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R.シュトラウス:
・交響詩『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』
・交響詩『英雄の生涯』
バイエルン放送交響楽団
ロリン・マゼール(指揮)
録音:1996年(デジタル)
ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずらもCDの1曲目に置くべき作品だと思う。この曲を英雄の生涯と組み合わせているCDは他にも数種類あるが、ティルの方を1曲目に置いているCDは私の知る限りこのマゼール盤とバレンボイム盤の2種類しかない(厳密には朝比奈のライブCDもあるがこれは朝比奈の没後に商品化されたもので演奏者の意図によるものではない)。
英雄の生涯の満ち足りたフィナーレの後に聞くべき音楽が何かあるだろうか? ここでティルの愉快な音楽が流れていくるのはおかしくはないだろうか? 演奏会なら当然ティルの方が先に演奏されるだろう。同じ曲の組み合わせでも曲順が違うだけでこのように印象も意味合いも違ってきてしまうのだ。
演奏もマゼールとR.シュトラウスの相性の良さを示す好演だ。77年のクリーブランドとの英雄の生涯も評判をとった演奏だが、ここではここぞというところでぐっとテンポを落とすマゼール節がより顕著に出ていて全体の演奏時間も長くなっている。ネットでは「けれん味が嫌い」という評価も一部ではあるようだ。しかし私はむしろマゼールであればさらに大胆なデフォルメを期待していたところだ。彼としてはむしろ素直な表現で曲想の方を大事にした演奏だと言えるだろう。この10年後の演奏も聴いてみたかった。
なお余談だが、マゼールの英雄の生涯は83年の来日ライブがニコニコ動画で聴けるようだ(音だけ)。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm18264607
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98年にマゼールとバイエルン放送がシャトレに来演し、2晩コンサートをやってくれました。1晩目はマラ9、翌晩はオール・シュトラウスで、私はマゼールもバイエルン放送響も大好きですし、願ってもないプログラムで楽しみにして出かけましたが、両晩とも意外にマゼール節は不発の上深みもなく、ちょっと失望ものでした。
それでシュトラウスの晩は前半がツァラトゥストラ、後半はティルとばらの騎士組曲でした。
コンサートで最初からいきなりツァラトゥストラには面喰いましたが、まあマゼールらしいケレンとも言えるし、前半で大曲を構えて聞き、後半は愉快物をくつろいで楽しむというのも悪くありませんでした。
確かにツァラトゥストラの直後にティルでは瞑想の後のダジャレみたいでギャフンですが、コンサートでは休憩が入って気分が変わりますから、違和感なかったです。
2014/12/4(木) 午前 10:15 [ 助六 ]
助六さんお久しぶりです。お返事が遅くなって済みません。
コンサートのしょっぱなでツァラトゥストラですか(笑)
あまりにもマゼールっぽいプログラミングですね。
確かに休憩を挟めばティルもありえますね。
2014/12/11(木) 午後 6:47 [ たか改め「みんなのまーちゃん」 ]