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トゥリッドゥ・カニオ : プラシド・ドミンゴ(二役)
サントゥッツァ : フィオレンツァ・コッソット  
アルフィオ : アッティリオ・ドラーツィ 
ネッダ : エレナ・ヌンツィアータ  
トニオ : ベニート・ディ・ベッラ
シルヴィオ : ロレンツォ・サッコマーニ 他
オリビエロ・デ・ファブリティース指揮NHK交響楽団
演出 アントネルロ・マダウ・ディアツ
(1976年9月5日)
http://jp.youtube.com/results?search_query=Cavalleria+tokio+1976&search_type=&aq=f
http://jp.youtube.com/results?search_query=pagliacci+tokio+1976&search_type=&aq=f

サントゥッツァ…エレーナ・オブラスツォワ(メッゾ・ソプラノ)、
トゥリッドゥ…プラシド・ドミンゴ(テノール)、
アルフィオ…レナート・ブルゾーン(バリトン)
ネッダ(コロンビーナ)…テレサ・ストラータス(ソプラノ)、
カニオ(パリアッチョ)…プラシド・ドミンゴ(テノール)、
トニオ(タデオ)…ホアン・ポンス(バリトン)、
シルヴィオ…アルベルト・リナルディ(バリトン)他
ミラノ・スカラ座管弦楽団・合唱団、
指揮:ジョルジュ・プレートル、
監督:フランコ・ゼフィレッリ
収録:1982年
http://jp.youtube.com/results?search_query=I+Pagliacci+-+Pl%C3%A1cido+Domingo+Part&search_type=&aq=f
http://jp.youtube.com/results?search_query=Cavalleria+Rusticana+-+Pl%C3%A1cido+Domingo+Part+&search_type=&aq=f

トゥリッドゥ・カニオ…プラシド・ドミンゴ(テノール)二役、
サントゥッツァ…トロヤノス(メッゾ・ソプラノ)、
アルフィオ…Vern Shinall(バリトン)
ネッダ(コロンビーナ)…テレサ・ストラータス(ソプラノ)、
トニオ(タデオ)…ミルンズ(バリトン)他
メトロポリタン歌劇場管弦楽団・合唱団、
指揮:レヴァイン
演出:フランコ・ゼフィレッリ
1978年4月5日
http://jp.youtube.com/results?search_query=Pagliacci+Domingo+1978&search_type=&aq=f
http://jp.youtube.com/results?search_query=domingo+cavalleria+1978&search_type=&aq=f


今日は久し振りにイタリアオペラを取り上げよう。NHKが8次に渡って招へいしたイタリア歌劇団の公演が日本におけるオペラの普及に大きな役割を果たしたことは言うまでもない。1956年の第一次はデルモナコの不参加(13歳の少女と駆け落ちしたため来日できなくなったという話があるらしい)によってやや小粒の公演となったが、デルモナコとゴッビが揃った第二次のオテロ、デルモナコとテバルディによる第三次のアンドレア・シェニエなどは今聞いても大変スリリングだ。

そのアンドレア・シェニエや第四次(1963年)の西部の娘や、第五次(1967年)のドンカルロ、第六次(1971年)のファボリータ、第八次(1976年)のアドリアナ・ルクブルールとシモン・ボッカネグラは日本初演だったという点でも意義は大変大きい。
(NHKイタリア歌劇団の公演記録)
http://users.catv-mic.ne.jp/~tenpyo/record1.htm

イタリア歌劇団の最後の公演となった1976年の第8次公演ではカバリエとコソット、カレーラスがアドリアナ・ルクブルールに、ギャウロフ、カプッチルリ、リッチャレルリがシモン・ボッカネグラに、ドミンゴとコソットがこのカヴァレリア・ルスティカーナ+道化師の公演に参加した。カヴァレリア+道化師は4回上演され、9月2日と5日の2回は初来日のドミンゴが1人2役を演じた(7日と9日は道化師にのみ出演した)。

私はまだ小学生だったのでオペラを見るという習慣を持ち合わせていなかったが、ドミンゴの1人2役が大きな話題になったことや、インタビューで同年12月にクライバーとスカラ座でオテロを演奏することをとても楽しみにしていると述べていたことはFM雑誌の記事で良く覚えている。

2日目の公演を記録したこの映像はBSで1996年1月に再放送されたことがあるのだが私は録り損なっていたのでDVD化を待っていたものだ。国内では出ていないのでVAIのこのDVDはひょっとしたら放送を録画した海賊盤ではないかと心配したのだが、NHKからの正規ライセンスによるもので画質は良好だ。この時代の映像の多くがそうであるように日本語字幕は焼きついた状態のままだ。

音声は残念ながらFM放送音源によるステレオ化は行われていないが鑑賞には問題ない。同年のシモンボッカネグラは国内でDVD化されているのにこの演奏はなぜ国内では発売されないのだろうか?
(NHKイタリア歌劇団の放送記録)
http://users.catv-mic.ne.jp/~tenpyo/8496tv.htm

ドミンゴのカバレリア+道化師はゼフィレッリによる1982年制作のオペラ映画がLD時代から大変有名だ。ドミンゴは他にも蝶々夫人、トスカ、椿姫、カルメン、オテロなど70年代から80年代にかけて多くのオペラ映画に出演している。特にカバレリア+道化師と椿姫、オテロは巨匠ゼフィレッリの作品だがその中で最も成功したのはこのカバレリア+道化師だと私は思う。ヴェリズモオペラだけあって映画のリアリスティックな表現がぴったりくる。両作品ともユーチューブでほとんど全部見ることができるようだ。

ドミンゴは映画だけでなく生の舞台でのライブ映像も75年のロンドンの仮面舞踏会、78年のウイーンのトロヴァトーレ、78年のウイーンのカルメンなど70年代の映像が数多く商品化されている点もパヴァロッティやカレーラスと異なる点だ。パヴァロッティの70年代以前の映像は79年のボエーム(スカラ座)の海賊盤を除けばヴェルディのレクィエム(カラヤンとアバドの2種)があるぐらいだし、カレーラスの70年代以前の映像も78年の運命の力(スカラ座)の海賊盤ぐらいだろう。(と思ったら、東京での73年の椿姫と76年のアドリアナ・ルクブルールも正規DVD化されていることを発見した!近く報告したい)

ドミンゴのカバレリアと道化師は生の舞台の映像がなぜかこれまでなかっただけに今回のDVDは歓迎される。70年代のドミンゴの声はまだ比較的リリックなので道化師は80年代の声の方がしっくりくるかなとも思ったが、カバレリアの方はコソットの熱唱ともども楽しめた。舞台は簡素だが、この両作品はもともと片田舎の舞台設定なのでそんなに違和感はない。日本人による合唱の質は初期のイタリア歌劇団の公演よりも格段に向上している。

コソットのサントゥツァも当たり役で硬質な美声にピッタリの役だ。カラヤンとの録音と映画(演出はストレーレル、監督はカラヤン)は大変有名だが、ライブの映像はこれまでなかった。映画は細かい演技をつけられるよさがあるが、ライブでの迫力は別の意味で真に迫るものがある。
(カラヤンとコソットの映画)
http://jp.youtube.com/results?search_query=CAVALLERIA+RUSTICANA+karajan&search_type=&aq=f

東京公演の2年後の1978年にドミンゴはメットでも1人2役の偉業を達成している。カヴァレリアはトロヤノスとの共演、道化師はストラータスとミルンズの共演で指揮はレヴァインだ。演出はゼフィレッリなので映画版との違いが興味深い。これも正規映像で見てみたいものだ。2枚の写真はそのときのものだ。

1985年のウイーンでの道化師(共演はコトルバスとマヌグエラ)も映像があるようだ。何と演出はポネルなのでぜひ見てみたいのだが、現在までに商品化されているのは音声のみだ。この時のカヴァレリアは誰が歌ったのだろう? この時もドミンゴの二役だったのだろうか?
http://www.youtube.com/results?search_query=cotrubas+pagliacci&search=Search

Borowskaと共演した1993年のウイーンでの道化師もある。演出はやはりポネルのようだ。
http://jp.youtube.com/watch?v=IJvDqKfbuq8

ユーチューブではさらに1998年のラヴェンナでの道化師も見ることができる。ドミンゴはカバレリアのトゥリッドゥを歌うのは80年代で止めてしまったようだが道化師のカニオは90年代後半まで歌っていたようだ。振られ役のカニオよりプレイボーイのトゥリドゥの方が色男のドミンゴには合っているように個人的には思うのだが、本人はカニオの方が好きな役なのかもしれない。
http://jp.youtube.com/watch?v=yg1acgDX4fY

しかし1994年のメトの映像ではドミンゴが出ているのはプッチーニの外套のみで道化師(映画同様にゼフィレッリ演出でストラータスとポンスの共演)のカニオはパヴァロッティが歌っている。
http://jp.youtube.com/results?search_query=pagliacci+pavarotti+1994&search_type=&aq=f

ウイーンのポネルの舞台では1990年にカレーラスが歌った映像もあって、同じ舞台なのに雰囲気は全く異なる。トニオはカプッチルリ、ネッダはニコレスクだ。これもぜひ見てみたい映像だ。
http://jp.youtube.com/watch?v=WovyCXPEWXc&feature=related
http://jp.youtube.com/watch?v=wJ9rQeQZhx4

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