こだわりクラシック Since 2007

12月までに移行します。コメントも手作業でコピーする予定です。

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プッチーニ:歌劇『蝶々夫人』

 レナータ・テバルディ(S:蝶々夫人)
 カルロ・ベルゴンツィ(T:ピンカートン)
 アンジェロ・メルクリアーリ(T:ゴロー)
 フィオレンツァ・コッソット(MS:スズキ)
 エンツォ・ソルデッロ(Br:シャープレス)
 ヴィルジリオ・カルボナーリ(Bs:神官)
 パオロ・ワシントン(Bs:僧侶)
 オスカー・ナンニ(Bs:ヤクシデ)
 リディア・ネロッツィ(MS:ケート・ピンカートン)、他

 ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団&合唱団
 トゥリオ・セラフィン(指揮)
 録音:1958年7月、ローマ、サンタ・チェチーリア音楽院
https://www.youtube.com/watch?v=5KUWoFQJoV4

 これも「ボエーム」同様にテバルディとベルゴンツィの組み合わせで指揮はセラフィンだ。この作品は蝶々さんが主役のプリマドンナオペラなので、テバルディはミミの時よりもぐっとスケールの大きい歌を聴かせ、蝶々さんの一途な強さを表している。

 ピンカートンという役は受け身の存在であまり主体的ではないが、ベルゴンツィの歌はその線から外れず出しゃばり過ぎることはない。癖の強いテノールではうまくはまらない役だと言えるだろう。スズキには豪華にもコッソットを起用しており2幕の花の二重唱は聞き物だ。シャープレスは脇役だが重要な役なので、これがもしバスティアニーニだったらさらに、というのは無い物ねだりか。

 この演奏も「ボエーム」同様、同じデッカがフレーニ主演のカラヤン盤を出していて、この演奏は割を食っている面があるように思う。カラヤン盤はフレーニの蝶々さんが素晴らしいがフレーニは恐らくこの役を舞台で歌ったことはなかったと思う。録音ならではの演奏を楽しめるのはCDの良いところだが、実際の舞台でも歌っている歌手の歌も聴きたいところだ。テバルディはMETなどでもこの役を歌っている。

 ベルゴンツィ追悼企画で久しぶりにこの演奏を聴いてみたが、テバルディのスケールの大きな蝶々さんは改めて素晴らしいと思った。この演奏も50年以上経っていて、オペラ対訳プロジェクトがユーチューブに音源をアップしている。

(追記)
デッカのプロデューサーだったカルショーの手記「レコードはまっすぐに」によると、この録音はプロデューサーが日程に十分な余裕を持たなかったことが原因で途中からは休憩なしで録り直しなしの一発録りで録音されたそうだ。それでも「素直な音楽家たちだった」ことが幸いして結果はうまくいったそうだ。ミラノフやステファノなどが相手だったらこうはいかなかっただろうとのことだ。

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これもLP時代の懐かしい録音ですが、久しく聞いておりませんので記憶が定かではなくなっています。
カラヤン盤が出るまでは、絶対的な定盤として君臨していたように思います。

演出面で、日本人には耐え難い舞台が多いのも困ったものです。
そんな中、今のところ私は、映画「イングリッシュ・ペイシェント」の監督であったアンソニー・ミンゲラが演出したMETの舞台映像が一番のお気に入りです。
これは涙なしには見れない舞台で、カラヤン盤映像とは大違いです。

あと、八千草薫さんがお若い頃にイタリアで撮影した映画版は、これは映像的に別格です。

2014/10/1(水) 午後 11:52 gustav_xxx_2003

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Gustavさんおはようございます。
ミンゲラ演出のMETの映像はいつ頃制作されたものですか?
歌手は誰でしょう? DVDで手に入ったら見てみようと思います。

森英恵がスカラで演出したものはまあまあ見られる舞台だったと思います。日本人なので当然と言えば当然ですが。

八千草薫の蝶々さんの映画はイタリアで撮影したのですか。当時としてはかなり本格的ですね。

2014/10/2(木) 午前 9:39 [ たか改め「みんなのまーちゃん」 ]

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うん、やっぱりセラフィンとテバルディはラボエームよりバタフライの方がいいですねぇ。
この録音には思い出があって、私は今でもバタフライは苦手なんですが、ある時ラジオつけたら3幕終わりが流れてきて、実に雄渾で殆ど叙事的な指揮、堂々たるソプラノ歌唱に思わず耳を引き付けられ、こういう感傷味など寄せ付けもしない恰幅の大きい演奏で聞くと、バタフライは傑作なんだと思わされ、誰かと思ったらセラフィンとテバルディというので納得したことがありました。
やはりこの2人こそヴェリズモ演奏の本来的姿、カラヤン、マゼール、シノーポリなんかは和声的色彩豊かな現代的演奏ではあるけれど、セラフィン聞いちゃうと小技に響くとこさえあると感じます。

2014/10/4(土) 午後 0:16 [ 助六 ]

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カラヤン、マゼール、シノーポリはちょっと粘りすぎでイタオペっぽくなくなってしまうのですよね。カラヤン盤はウィーンのオケとデッカの録音、それにパヴァロッティのピンカートンが良いのでやはり名盤には違いありませんが。

2014/10/4(土) 午後 7:14 [ たか改め「みんなのまーちゃん」 ]


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