こだわりクラシック Since 2007

12月までに移行します。コメントも手作業でコピーする予定です。

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Teresa Berganza - Carmen
Placido Domingo - Don Jose
Ruggero Raimondi - Escamillo
Katia Ricciarelli - Micaela
conductor - Pierre Dervaux
Paris, 1980
https://www.youtube.com/watch?v=dnGLBHN7BLE


DON JOSE' PLACIDO DOMINGO Tenore
ESCAMILLO RUGGERO RAIMONDI Basso
DANCAIRO ARMANDO ARIOSTINI Baritono
REMENDADO ERNESTO GAVAZZI Tenore
MORALES ORAZIO MORI Baritono
ZUNIGA JEAN LAINE Basso
CARMEN SHIRLEY VERRETT Mezzosoprano
MICAELA ALIDA FERRARINI Soprano
FRASQUITA ANTONELLA BANDELLI Soprano
MERCEDES PETRA MALAKOVA Mezzosoprano
アバド指揮スカラ座管弦楽団
演出:ファッジョーニ
装置・衣装:フルジェリオ
7,Dicembre ,1984 Teatro alla Scala
https://www.youtube.com/results?search_query=abbado+carmen+1984

 リーバーマンがパリ・オペラ座で行った業績の一つにアバド時代のミラノ・スカラ座との業務提携が挙げられる。助六さんの情報によるとパリ・オペラ座のストレーレル演出「フィガロの結婚」は81年5月にスカラ座のレパートリーに入れられ(指揮はなぜかムーティ)、逆にスカラ座が71年に同じくストレーレル演出で制作し成功を収めていた「シモン・ボッカネグラ」が78年にパリ・オペラ座でも上演された。

 今日取り上げるファッジョーニ演出、フルジェリオの装置・衣装による「カルメン」もその一環だ。助六さんの情報によるともともと77年にアバドがベルガンサとドミンゴ、クラウゼ、フレーニの主演でエディンバラ音楽祭で上演したプロダクションが80年にパリ・オペラ座でも上演され、その後84年12月にミラノ・スカラ座に持ち込まれた。パリでの指揮はアバドが急病になったため(仮病説もあるが)デルヴォーが代わりに振った。スカラ座のプレミエはドミンゴとライモンディはパリと変わらないが、カルメンがヴァーレットに、ミカエラがフェラリーニに替わっている(カルメンはバルツァとのダブル、ホセはカレーラスとのダブルだった)。

 いずれも画質が非常に貧しい映像で、特にスカラ座の方はパリ・オペラ座の上演と基本的に同じ舞台と演出だということがかろうじて分かるに過ぎない。フルジェリオの色彩的で明暗のコントラストがついた装置と衣装は美しい。ファッジョーニの演出は基本的にオーソドックスだが、各幕の出だしにホセが舞台脇に登場し、ホセの回想という趣向になっているのが特徴だ。

 歌はパリ・オペラ座のベルガンサが比較的上品なカルメンなのに対して、スカラ座のヴァーレットはマクベス夫人なども歌う歌手だけにぐっと雰囲気は変わる。アバドとベルガンサは先日紹介したセヴィリアの理髪師で共演して以来の盟友だ。1977年のエジンバラ音楽祭と80年のパリでの上演ではベルガンサが主演したのに関わらず、スカラ座では全然タイプが違うヴァーレットというのは少々意外だ。

 パリ・オペラ座のデルヴォーもベテランらしい指揮ぶりだが、ここはさすがに80年代のアバドの方が勢いがある。スカラ座がカルメンを上演することも比較的珍しくこのアバドの公演は1974年(コッソットとゲッダの主演、指揮はプレートル)以来10年振りだった。アバドが振ったフランスオペラはカルメンとドビュッシーのペレアスとメリザンドの2つしかないと思う。ちなみにアバドは1988年から1991年にかけてウィーンでもカルメンを8回だけ振っている。いずれもカルメンはバルツァで、演出はクライバーも指揮したゼフィレッリのプロダクションだ。ホセはカレーラスかルイス・リマが歌っている。
http://db-staatsoper.die-antwort.eu/search/person/108/work/29

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パリ収録の方は見た事がありましたが、スカラ座でも撮られているのですね.初めて知りました.後ほど時間のある時にゆっくり聴きたいと思いますが、序曲でも頭の拍にアクセントをつけてタメを作るのがアバドらしく、彼の良き時を思わせます.

ヴァーレットはご指摘のマクベス夫人を同年9月にパリのアントワーヌ・ヴィテーズ新演出で歌っていて、古い録画を見ましたが印象的でした(収録日はブルゾン・市原多朗・…).

パリとラ・スカラの制作交換がどれくらいあったのかはスカラのアーカイヴを調べれば分かるのでしょうが、他にルル(シェロー版)とヴォツェック(ロンコーニ版.見てみたいのですが録画はないのでしょうかね…)が1979年5月30日・6月1日(・3日).ルルは初演したばかりのツェルハ補筆完成3幕版で、題名役がストラータスからズラフカ・タスコヴァ(翌年だったかにギーレンのフランクフルト歌劇場でこの版のドイツ初演)に替わっています.これはブーレーズがスカラ座でオペラを指揮した唯一の機会です.

2014/10/3(金) 午前 1:53 [ M. F. ]

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M.F.さんこんばんは
私もスカラ座の方は今回調べてみて初めて知りました。もう少し良い画質で見られればよいのですが。ユーチューブに断片でちょっとだけ上がっている映像の方が画質は良いようです。

スカラ座のアーカイブもウィーンのように公開されていると良いのですが。もしそのあたりの情報があればご教授下さい。

2014/10/3(金) 午前 5:10 [ たか改め「みんなのまーちゃん」 ]

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私はアバド/LSOの録音で、初めてオペラ・コミック版「カルメン」を聞きました。
それまでグランド・オペラ・スタイルしか知りませんでしたので、新鮮でしたねぇ。
この頃のアバドは、ウィーン、スカラをまたにかけて絶頂期ではなかったでしょうか。

Youtubeには多数の海賊版オペラ映像がアップされておりますが、年代的なこともあって画質・音質が貧弱なものが多く、どうも最後まで付き合うことがありません…

2014/10/3(金) 午前 7:00 gustav_xxx_2003

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このアバド/ファッジョーニ/ベルガンサによるカルメンは元々77年8月にエディンバラ音楽祭で出たものでしたね。プレミエのキャストは他にドミンゴ、クラウゼ、フレーニでDG録音はこの上演に基づいた制作でした。
スカラにとってのトラヴィアータと同じでパリにとってカルメンはアイデンティティに関わる特別な演目ですから監督にとってはリスクをはらむわけで、リーバーマンも躊躇を重ねカルメン空白期が10年に達してようやくこのエディンバラのプロダクション導入を決めたそうです。
アバドは78年10月にパリ・オペラ座ガルニエ劇場でスカラ・プロダクションのシモンを振りますが、オペラ座オケに非常に不満で「金輪際振りたくない」とか言ったそうで、実際にそうなりましたね。79年5月にはスカラ・プロダクションのロンコーニ演出ヴォツェックがアバド指揮でガルニエに来ましたが、オペラ座オケ起用ではなくスカラの引っ越し公演の形になったのはそのせいだろうと言われます。

2014/10/3(金) 午前 10:37 [ 助六 ]

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この80年のオペラ・コミックでのカルメンもアバドのキャンセルの本当の理由はオペラ座オケを振りたくなかったせいだろうと疑われてますね。
ブーレーズ指揮シェロー演出ルルのスカラ公演にはパリ・オペラ座オケが同行しましたね。
私はオペラ・コミックでこのカルメンの再演を82年12月に見たことがあります。ベルガンサは歌ってくれましたが、ホセは誰かの急な代役でヴァンゾー(スタイリッシュで素晴らしいかった)、エスカミリョはアクの強いニムスゲルン、指揮はガルシア・ナバロで煽り立てるだけのポンコツ(派手なブー喰らってた)。ベルガンサは素晴らしかったものの全体としてはアンバランスな上演でした。演出は平凡でフリジェリオの装置の方が前面に出たプロダクションだったと思います。
この頃のベルガンサは最盛期で、日本で聞いたリサイタルも見事でしたね。品で固めた裏からチラリとパトスと色気が浮き出る感じで。

2014/10/3(金) 午前 10:38 [ 助六 ]

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このカルメンのプロダクションは基本的にアバドとベルガンサのために作られたものですから、確かに84年12月のアバド指揮スカラ上演がベルガンサとは正反対のスタイルのヴァ―レット主演というのは奇妙ですね。スカラでこのファッジョーニのプロダクションが出たのは84年12月が初めてですからヴァ―レットがスカラのプレミエ・キャストということになりますね。85年1月の後半キャストはアバド指揮のままバルツァとカレラスでした。アバドはスカラの79年のマクベスにもヴァーレットを起用して成功してますからロジックでもありますが。
ベルガンサはそういうわけでスカラでカルメンを歌ったことは一度もありません。
ヴァ―レットは86年くらいにパリでオケ伴のオール・ヴェルディ・リサイタルを聞いてそのヴェルディ歌いとしての実力に瞠目したことがあります。90年3月のバスティーユ開幕公演のトロイアの人々でディドンを歌った時は残念ながらもう声がありませんでした。

2014/10/3(金) 午前 10:41 [ 助六 ]

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84年のパリでの市原のマクダフ歌唱は仏人常連に強い印象を残していて、「あんな美しいマクダフは他に聞いたことがない。彼はどうしちゃったんだ」と複数回訊かれたことがあります。
86年に再びブルゾンと共演したオランジュでのマクダフと並んで、彼の頂点だったみたいですね。
デルヴォ―は最晩年の90年頃に一度だけ仏国立管を振った幻想+レリオを聞いたことがあります。この時もプレートルの急な代役でしたが、余計な強調はまったくせずギラつくところ皆無なまま悠然たる頂点を作り出す巨匠芸で強く印象に残ってます。
スカラのアーカイヴ:
ttp://www.archiviolascala.org/ricerca/

2014/10/3(金) 午前 10:45 [ 助六 ]

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Gustavさんこんばんは
実は私もアバドの全盛期は70年代から80年代なのではないかと思っています。90年代がちょっと緩くて病気から復帰してからまた良くなった感じです。
私はオペラコミック版を先に聴いた世代なのでレチタチーボ版を聴いたときはちょっとぎょっとしました。

このカルメンの映像は粗いですが、全体的に見てユーチューブの画質は良くなる傾向にあると思います。可能であればネット対応のテレビかブルーレイレコーダーを使ってテレビで見た方が見やすいと思います。長いオペラをパソコンで見るのは辛いので最近はもっぱらテレビで見ています。

2014/10/3(金) 午後 6:16 [ たか改め「みんなのまーちゃん」 ]

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助六さん詳しい情報ありがとうございます。
エジンバラの初演はドミンゴ、クラウゼ、フレーニですか。DG盤とはかなり違うキャスティングですね。

この映像がスカラ座でのプレミエというのも意外です。てっきり再演かと思いました。パリのプレミエから随分時間が経っていますね。ベルガンサは歌っていないというのも意外です。アバドはアイーダでもアーロヨを使っていましたし黒人系のソプラノとコネクションがあったのかもしれません。

スカラ座のアーカイブありがとうございます。さっそくリンク集に追記しました。イタリア語は全然分かりませんが見よう見まねで使ってみます。

2014/10/3(金) 午後 6:26 [ たか改め「みんなのまーちゃん」 ]


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