こだわりクラシック Since 2007

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チェロ:Peter Wopke
ピアノ:ヴォルフガング・サヴァリッシュ
1985年
(ARTS ART47360-2)


やはりオペラやオーケストラネタの方がアクセスは多いようだ。チェロソナタというジャンルは渋いのだろうか? その中でもこの曲はさらに渋いが、でもこれはぜひ紹介しておきたい。あまり取り上げなられないからこそ取り上げる意味があるのだ、と(勝手に)前向きに解釈することにしよう(笑)。お付き合い下さい。

またしてもR.シュトラウスだ。私のこの作曲家への偏愛がバレバレで少々恥ずかしい気すらするが、なぜか私と性が合うようだ。作品6という非常に若い番号が与えられている。作品18のヴァイオリンソナタはこの曲よりももう少し演奏の機会が多いと思うが、いずれもだいたい同じ時期の20歳前後の作品だ。

R.シュトラウスという人は、室内楽から作曲を初めて、管弦楽を書き、最後にオペラを書くという人生設計(?)をイメージしていたようで、室内楽作品の多くは1880年代前半のものである。後期の作品のような壮大な響きがしないのは当然としても、どうしてなかなか達者に書けた作品だと思う。天才の片鱗を感じさせるには十分だろう。

へ長調という調正はチェロソナタに向いているようでベートーベンの1番、ブラームスの2番と一緒だ。そういった過去の作品を意識しつつも「なかなか上手く書けているだろう?」と言わんばっかりの(良い意味での)気負いを感じさせるところは彼の後年の作品と共通する。ブラームスの作品と続けて聞いても違和感はないし、実際1枚のディスクにカップリングしている演奏もあるようだ。若書きと言って片付けてしまうには惜しい作品だ。

私が昔から聞いているのはこのディスクだ。サヴァリッシュが監修し何年か越しで完成したR.シュトラウスの室内楽全集(CD8枚組)に収録されている。サヴァリッシュがR.シュトラウス協会の例会で「ぜひ聴いてほしい」と自信にあふれた顔で言っていたのを覚えている。本当にいい時代だった。日本でのR.シュトラウス作品の普及に大きな貢献を果たしたマエストロに感謝!

http://home.att.ne.jp/apple/r-strauss/history.htm

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