こだわりクラシック Since 2007

12月までに移行します。コメントも手作業でコピーする予定です。

ペーター・ホフマン

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 ローエングリン:ペーター・ホフマン
 エルザ:カラン・アームストロング
 オルトルート:エリザベス・コネル
 テルラムント:レイフ・ロール
 国王ハインリッヒ:ジークフリート・フォーゲル
 軍令使:ベルント・ヴァイクル
 合唱:バイロイト祝祭合唱団
 合唱指揮:ノルベルト・バラチュ
 管弦楽:バイロイト祝祭管弦楽団
 指揮:ウォルデマール・ネルソン
 演出:ゲッツ・フリードリヒ
 舞台美術:ギュンター・ユッカー
 衣装:フリーダ・パルメジャーニ
 映像監督:ブライアン・ラージ
(1982)
http://www.youtube.com/results?search_query=lohengrin+bayreuther+1982

LD時代はずっと現役だった映像だが、なかなかDVD化されず、やっと出たと思ったらすぐに小学館の本になって安くなり、今度はディアゴスティーニで2000円になってしまった。初めは随分高かったがまあ仕方ないか。私が初めてこの曲をFMで聞いたのもこのプロダクションで(確か初演はワールトの指揮だった)、初めてテレビで見たワーグナーのオペラもこの映像だ。

LDでは86年のメットの映像も同時期に出て、ホフマンの出来や画質はそちらの方が良かったのでLD時代はむしろメットの映像の方を好んで聞いていた。私はこの頃CDではカラヤン盤を聞いていたので遅いテンポの方がしっくりきたということもある。

だが今にして見直してみると、ワーグナーの比較的初期の作品であるこの作品にあまり遅いテンポや重厚すぎるオケの音は似合わないかなと最近は思うようになってきた。この作品はワーグナーの作品にしては古典的ですっきりした響きがするからだ。

キャストも、メットのエルザはマルトンだが、エルザにしてはやや絶叫型かなと思えてきた。演技も含めるとバイロイト盤のアームストロングの方がエルザらしいかもしれない。伝令と国王もヴァイクルとフォーゲルを擁するバイロイト盤の方がメット盤より上だ。総合的に見て、86年が絶頂期だったホフマンを除いてはバイロイト盤の方が上だと思うようになった。

ただ、画質が82年収録だということを割り引いても決して良い画質とは言えない。マスターはPALのはずなのでNTSCへコンバートした際の機材が悪かったのではないだろうか? 80年の指輪や81年のパルジファル、83年のトリスタンはもう少し良い画質だ。

ブライアン・ラージの映像も例によってアップ主体なので全体像がつかみにくい。フリードリヒのローエングリンは93年のベルリンドイツオペラの来日公演で私も見ることができた。大筋で同じコンセプトの演出だったと思うが、この映像では衣装は良く見えても舞台は良く分からない。NHKが93年に収録したトリスタンや95年に収録したマイスタージンガーのハイビジョン映像では全体像が良く分からないということはないので映像の取り方で印象は大きく変わってしまうとつくづく思う。

などなど不満はあるが、フリードリヒ演出のワーグナーはこれとマイスタージンガーとトリスタンとタンホイザーしかない。私にとってトリスタンはポネルの映像の印象が強く、マイスタージンガーは生で見たエヴァーディングの印象が強いのでフリードリヒと言えばまずこの映像だ。演奏も優れているので2000円ならお買い得だろう。

閉じる コメント(6)

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たしかに画像はよくないし、フリードリヒの演出は棒立ちだし、
ブライアン・ラージはアップばかりだし、と
言い出せばキリがありませんが、
キャストは豪華だし、実にローエングリンらしく響くし、
なにしろデアゴスティーニ盤は安いし(結局はこれ!)。
デアゴのシリーズもどんどんワーグナーを出していってもらいたいものです。
ということで、デアゴ盤の記事をTBしておきます。

2010/3/14(日) 午前 1:55 [ 鉄平ちゃん ]

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鉄平さんこんにちは
TBありがとうございます。ホフマンのルックスも含めてローエングリンらしい映像ですよね。低声の4人が充実している点も特筆できると思います。

2010/3/15(月) 午前 8:25 [ たか改め「みんなのまーちゃん」 ]

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>ワーグナーの作品にしては古典的ですっきりした響き
確かに。8分割Vnと3管による3和音で天上的に透明な響きがしますね。ヴァーグナーの中では一番イタリア的な作品と言って構わないと思いますが、83年にアバドがスカラで振った時の冒頭前奏曲の透明でニュアンス豊かな響きが忘れられません。ドミンゴやアライサが最初に歌ったヴァーグナー作品だったのも偶然ではないでしょう。テバルディが伊語で歌った珍品録音もあったけど、小生あれ結構好きです。「ローエングリン」の中では「楽劇」へ向けた前衛性が最も強いと思われる2幕初めのテルラムントとオルトルートの2重唱も、最後はオククターヴの「a due」と形の上ではイタ・オペのコンヴェンションに従ってるのも面白い。
97年にバレンボイムとリンデンがシャトレに客演してやってくれたことがありましたが、バレンボイムが北独オケから和声の濃厚な音色感をうねるように引き出していく手腕には瞠目させられたものの、私はすっきりしたアバド/スカラやコンロン/パリ・オペラ座の方が好きです。
私はカラヤン盤は知らないんですがベルリン・フィルの演奏はどうなんですか?

2010/3/15(月) 午後 0:30 [ 助六 ]

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>アームストロングの方がエルザらしいかも
でしょうね。エルザはグリュンマーもいいけど、私はまたしてもより知的なコントロールの利いたヴァルナイが圧倒的に好みです。知情のバランスが理想的で、考えられた鋭さもあるしエルザに相応しい声の純粋さも十分。ニルソンはもちろん素晴らしいけど、例によってあの怜悧な鋼鉄みたいな素材としての声が歌を支配してるのが最終的な感動を逆に妨げるようなとこがあって。
実際の舞台では色んなエルザにぶつかったけど、残念ながらこれといった歌唱に出会ったことがありません。難しいんですね。中では96年バスティーユのマッティラが印象に残ってますが、後は08年にシュヴァーネヴィルムスがヴァン・ズウェーデンの指揮の良さもあってまあ良かった程度。
今のローエングリン歌いでは、バリトナールなヴァーグナー・テノールとは正反対の白銀みたいな声のフォークトが格調高いディクションで素晴らしい。

2010/3/15(月) 午後 0:31 [ 助六 ]

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バイロイトの指揮者選択は昔も今も魔訶不可思議なとこがあるけど、この頃ネルソンがよく起用されてたのはどういう事情だったんでしょうね。86年にボンで「オランダ人」聞いたことがあって、しっかりした指揮ではあったんですが。

2010/3/15(月) 午後 0:32 [ 助六 ]

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そうですよね。ワーグナーの作品としては一番明るい響きがしますよね。アバドとドミンゴのウイーンでの演奏が成功していたのもそのためでしょう。カラヤン盤は後期作品風の解釈でそれとは正反対の解釈です。とにかく遅いのが特徴で1幕だけで70分以上かかっていたと思います。歌手も揃っていて良い演奏だとは思いますが私も最近はすっきり系の方に軍配を上げるようになりました。

ヴァルナイは43年のMETではエルザですが50年のMETでは早くもオルトルートに鞍替えしていますね。タンホイザーは48年のMETではヴェーヌス、55年のMETではエルザですね。

2010/3/16(火) 午後 11:07 [ たか改め「みんなのまーちゃん」 ]

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