、実際助手を派遣して自分は初日間近にしか来ないなんて言われてました。「トラヴィアータ」に至っては様子を見て自分の名前を外し助手に押し付けてしまった。
ちょっと意外ですが、ポネルはヴァーグナーの演出経験は結構あって、美術だけでなく初めて演出も手掛けたのが62年デュッセルドルフの「トリスタン」だったそう。75年にマルセイユで「ラインの黄金」、77年にシュトゥットガルトで何とヴァルヴィーゾ指揮「指環」全曲の演出さえ行っているそうです。82年にはケルンで「パルジファル」の演出も出し(W・マイヤー)、87年にはトゥールーズでもプラッソン指揮で「パルジファル」をやってました。
2010/1/10(日) 午前 11:18 [ 助六 ]
私はバレンボイムは昔からあの粘りこさの故に苦手ですが、彼の「トリスタン」には80年代終わりにパリ管で演奏会形式で2幕(ベーレンス)、93年バイロイト(バイロイトに行ったのはこの時一度切り)、07年スカラで上演に接しました。追っかけてるわけでもないのにこれだけぶつかってしまうんですから、バレンボイムは質量共にこの30年間の代表的トリスタン指揮者であリ続けているということですね。彼の基本的スタイルに変化を感じたことはありませんが、07年スカラではかつての音響的「うねり」を超えて、彫りの深い「分節」に接近した感があり、苦手な私も「譫妄の場」には感心しました。
ヨハンナ・マイヤーもバレンボイムが連れてきて80年代終わりにパリ管の演奏会形式で「ヴァルキューレ」3幕のブリュンヒルデを聴いたことがありますが、かなり平板・単色で隣でジークリンデ歌ってたヴァラディの素晴らしさが余計に際立ってしまった感じ。
2010/1/10(日) 午前 11:20 [ 助六 ]
ヴァルトラウト・マイヤーは16年間で10回のイゾルデにぶつかりましたが、彼女はとにかく若いときから声楽的にも出来不出来が多く、ダメな時は音も下がり金属的になる。93年の役デビューは声楽的にも表現面でももう一つ物足りなかったんですが、00年、04年は声楽的にも絶好調、ディクションとエモーションで長く耳に残る名唱を聞かせてくれました。08年以降はイゾルデを歌える声はほぼなくなったけど、言葉の意味を一つ一つ浮き上がらせていくような表現の彫りでは現在でも右に出る人がいるとは思えません。
言葉へ優れた感性を示すそうした彼女が、リートでは今もまるで物足りないのが、歌の面白いとこかも知れませんね。
2010/1/10(日) 午前 11:21 [ 助六 ]
そうですね。81年プレミエだったようですね。そうすると83年のリエンツィの契約がかなり早くから決まっていたか、あるいはリエンツィに出ることになったために83年のバイロイトをキャンセルしたか、どちらかになりそうですね。
舞台を見ていない私が言うのも難ですがこの演出は結構映像向きだったような感じがします。ゲッツ・フリードリヒのローエングリンなどと比べてブライアン・ラージのクローズアップ主体の映像に収まりやすい舞台のような気がします。
ポネルのワーグナー演出は結構あったのですね。パルジファルは見てみたかったものです。プラッソンのワーグナーというのもちょっと意外ですね。
2010/1/10(日) 午後 11:24 [ たか改め「みんなのまーちゃん」 ]