|
サッカーの三浦選手が出ている缶コーヒージョージアのコマーシャルでラフマニノフの交響曲第2番が使われている。
Emil Gilels
Eugene Ormandy conducting the Philadelphia Orchestra
Live: New York City, December 27, 1966
http://www.youtube.com/watch?v=jSFfL9Vuf-I
http://www.youtube.com/watch?v=6X6wLXYRiao
私が学生時代に愛聴したラフマニノフの3番は実はこの演奏だ。当時評判だったホロヴィッツの1976年の有名なライブももちろん聞いていたが、FMで偶然エアチェックしたこの演奏の方が好きだった(ホロヴィッツは1951年盤の方が良い演奏だということはCD時代になってから知った)。VHD(←懐かしい!)でアルゲリッチとシャイーの演奏を聴くまではこのギレリスとオーマンディの演奏がマイベストだった。何とかレコードを手に入れたいとずっと思っていたのだが、西側のレーベルが正規に商品化したものではないようで手に入らなかった。恐らくアメリカでの放送音源をソ連でLP化したものだろう。ユーチューブにアップされているのを発見し思いがけず再び聞くことができた。
ギレリスには1955年のクリュイタンスとの録音もあってこれもなかなか良い演奏だと私は思うが、本人は出来映えに不満だったと伝えられている。音に芯が出てきて精神的に成熟した1966年のこの演奏はさらに素晴らしい。聴衆の喝采も盛大だ。ぜひ正規CD化を期待したい。
ラフマニノフはロシア革命後のソヴィエトには戻らなかったので、ホロヴィッツやルービンシュタインと異なりギレリスやリヒテルはラフマニノフと直接の親交はない世代になる。リヒテルのラフマニノフの2番がラフマニノフの自作自演やルービンシュタインの演奏と全く違うロマンティックなスタイルの演奏になっているのはそのためだと指摘する人もいる。
その点ギレリスの、あまり思い入れを入れない割り切ったピアニズムはむしろホロヴィッツやルービンシュタインのようなヴィルトオーゾ世代により近いように思う。ラフマニノフにはぴったりで、ギレリスの残したラフマニノフの演奏がそれほど多くないのが残念だ。
ユーチューブでクリュイタンスとの録音や、1949年のコンドラシンの録音も聞くことができる。前奏曲なども実演では結構演奏していたようだ。
http://www.youtube.com/results?search_query=gilels+rachmaninoff
|